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【アーカイブ】Sannyのおすすめバーチャルワールドニュース : 2021年2月 Sanny Reports For Virtual Japan

Sanny Yoshikawa が、New World Notes のなかから、毎月おすすめのバーチャルワールドニュースを日本語で紹介します。Sanny Yoshikawa covers the monthly virtual world highlights from New World Notes for virtual Japan.

☆noteには1か月遅れてアーカイブを掲載しています。最新版はこちら。


日本の伝統的な要素と現代的な要素が融合した Tonarino SIM

セカンドライフのTonarino SIM が「今週のバーチャルワールド名所」のコーナーで紹介されました。「細やかさが印象的なセカンドライフのTonarino SIMには、伝統的な要素と現代的な要素をブレンドした日本の生活があり、(最近の動画を見ると)曲芸のできる猫がいるようです。」Blip Mumfuzzさんが撮影したスクリーンショットはブログのトップ画像として使用されました。

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Virtual World Location Of The Week: Tonarino In Second Life

なぜ、これほど多くのVRChatユーザーが美少女アニメアバターになるのか

YouTubeでVRChatの人類学者になりつつあるStraszさんの洞察はとても興味深いものです。「美少女アバターをファッションとして楽しむ人もいれば、性別を探求する(または強化する)道具にしている人もいます。そして一部の人にとっては逃亡のための道具です。美少女アバターで有害な男らしさから逃れたり、ありのままの自分を受け入れられていると感じたりする人もいるのです。」Straszさんの調査では、「もし1日、現実の世界で自分のアバターになれるとしたら?」という質問に「なる」と答えた人は84.8%。「もし一生、現実の世界で自分のアバターになれるとしたら?」という質問に「なる」と答えた人は56.1%でした。

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Watch: Why So Many VRChat Users Play As Female Anime Avatars

UnrealがMetaHumanシステムを発表:Oculus/Linden LabのベテランJim Purbrickが超リアルアバターをソーシャルVRに持ち込むことについて語る

Unrealが超リアルアバター用の新しいMetaHumanシステムを発表したとき、NWNのWagnerはOculusとLindenLabのベテランでセカンドライフのアバターを開発していたJim Purbrickさんとチャットをしていたようです。アバターをリアルにすればするほど生命感が感じられなくなるのを防ぐためには、VR上で顔の動きのトラッキングが上手くできていなければなりません。もし十分な動きをキャプチャできないのであれば、代わりに社会的コンテキストに基づいた動きを合成する必要があります。それができないと、死んだような見た目というより社会的コンテキストに自然に反応できていないため不気味に見えてしまうのです。そのようなことから、ソーシャルVRのアバター開発の課題はヘッドセットのモーションキャプチャーを改善することだとPurbrickさんは話しています。

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As Unreal Unveils MetaHuman, Oculus/Linden Lab Vet Jim Purbrick Has Advice On Bringing Ultra-Realistic Avatars Into A Social VR World

セカンドライフのBlack Dragon ビューワの新アップデート:アバターの骨格を調整するチュートリアル

Black Dragonビューワは、グラフィックの質の高さからスクリーンショット撮影やマシニマの制作をする人たちに人気がある、セカンドライフのサードパーティー製ビューワです。セカンドライフYouTuberのBoston Blisdaleさんのチュートリアル動画では、Black Dragonを使った写真撮影のコツを解説しています。特に動画の4:00あたりにある、アバタースケルトンの130以上のボーンを調整できる機能に注目です。これを使えば、どのようなポーズも思いのまま。現在5000人ほどのアクティブユーザーがBlack Dragonビューワを利用しています。開発者のNiranさんは、Patreonを使ってスポンサーを募集中です。スポンサーになると、ビューワのログインページにセカンドライフ内にある店舗のリンクを貼れるプランもあります。

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The Black Dragon SL Viewer Has A New Update So Watch This Photography & In-Game Poser Tutorial For Adjusting Your Avatar's 130+ Bones

AIが作ったクローンがセレブリティを手伝う日が来る?

このYouTube動画に出演しているのはソーシャルメディアインフルエンサーのTaryn Southernさんです。ただし完全な彼女ではありません。動画のなかで話しているのは、HourOneと呼ばれるAIプラットフォームを使って作成されたSouthernさんの「クローン」です。HourOneのNatalie Monbiotさんによれば、短いサンプル映像を撮影し、その映像に独自のAIアルゴリズムと敵対的生成ネットワークを使うことで正確なデジタルレプリカを作ることができます。その後、テキストや音声入力を使ってプログラムすれば、本物そっくりの姿で配信できるデジタルツインの誕生です。Monbiotさんは、クローンを使うことで将来の動画作成コストを95%削減することも可能だと考えています。クローンを使えば、スタジオ使用料、カメラクルー、メイクアップ、照明などが不要になるからです。現段階のAIクローンは、どうしても死んだような目になってしまうようですが、それも近い将来には解決されるでしょう。そうしたら、映画俳優やポップスターが眠っているときや休暇を取っているときに、AIが作ったクローンが演技や新作の宣伝をするようになるのでしょうか。

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Will Real Celebrities Expand Their Brand With AI-Based Clones Like This?

友だちと一緒にVRペイントが楽しめる Multibrush

今年1月GoogleのVRペイントアプリ「Tilt Brush」の開発が終了しオープンソース化されました。その流れに乗って、VRスタートアップのRendeverによって開発されたのが、友だちと一緒にVRペイントを楽しめるMultibrushです。Multibrushは、Oculus Questに対応し無料提供されています。YouTube動画は、ロンドンのVRアーティストRosie Summersさんが7人の友達と一緒にVRアートを制作する様子。Rosieさんは、NWNのインタビューに対し「友達とつながり、一緒にペイントジャムセッションできることがとても楽しいです。近いうちにVRボブ・ロスパーティーを開きたいと思っています。」と答えています。また、世界中のクライアントに自分の作品を見せることができ、作品のガイドツアーも可能にしたMultibrushは、ビジネスの観点からも革新的であるとコメントしています。

ところで日本のみなさんは、ボブ・ロス(Bob Ross)を誰だか知っていますか? ボブ・ロスはアメリカ人の画家で80年代に「ボブの絵画教室」という絵画を教えるテレビ番組のホストをしていた人物です。いつの頃からか「ボブ・ロスパーティー」といえば、みんなで絵を描くパーティーを意味するようになりました。今ではコスプレ衣装やボブ・ロスの写真が入ったパーティーグッズまで売られています。(さ)

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MultiBrush Turns Tilt Brush Creativity Into A Social VR Experience

Andy BaioのSkittishは、あつ森にイベント機能やクリエイターのコラボレーション機能をつけたような魅力的な場所

あつ森のようなゲームにある気まぐれな魅力、Zoomのようなプラットフォームにあるビデオ共有やその他の機能、そしてバーチャルワールドのようなユーザーのための制作ツールや空間オーディオチャットを組み合わせた「オンラインイベントのための遊び心のある仮想空間」が誕生しました。その名はSkittish。テック界のベテランAndy Baioさんの発案で始まったプラットフォームは、現在クローズドベータ版でテスト中です。Andyさんのブログによれば、パンデミック時代以降、検疫中でも人々が喜びと安堵を感じられるオンライン体験を目指しているそうです。

参加者全員が動物アバターで集まるなんて、退屈になりがちな会社のミーティングで使ってほしいですね。(さ)

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Andy Baio On Skittish, His Charming New Animal Crossing-Esque Space For Online Events And Collaborative Creators

セカンドライフのアバター画像をAIでリアルな人物に変換するArtBreederが流行中

敵対的生成ネットワーク(Generative Adversarial Networks)によって元画像の「子ども」を生成するArtBreederというサービスが、セカンドライフコミュニティのなかで流行っているようです。NWNの記事のなかには、複数のユーザーが作成したリアルなアバターの写真が紹介されています。

そこで私もやってみました。ArtBreederにアバターの画像をアップロードして、編集画面でChildrenを生成します。最初はひどい有様でしたが、孫の代になると人間らしくなりました。どうでしょうか?元のアバターの面影がありますか?(さ)

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ほかのユーザーの結果も記事のなかで見ることができます。
I'm Mesmerized By These Avatars Turned Into "Real" People Via ArtBreeder AI

来月のおすすめバーチャルワールドニュースもお楽しみに!
Snap Shot Location: Cyberpunk Neo Tokyo Japan (A)

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