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りすでもできる。セカンドライフで、ものづくり

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ここはプレミアムアカウント専用サンドボックス(作業場)。セカンドライフでは、マインクラフトのように、バーチャルワールドの中で小さなアクセサリーから、巨大な恐竜まで、好きなものをつくることができます。誰でもアイテム制作ができることでは、マインクラフトよりも古い世界なのですが、その辺は最近あまり注目されませんね。サンドボックスと呼ばれる作業場はセカンドライフのなかに点在していて、無料ユーザーでも使える場所がたくさんあります。

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この四角い積み木のようなものが、すべての始まり。プリムです。バーチャルワールドの時代も移り変わり、今ではプリムを組み立ててものをつくる人は減りました。Blenderのような3DCGソフトを使って作成したメッシュをセカンドライフにインポートするアイテムづくりが主流です。

古式ゆかしいプリムの出しかた。重々しいサウンドと共に立方体が出現します。思い出しながら操作しているので、心もとない。

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プリムを出したら、それを伸ばしたり組み合わせたり曲げたりしながら好きな形を作っていきます。SIMに置けるプリムの数には制限があるので、アイテムを売るつもりなら、できるだけ少ない数のプリムで作られた作品が好まれます。でも私は、昔ながらのプリムをたくさん使ったアイテムも味わいがあって好きです。バーチャルワールドのアンティークといった感じですね。

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プリムの数を気にしなければ、りすでも積み木感覚でものづくりが楽しめます。無心で組み立てていたら撮影を忘れました。

こんな風に、プリムをコピーしたり、移動や回転をさせたりしながら好きな形をつくっていきます。

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ど〇でもドア~! 

リンデンスクリプトという独自のスクリプト言語をアイテムのなかに書き込むとドアが開くようになります!

基本的なアイテムの作り方とかリンデンスクリプト集などは、2007年から2010年ころのインターネットを掘り起こすとたくさん出てきます。『レディ・プレイヤー1』みたいですね。

プリムを編集するルーティンはウッドカービングのように意外と癒されるので、ほっと一息つきたいときに遊んでみてください。


セカンドライフを創ったフィリップ・ローズデール曰く「セカンドライフは、同じ場所に人が集まりながら、おもしろいものを一緒に作ることができる唯一のバーチャルワールド」です。

技術の進化に伴って、バーチャルワールドの外で一人でする作業が増えてしまっているのは皮肉なことですが。

それでもみんなで一か所に集まって大きな船をつくったり、空想の世界をつくったりと、その気になればダイナミックコラボレーションを楽しむことができます。

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