メタファーを完走した感想を書きます(激ウマギャグ)
まえがき
昨日の配信で、メタファーのエンディングを見た。
いや~、面白いゲームだったし、なんだかんだ1ヶ月近く遊び続けたゲームだから喪失感がすごい!
なので、あらためてここで色々書いていこうかなと思う。なお、俺は好きなゲームほど不満点を上げるタイプの人なのでネガティブめの感想になる。そういうの嫌な人は読まないことを強く推奨。
ここから下はネタバレの嵐なので、大丈夫じゃない場合はゲームをクリアしてから読んでください。
ストーリー ★★★☆☆
良くも悪くも王道だったな、という感じ。ただ、所々で尺都合なのかなという感じの展開があったのが気になった。
特に主人公が競技会に参加するとこ。とにかく唐突に「そうだ、魔法の設計書があるかもしれない!根拠ゼロだけど!」と言い出してくるのは流石に無理があるだろと思ってた。せめて別件で誰かが設計書作ってたとかそういう話の流れが欲しかった。別の設計書なんてその後一切出てこなかったし。つーかルイが設計書持ってたのにももうちょっと理由があってよくないか?なんかミスリードのためだけの存在って感じで違和感。
…というかジュナ仲間になるまでの展開がかなり強引気味だったなとは思う。後半でストロールが「綱渡りだったな」って振り返ってるけど綱渡りっつーかホント運が良かっただけっつーか。
あと遺跡のアレもまぁ、主人公の読んでる本が露骨に現代モチーフなだけに、そういう理由付けはしてくるだろうな…とは思ってた。
ただ、そんな序~中盤の展開から一転、終盤からの展開は面白かった。呪いをかけた犯人、モアの正体、ルイの過去、主人公について…などなど。とはいえ真の王の魔法のまわりのメタネタについては賛否ありそうな気はする。俺も嫌いじゃないけど…うーん、そこに理由つけるなら他のとこにも理由つけてほしかったなって感じ。
ゲームシステム ★★★★☆
なんというかアトラスらしいシステムで、自由度は高いけどうまく編成を組まないと勝てないよ、みたいなシビアな難易度は嫌いじゃなかった。
とくに楽しかったのは灼熱を食らいし者との戦闘。やっぱああいう、頭を悩ませながらやる戦闘が一番楽しい。でも結局、ドラゴン装備の火無効化と魅了化耐性アクセサリであっさり攻略できちゃうのはなんかもったいなさを感じた。
あと、終盤のボスは弱点をつくと行動が増えるシステムがただ敵に利するだけの仕様になっていったのはもうちょっとなんとかならなかったんですか?みたいな所もある。しかも向こうは攻撃の種類が多彩で的確に弱点突いてくるのにこっちはクリティカル出るのをお祈りする以外に行動を増やす手段がないのはちょっと不満点。弱点付与はあるけど、ダメージ1回分しか付与されないからほぼ別枠の防御デバフみたいなもんだし…。ロイヤルシーフの回避スキルが優秀だったから許すけど。
あと挑発系の行動も最終的に全体攻撃で無効化されるのもなんとかならなかったんですか?となる。いや挑発されたら常にそいつだけしか狙わない、なんてやったら死ぬほどヌルゲーになるのはわかるけど、これのせいでナイト系のアーキタイプがかなり使いづらかった。最序盤の大聖堂ダンジョンでもナイトよりモンクのほうがよっぽど強かったし…。
グラフィック ★★☆☆☆
とにかく壁のディティールの無さというか、テクスチャ貼っただけみたいな思い切りの良さがすっごく気になった。素人目でそう見えただけで、実際はもうちょっと色々やってるんだろうけど、とにかく壁がすごくのっぺりして見えた。そこ別に重要じゃないってのはわかるけど、微妙に没入感を削いでくる感じ。
あと、顔グラがあるからいいとはいえ3Dのほうの表情がほぼ無表情で口パクパクさせてるだけなのもすごくもったいない。
あと、ジュナのデフォ衣装から感じる昭和感は一体何だったんだろう。あの花柄ワンピースのせいだろうか。
サウンド ★★★★☆
ガリカがかけてくれている、という設定なのかなんなのか、とにかく一部ダンジョンで流れるお経っぽい曲がめちゃくちゃ集中力を削いでくる。でもかっこいい曲なんだよな。
特にエト・リカの昼BGMはめちゃくちゃ頭に残る。ダンディンドンティキタカティキタカティキタカクチャクチャ
まぁそれはそれとして、キャラクターがなにかを決意するところ、新たな力を手に入れて覚醒するところなどなど、要所要所でかなり的確に盛り上げてくるBGMが差し込まれて気分を盛り上げてくれるのは最高に良かった。