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東京アジテーション3/gaizao

本日ご紹介の音源はこちら。
江戸川チョヲイチロウ氏のソロワークスとして活動しているgaizaoの、流通音源としては3作目となるシングル。
ヴィジュアル系+ニューウェーブ+アンダーグラウンドという新感覚ミクスチャーを味わえる一枚。ジャケットイラストは人気高騰中のロリータ漫画家、伊勢谷大樹氏が担当。

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1.抱かれて、新宿。
電話の音や加工された語りを交えたエレクトロニックな導入。
一見懐かしくなるようなレトロなシンセの音にまるで楽器の一部のようなボーカルが入り、次の曲へと雪崩れ込む。

2.溺れる魚
叙情的なイントロと疾走感でぐっと掴みにかかり、彼の音を印象づけるのにはうってつけな曲調。
メロディーやバッキングのギターのせいか、切ないイメージも持たせつつ、サビではボーカルとシンセを重ねて更に強くアピールをしてくる所も侮れない。どことなく掴みどころのない歌詞も面白い。

3.エレベーター
本作の個人的な一推し曲。エレベーターを正常でない空間に見立て、彼の不思議なサブカル調の世界をこれでもかと言う程に爆発させる。ドラマチックささえ感じてしまうのは、もうその世界に引き込まれている証拠。
「上に参ります」というコーラスは、ヴィジュアル系の歴史は長けれどこの曲が初めてだ。

4.田園に死す
ディスコサウンドを彷彿とさせる等間隔に打たれる腹に響くキック。煌びやかなシンセとボーカルが絡み合って、ついリズムに乗ってしまうようなダンサブルさが癖になる。レトロ感と近未来感の融合という、あまり味わえない感覚が心地良い。
言葉遊びも巧みに交え、独特な空気感を醸し出すそのセンスには驚くしかない。

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ヴィジュアル系というフィールドに身を置きながらも、その活動は枠を越えて様々なサブカルチャーを網羅するgaizao。
サブカルチャー、エレクトロニック、ニューウェーブ、そしてマニアック。
そんな言葉にピンと来る人は、是非gaizaoの音を聴いてみて損はない。
https://twitter.com/chowo1ro/status/1321069922038865920/video/1

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