Ambrosus元CEOが仕掛けるMoonRabbit🐇
長寿医療の研究、商業化のソリューションのためにWeb3.0やブロックチェーン技術を提供するMoonRabbitについて紹介する記事です。なお本記事は、紹介した企業・クリプトへの投資勧誘、投資助言を目的としたものではありません。
MoonRabbitとは
Website : https://moonrabbit.com
Twitter : https://twitter.com/moonrabbitAZ
Announcement channel : https://t.me/moonrabbitchannel
Github : https://github.com/MoonRabbitAZ
日本語コミュニティ:https://t.me/moonrabbitJP
MoonRabbitはAngel Versetti氏が立ち上げたブロックチェーン技術を利用して長寿医療を加速させようとするモナコを拠点とするプロジェクトです。2010年代の「ブロックチェーン(暗号資産)」と、2020年代の「長寿医療」という2つの革命的な目がトレンドを統合させ、加速させることを目的としています。
MoonRabbitはSubstrate上に構築されており、Polkadotと同じフレームワークであり、EVMによってEthereumとの互換性を持ちます。このネットワーク構造を使用して、Longevity DAOを形成することを目指しています。このLongevity DAOでは、長寿医療に関する知的財産の研究開発の管理と資金調達を目的としています。現在、このDAOに参加する関係企業を広く募っています。なお、暗号資産とバイオテクノロジーの市場企業は2021年4-5月時点で比較するとほぼ同じ規模で約2.5兆ドルです。(暗号資産の市場規模は2021年8月現在では、約1.6兆ドルまで下落しています。)
創業者Angel Versetti氏について
Angel Versetti氏は、サプライチェーンのブロックチェーン管理を行う分散型プラットフォームAmbrosusの元共同創設者兼CEOです。Ambrosus以外にも多くの企業のCEOを務めたり、多くのブロックチェーンプロジェクトに投資を行っている投資家でもあります。それら業績が認められ、Forbes 30 under 30(金融部門)にランクインしたこともあります。
また。ブロックチェーンに関わる以前は、国連でASEANや日本関係の仕事を行っており、MoonRabbitにも日本をはじめとするアジアからのインスピレーションを受けた影響が見受けられます。そんなAngel Versetti氏は幼い頃より、不老不死を夢見ており、念願叶ってMoonRabbitをローンチしました。MoonRabbitは「月の兎」という伝承が由来となっています。
MoonRabbitとLongevity DAOローンチにあたっては、2021年6月30日- 7月2日にモナコで開催されたRitossa 15th Global Family Office Investment Summitで正式に発表され、多くの投資家から協力を得たようです。公表されている主要な投資家は、Goldsworth Capital, Metachain Monaco, Distributed Ledger Solutions, Dogecoin Foundation, Doge Inc、その他モナコ、ドバイ、シンガポールのエンジェル投資家です。
参照:https://cryptopotato.com/moon-rabbit-longevity-dao-is-officially-launched/
ネットワーク構造
MoonRabbitのネットワーク構造のことを「安居財閥(AngoZaibatsu)」といいます。安居財閥の名前の由来は、日本語の暗号資産の「暗号」と仏教用語の「安居」(意味:仏教徒が一定期間集まって集団で修行すること)がかけられており、日本のかつての財閥のように影響力を持ちたいという願いが込められているとのことです。このMoonRabbitのネットワーク内には6つの役割が存在しています。
①Mount Olympus(メインネット)
JurisdictionやTempleの機能を保証し監督する役割を果たします。このMount OlympusによってAAAトークン(総発行数:8,888,888,888,888)が管理されています。
②Jurisdiction(管轄区域)
MoonRabbitと接続して独自のネットワークを構築することができます。Polkadotエコシステムでいうところのパラチェーンと同じ役割を果たします。Jurisdictionになるためには、セキュリティデポジットとしてAAAトークンを一定数ロックする必要があります。初期段階では最大10個のJurisdictionの接続が予定されています。
③Scribes(書記)
Scribesは、Jurisdiction内で任命されるネットワーク管理者のことを指します。JurisdictionはMoonRabbitと独立したネットワークや独自のトークンを発行することができるので、それぞれのブロックチェーンのトランザクションを管理するノードが必要とされます。
④Temple(神殿)
Templeは、Mount Olympusの管理者と考えるといいでしょう。つまりバリデータノード(検証者)です。Templeになるためには、セキュリティデポジットとトラストデポジットをロック(ステーク)する必要があります。初期段階では最大5個のTempleの接続が予定されています。
⑤Congregations(会衆)
Congregationsは、Templeに対してAAAトークンをステーク(神託)することができます。つまり、デリゲータ(委任者)です。
⑥AAAトークン($AAA)
AAAトークンはMoonRabbitのネイティブトークンです。現在、AAAトークンは、Ethereum(ERC20)、Binance Smart Chain(BSC)、Substrate(メインネット)の3種類で発行されています。今後は各チェーンをつなぐブリッジを開発予定で、最終的にはメインネットに統合されていくかと思います。なお、AAAトークンのティッカーは、すべての取引所やリストにおいて一番最初に表示させて、視認性を高める目的で設定されています。
AAAトークンの機能
・ネットワーク内の手数料
・ガバナンス投票への利用
・Longevity DAOに対する支払いや資金援助に使用
・Jurisdiction, Templeになるために必要
今後について
2021年8月のロードマップが公開されているので、ピックアップして紹介します。
コミュニティ
・日本、中国、韓国、東南アジアコミュニティの立ち上げ
・各国コミュニティでのAMAの開催
・Memeコンテストの開催
・BSCホルダーへの補償
開発
・Jurisdictionのローンチ
・Webサイト V 2.0
・Githubでコアコードの公開
・EthereumとSubstrate間のブリッジの公開
・開発者ポータルのローンチ
・MoonRabbit Accelerator Launchのローンチ
ビジネス
・サードパーティー製ウォレットとのパートナーシップ
・CEXへの上場
・長寿医療関連のパートナーシップ
MoonRabbitは7月下旬にトークンローンチされたばかりのプロジェクトです。壮大なスケール感を持つ野心的なプロジェクトであることは間違いないですが、まだまだ全貌が明らかになっていないのも否めません。この8月のロードマップをどこまで遂行できるかも注目が集まるかと思います。
また、今後各国のコミュニティもこれから本格的に始動していくことが予想されます。日本のコミュニティもテレグラムで運営されているので、ぜひご参加ください。
日本コミュニティ:https://t.me/moonrabbitJP
最後まで読んでいただきありがとうございました。
執筆者:ビニール
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