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非クリプトバーチャルワールドのなかで初めてアイテムがNFT化されたのは Second Lifeかな?

Sannyのおすすめバーチャルワールドニュース」を書いていたら「IMVUがバーチャルファッション販売のために現実世界のトップブランドと提携、非クリプトバーチャルワールドとして初めてアイテムをNFT化」という話題が出てきました。

そのときは原稿を書くのに必死で気づかなかったのですが、仕上げてからふと「あれ? Second LifeにもNFTのギャラリーがあるね。」と思ったのです。

Second Lifeでは、私が大好きな羊のドリーちゃんの作者であるPatrick Moyaさんが、2か月くらい前からSLで作った作品(アイテム)を、NFT化して販売しています。

そしてSecond LifeにあるMOYALANDには、MOYAさんのNFT作品が展示されています。

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そういうわけで、IMVUより先にSecond LifeのアイテムはNFT化していました。そう言っても1、2か月の差ですけどね。

※NWNのワグナーにはメッセージで、そのことを伝えました。

IMVUに学べること

今回のIMVUのイベントは「Second Lifeと同じくらい老舗のバーチャルワールドでも、まだまだVogue に載るような外の世界を巻き込んだイベントができるんだな」と新鮮です。

そして「公式がブランドに声をかけて、クリエイターと協力し(私の想像ですが、おそらく公式がブランドとクリエイターのマッチングをしてますよね)バーチャルアイテムで利益を出しながらブランドの広報活動をする」というスタイルに「さすが、分かってらっしゃる」という印象を受けます。バーチャルワールドのなかで売れるものというのは、やはりバーチャルワールドのなかで使えるものですよね。せめてデジタル商品(音楽とか映像)とか...。

【追記】NWNの記事になりました。

NWNのワグナーがMOYAさんに取材をし、「リアルの芸術家が、Second Lifeで作った作品のGIF画像をNFTとして販売」という記事を書きました。

これは、NFTの世界にとっても、Second Lifeにとっても初めてのことのようです。フランス人アーティストのパトリック・モヤさんは、長年SL内でバーチャル・インスタレーションを制作し、現実世界でも多くの展覧会に作品を出展してきました。そして今は、Second Lifeで制作した作品をNFTとして、OpenSeaとRaribleで提供しています。

具体的には、パトリックさんは、セカンドライフで制作した3Dファイルやスクリプトを直接NFTとして販売しているわけではないそうです。

彼が販売しているのはSecond Lifeのスタジオで作られたアニメーションGIFであり「購入者が所有しているのはGIFを認証するためのトークン」です。ただし、NFTの所有者がSecond Lifeにあるオリジナル作品を欲しがった場合、パトリックさんは作品を所有者に譲渡し、SLのギャラリースペースに展示できるようにします(しかし、パトリックさんによれば、SLのなかにはNFTを買いたい人があまりいません)。 購入者がGIFを受けとるだけでなく、実物の(バーチャルな)作品をソーシャルスペースに飾ることができるという点では、彼のNFTはより価値のあるものであると言えるでしょう。

まだNFTは売れていませんが、彼はすでに、バーチャルな世界で生まれたRLのアート作品を販売することに成功しています。

2007年には、SL版の作品を元にしたRL版の彫刻をストラスブールの見本市で販売し、そのうちのひとつは1200ユーロ(約16万円)で落札されました。)。

NFTブームは、最近かなり大きな打撃を受けていますが、SLを拠点とするアーティストにとっては、自分の作品の新しい市場を作る方法になるかもしれません。少なくとも他のSecond Lifeユーザーに新しい方法で販売できます。

注:フランス語→英語→日本語というリレー翻訳になっているため、モヤさんのオリジナルの発言のニュアンスと違っているかもしれません。

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