手数料値上げに反対するSL住民が署名運動を実施
最近リンデンラボが実施している価格変更において、リンデンはグループ数を制限する計画を断念しましたが、ユーザーの反発はまだまだ続いているようです。2日前に始まったリンデンドルの手数料値上げに反対する署名運動に2000人以上の人が署名をしています。問題となっているのは、リンデンドルを引き出すときの手数料を増やすというリンデンの計画です。
今月から実施される変更、特にリンデンの処理手数料が2.5%から5%に倍増したことに、私たちは失望しています。リンデンラボが繁栄していくために利益を得る必要があることは理解していますが、ユーザーである私たちもビジネスをしている身であることを思い出していただきたいと思います。ご存知のように、私たちの多くは単なる趣味でSecond Lifeに参加しているわけではありません。私たちはSecond Lifeで稼いだお金を、請求書の支払いや、子供たちの養育費、そして生活費として使っているのです。
「前回手数料が値上がりしたときに現金引き出しのタイミングが早くなるという約束がありましたが、それは未だに達成されていません。」と、コンテンツクリエイターのMari Mitchellさんは言います。彼女はまた、リンデンラボが新しいバーチャルワールドのSansarのためにセカンドライフを圧迫しているという、SL住民によって頻繁に問題提起される説を唱えました。「手数料の値上げが発表された同じ週に、Sansarの手数料がなくなるという発表があったことに、私たちはみな、がっかりしました。」そして彼女はこう続けました。「Second Lifeのクリエイターの話は聞いてくれないのか、私たちは評価されていないのかと疑問に思います。」
署名運動の発起人は「リンデンラボが土地に頼ることなく、そしてクリエイターがこのような深刻な財政的負担を負うことなく利益を増やすことができる、革新的で洞察に満ちたアイデアが長いリストになるほどある」と署名運動のページのなかに書いています。ただし、そのアイデアの詳細は、意図的に曖昧にされています。
コンテンツクリエイターのRuby Writerさんは、「リンデンラボと直接対話するという目標を達成するために、利益を上げるための具体的なアイデアを故意に書きませんでした。」と筆者に話しました。「具体的なアイデアを時期尚早に並べてしまっては、対話の機会を潰してしまうでしょう。」と。
具体的なアイデアを載せないことでリンデンラボが署名運動を無視する可能性もありそうですが、そうなった場合は非常に残念なことです。なぜなら署名運動には次のようにも書かれています。
リンデンラボは住民、特にコンテンツクリエイターと共生関係にあります。コンテンツがなければ、Second Lifeはユーザーに提供するものが何もないでしょう。反対に、Second Lifeがなければ、私たちにはコンテンツを販売したりサービスを提供するためのプラットフォームがありません。私たちはお互いを必要としています。私たちはSecond Lifeがあなたの製品であり、あなたには住民からの相談や許可を求めることなくプラットフォームに関して決定を下すあらゆる権利があることを非常によく理解しています。
これは大げさな話ではありません。私が数年前に報告したように、Second Lifeのコンテンツクリエイターコミュニティは、リンデンラボが企業としてSecond Lifeから得るのと同じくらいのお金を、Second Lifeから生み出しているのです。
原文:MONDAY, JUNE 10, 2019
Nearly 2000 SLers Sign Petition Against Linden Dollar Processing Fee Increase