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Volumetric Videoを導入/活用したい。VVで起業したい方々へ

VVでぶいぶい言わせてます™️小池浩希です。

Volumetric Video盛り上がってますよ〜!!と、言ってはおりますが、VV(Volumetric Video)を初めて聞いた方も多く、興味はあっても実際にユーザーとして体験するにはまだまだハードルが高いのは事実です。

今回のブログは、コンテンツを楽しむ"エンドユーザー"向けではなく、コンテンツを制作したい企業/クリエーター、VVに参入したい企業/起業家向けに書いていこうと思います。

日本で試験導入済みの企業

日本テレビ(2018.2)

博報堂(2018.2)

そんな2社が、共同でプロトタイプを発表しました(2019.3)

KDDI(あまり良いリンク見つからず、WBSの番宣ですが...)

8台のカメラからリアルタイムに3D映像へ合成しているそうです。

【番外編】

NTT(Kira!)

(恐らく今の所)VVではありませんが、目指す先は同じだと思うのでご紹介。

VVを制作したい方へ

スタジオ編(Videogrammetry方式)

実は、日本にもVV専門のスタジオが存在します。

8i 系列(リアライズ・モバイル・コミュニケーションズ株式会社)

4DViews系列 (株式会社クレッセント)

4DViewsの公式HPからサンプルをダウンロードして、UnityとARCoreを使って簡単にARホログラムアプリを制作できます!!

8iと4DViewsは、それぞれVVスタジオを開発したスタートアップです。世界中にパートナースタジオが存在し、サービスを提供しています。

8i 

4DViews 

もちろん、Microsoftも世界中にパートナースタジオを展開していますよ!!(そのパートナーもまたパートナー展開していたりします。笑)

※だいたいスタジオ利用料US$5,000~$50,000/分します。日本のスタジオの価格帯に関しては全く知りません(^^;

簡易版編(Depth data方式)

上記のスタジオタイプはカメラの台数を増やす等の方法でクオリティが追求できる分、とても高額な制作費が必要です。下記のサービスは、子供のお年玉程度で始められるのが特徴です。

Evercoast (アメリカ)

※Evercoastの共同設立者Sebastianは、8iの共同設立者でもあります!!

パートナー募集中のようです。実際ローンチしてないので、詳細は分かりませんが、RealSense D415/435を複数台使います。Verizonと5Gの実証実験も行っているようですし、楽しみにしています。

VVで起業したい方へ

Videogrammetry方式は色々オープンソースもありますし、VVスタジオシステムを自分で組む事も可能だと思います。

Depth data方式が最近の流行りで、僕のスタートアップもこちらの方式でした。このあたりの論文は約1000本くらい発表されているので、是非読み漁ってみて下さい(笑)初期投資を減らせるメリットはありますが、技術的には高度です。

Microsoftのパートナーである最近出来たスタジオ"Metastage"は、スタジオに設置した106個のカメラのうちRGBとIRカメラが半々だそうです(^^; 

大事なのはアウトプットされるデータのクオリティがどうか?だと思うので、クオリティと価格のトレードオフにどう向き合うかですね。

今年6月に予定されているAzure Kinectが発売されれば、ますます開発環境が整い、どんどん新しいクリエーター/スタートアップが参入してくると思います。みなさん是非一緒にVVを盛り上げて行きましょ〜!!!!

P.S

VV Meet Upでもやろうかな?人くるかな?笑

Hiroki Koike (2019.4.2)