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バクー・ファイナンス・ゴールとは?
BFGの目標は、気候変動対策における資金不足を補い、特に発展途上国や小島嶼国(Small Island Developing States)など、最も影響を受ける国々を支援することにあります。具体的には、2035年までに先進国が少なくとも年間3000億ドルを動員することが求められており、これは以前のドラフトからさらに500億ドル上積みされたものです。この金額の引き上げは、COP29議長国であるアゼルバイジャンが48時間にわたる集中的な外交努力を経て実現したものです。
さらに、この目標は資金の透明性とアクセスの向上にも配慮され、資金が最も必要とされる国々に確実に届く仕組みを保証しています。
画期的な成果:Article 6の合意
COP29では、長年議論が停滞していたArticle 6(パリ協定に基づくカーボンマーケットの仕組み)にも進展がありました。この合意により、規制に適合したカーボンマーケットを通じた資金の流れは、2050年までに年間1兆ドルに達する可能性があります。また、各国の気候計画(NDC)の実行コストを年間2500億ドル削減する効果も期待されています。
これらの動きは、BFGと組み合わさることで、グローバルな気候資金の流れを再編成し、発展途上国への投資を大規模に拡大する可能性を秘めています。
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