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ヒューストンで世界のエネルギーリーダーが集結、グローバルエネルギーの変革を推進


第52回Gastechがヒューストンで本日開幕し、「ビジョン、革新、行動によるエネルギーの変革」をテーマに掲げました。世界はネットゼロを目指す過渡期にあり、Gastechはエネルギー業界全体のリーダーが協力し、革新を進め、安定したエネルギー転換を実現するための不可欠なプラットフォームとして注目されています。今回の展示会では、特に水素、クライメイトテック、AI、海運・海洋分野に焦点を当て、エネルギーセクター全体をカバーする特別なカンファレンスが用意されています。

Gastechは、天然ガスやLNGの役割を通じて、エネルギー安全保障と排出削減を推進するために、産業リーダー、政策立案者、エネルギー専門家が集い、議論を深める場となっています。初日には、業界のトップリーダーが登壇し、天然ガスとLNGがエネルギー安全保障と排出削減に果たす重要な役割について熱心に議論しました。同時に、包括的なエネルギー移行を推進するための課題と機会が共有されました。

エネルギー転換への展望を語る主要パネルディスカッション

初日のハイライトは、エジプト、インド、トルコ、ナイジェリア、アメリカの閣僚が集まった初の閣僚パネルでした。地政学的な不確実性が増す中、供給チェーン全体を保護する必要性が強調され、インドの石油・天然ガス大臣であるハルディープ・シン・プリ氏は、エネルギーの供給確保、手頃な価格、そしてグリーン転換の飛躍的な進展を同時に達成する「トリレンマ」に対処する重要性を訴えました。


産業リーダーの声


チェニエールエナジー社 CEOのジャック・フスコ氏は、「エネルギー移行の結末において、正しい結論に達し、すべての人々と未来のために公正かつクリーンな移行を実現できると確信しています」と述べました。


FERC(連邦エネルギー規制委員会)のデビッド・ロスナー委員は、「AIやイノベーションに支えられたデータセンターが増加し、新たな雇用も生まれています。しかし、前進を続けるためには、超党派の政策立案が不可欠です」と指摘しました。


コノコフィリップス社のCEO ライアン・ランス氏は、エネルギー産業が経済の成長を左右する重要な指標であると強調し、「特にガスが新技術やAIにおいても経済全体の変革において重要な役割を果たすでしょう」と述べました。

展示会で未来のエネルギーを見据えた革新が紹介

Gastechの展示会は、5つのホールにわたり、数百の国内外の企業が参加する大規模なイベントです。特に拡大された水素、クライメイトテック、AI分野の展示エリアでは、持続可能なエネルギー未来を実現するための技術革新が紹介されました。シェブロン、エクソンモービル、メキシコパシフィック、シェルなどの業界の巨人たちは、エネルギー分野での脱炭素化を加速させるために、この場で新たなビジョンを共有しています。


Gastechガラディナーでは300名のリーダーが集結

昨夜のガラディナーには、アメリカ第43代大統領ジョージ・W・ブッシュ氏と第22代国防長官ロバート・ゲーツ氏が出席し、300名の業界リーダーを前に講演しました。ブッシュ元大統領は、テキサスのエネルギーハブとしての発展や、エネルギー資産がアメリカだけでなく世界の繁栄に寄与している点について語りました。

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Tokyo⇄シリコンバレー AI,クライメートテック Web3 -武富正人
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