VRゴーグルを用いた難聴疑似体験
ひげ部のAkitoです。去る10月6日(金)近鉄八尾駅前の「みせるばやお」において、VRゴーグルを用いた難聴疑似体験が催され、私も運営側として参加しました。参加者の皆さんは大半が実物のVRゴーグルを見るのも初めてという方々でしたが、機器の操作を運営側が一括で行うことによってスムーズに体験することができました。
会場準備の際に私たち運営側がVRゴーグルを装着してテストを行いました。そこで私は音がこもって聞こえることと、環境音が日頃より大きく聞こえることに気づきました。
ずいぶん昔の話ですが、私は手話通訳をする方の講演を職場の研修として聴いたことがありました。その方は、難聴の方の耳元で大声で話しをしても、私たちが思うようには伝わらないということを熱心に話していました。きっとそこを分かってもらいたいとの強い思いがあったのでしょう。少なくとも私の記憶に焼き付いています。では、難聴の方の聞こえ方が想像できたかというとそうではありませんでした。
今回は想像はできました。勿論VRゴーグルを用いて見聞きしても、あくまで疑似的な体験に留まるものですが、伝えることが難しい事柄について具体的に考えてもらうきっかけになるのではと思います。福祉に限らず教育・観光・医療等の分野においても、VRゴーグルや仮想現実は色々な可能性を持っていると実感する機会でした。