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指導者向け - 楽描人カエルンのグラレコ道場 : ティーンエイジャー向けのグラフィックレコーディング学習用のWebアプリケーションの概要

グラフィックレコーディングとは、会話や議論を絵や文字で見える化する技術です。この教材では、グラレコの基本的な描き方から応用的なコツまで、分かりやすく学べます。また、実際にかくことでその能力を高めることに貢献できます。

なお、本記事は一部かきかけのため、将来的に変更される可能性があります。ご了承いただけますとさいわいです。


指導者の皆さんへ

こんにちは、楽描人カエルンと申します。私は、グラフィックレコーディング(グラレコ)のプロとして、ビジュアルファシリテーションを行っています。グラレコとは、話し手の言葉をビジュアルに変換して記録する手法です。グラレコは、学習やコミュニケーションに役立つだけでなく、楽しくやりがいのある活動です。

筆者がホワイトボードにグラフィックレコーディングしている様子

私は、この「グラレコ道場」というティーンエイジャー向けのグラレコ学習用のWebアプリケーションの監修、コンテンツ執筆をしています。「グラレコ道場」では、グラレコの基本から応用までを学べるだけでなく、自分の作品を他のユーザーと共有したり、フィードバックをもらえます。この教材を使って、仲間と一緒にグラレコのスキルを磨きましょう。

グラレコの作例

私は、グラレコを通して、皆さんの学習や人生に役立つことを願っています。私は、「グラレコ道場」を通じて、すべてのひとがグラレコする世の中になることを祈っています。よろしくお願いします。

Web教材「グラレコ道場」とはなにか

このページは、「グラレコ道場」というWebアプリケーションの教材の概要を紹介しています。以下がその要点です。

  • 「グラレコ道場」は、グラフィックレコーディング(グラレコ)の技術を学ぶためのWebアプリケーションです。グラレコとは、会話や議論を絵や文字で見える化する技術です。

  • この教材は、小学生や中学生などのティーンエイジャーを対象としています。絵をかくのが苦手な人や、探究学習や会議でのチームワークが難しいと感じている人にオススメです。

  • この教材は、グラレコの基本から応用まで、楽しくわかりやすく学べます。この教材ではグラレコ道場の師範として、楽描人カエルンさんが登場します。彼のユーモアやキャラクターに引き込まれながら、グラレコのスキルを身につけることができます。

  • この教材は、Webアプリケーションとして提供されます。インターネットに接続できる環境であれば、いつでもどこでも学ぶことができます。また、自分の興味や目的に合わせて、必要な部分だけを選んで学ぶこともできます。

  • この教材は、①りかいするのじゃ/②おのれをしるのじゃ/③かいてみるのじゃ/④きいてかくのじゃ/の4つのパートで構成されています。それぞれのパートを通じてグラレコの知識やスキルやコツを学んでいくことができます

グラレコ道場の画面イメージ(開発中)

この教材の特徴と学習対象者にとってのメリット

この教材の特徴。それは楽しく学べるということです。グラレコの能力を向上させるためには

グラレコとは、話し手の言葉をビジュアルに変換して記録する手法です。グラレコは、児童生徒の学習に以下のようなメリットがあります。

  • 聴く力や理解力、表現力、創造力などの能力を高めることができます

  • 学習意欲や集中力を高めることができます

  • 学習の楽しさややりがいを感じさせることができます

  • 教科やテーマを問わずに活用できるので、学習の幅や深さを広げることができます

ではなぜグラレコを学ぶと上記の効果を得ることができるのでしょうか。その理由のひとつが「臨場感」が上がるということです。

みなさんは以下のような経験をしたことはないでしょうか。

  • 単なる文字の羅列である小説を読んでいるうちにその小説の世界にはまりこみ、五感も感じられるほどのリアルな感覚を得る

  • 映画館に行き椅子に座る。映画が始まる前はポップコーンの匂いや他の来場者の喋り声が気になる。いったん映画が始まると手に汗を握ったり、大きな音や振動に驚く、自然と涙が流れるなど物語の中に入り込んでいる

  • 大好きな音楽をきいているとその世界にどっぷりとはまりこんでしまい何も考えられなくなる

  • 美しい/かわいいなど見た目が自分にとって好みの絵を見るとそれを見ることに集中してしまい何も考えられなくなる

これは現実の臨場感よりも小説や映画の臨場感が高くなったために生じることです。このように臨場感が高まると、対象に対する集中力が高まる/他のことに意識がいかなくなる、視覚や聴覚などの認知能力・理解力・想像力などが高まる、などの効果が生じます。

一方、いったん心を奪われてしまう、臨場感が高まってしまうと別のことには意識は向かいません。グループワークの議論や学習内容をグラレコとして絵にする。このことでそれらの対象に対する臨場感を高めることになります。これにより各能力が発揮しやすい状況になります。学習にグラレコを活用するメリットがこれになります。

なお余談になりますが、音楽をききながら/映像をかけながら勉強するのはあまりよくありません。上記で説明したように音楽をきくとその音楽の世界の臨場感が上がってしまいます。学習したい内容の臨場感が下がってしまうため、学習効率は著しく下がります。

以上のように、グラレコは、児童生徒の学習をより豊かにする有用な手法です。

この教材がグラレコ能力の向上に効く理由

この教材がグラレコ能力の向上に効く理由。それは以下になります。

  • ゲーム感覚で楽しく学べる、繰り返せる

    • グラレコに関するスキルを身につける、能力を向上させるためには基本動作の繰り返しがかかせません

    • 練習、つまり「しなければならないこと」になってしまうと、サボるための言い訳を見つけ、ついにはやらなくなってしまいます

    • タイムトライアル・ゲームになっており、素早く判断・行動することで点数が高くなるというルールを発見できるようになっており、それに気づくと点数を上げるために繰り返すという仕組みを取り入れています

    • 仮に素早く判断・行動すると点数が高くなるということに気づいていない場合は、やんわりとそれを伝えることで、モチベーションを高められます

  • グラレコを学ぶ最適な方法でできている

    • これまでたくさんの受講者に対してグラレコ講座に参加してもらっています

    • しかしながら、多くの人が私が日々実践した中で会得したスキル・ノウハウ、そして学習方法の逆をやっています

    • グラレコに関する書籍は多いのですが、無意識や潜在意識の使いこなし、時間内にどれだけの行動をつめこめるか、ということの言及が不足しています

    • この教材では以下の2点をゲームとして盛り込むことで、グラレコの能力向上を後押しします

      • 基本動作を繰り返すことで無意識に行動できるようになる(潜在意識を使いこなす)

      • 制限時間を設けかつ手数が多いと点数が上がるという評価をすることで素早く判断・行動することを促す

  • ひとりでもみんなでも学べる

    • 「技(スキル)」習得の早道は達人もしくは自分より優れている人の態度や行動を見て学ぶことです

    • グラレコの能力、技(スキル)はよりシンプルな技の組み合わせになっています

    • 教材をひとりで取り組む場合

      • 自分の興味やモチベーションにしたがい、順番を変えたり、時間/点数/やりきったトレーニング数などの目標を設定したり、自分なりのやりかたで遊びながら続けることができます

      • 技(スキル)が必要なアクティビティ、たとえばスポーツや楽器の演奏でも、卓越したヒトは概ね毎日多くの時間を基本動作の繰り返しに使います

      • 基本動作の繰り返すことで、無意識にその行動ができるようになります(潜在意識の活用)

      • また、何度も繰り返す間に試行錯誤が生じ、より良いやり方を自ら生み出すことになります

    • 何人かで一緒に取り組む場合

      • 参加者の能力には必ず差が生じます

      • 他の人のかく様子をみることで、他者の能力を把握する能力が養える、他者が自分より優れているのであればそれを見る、実際に同じ様な態度や行動をとることでその能力を自分に取り入れる(ミラーニューロンの活用)などの効果を期待できます

    • どちらの学びも必要なものであれそのどちらにも対応している。それがこの教材「グラレコ道場」なのです

教材の構成

「グラレコ道場」とは、グラフィックレコーディング(グラレコ)の技術を学ぶためのWebアプリケーションです。グラレコとは、話し手の言葉をビジュアルに変換して記録する手法です。グラレコは、学習やコミュニケーションに役立つだけでなく、楽しくやりがいのある活動です。

「グラレコ道場」は、以下の4つのパートでできています。

  • りかいするのじゃ : このパートでは、グラレコの歴史や理論、目的や効果、種類やスタイルなど、グラレコに関する基礎的な知識を学びます。グラレコのカエルンさんが、グラレコの魅力や意義を説明してくれます。

  • おのれをしるのじゃ : このパートでは、グラレコに必要な聴く力や理解力、表現力、創造力などの能力を自己診断します。グラレコのカエルンさんが、あなたのグラレコのレベルやタイプを判定してくれます。

  • かいてみるのじゃ : このパートでは、グラレコの実践的なスキルやテクニックを学びます。キーワードの抽出やビジュアルの変換、レイアウトや色彩の使い方など、グラレコのコツをマスターします。グラレコのカエルンさんが、実例や演習を通して、グラレコの方法を教えてくれます。

  • きいてかくのじゃ : このパートでは、グラレコの応用的なスキルやテクニックを学びます。実際の会話や議論をグラレコで記録する方法を学びます。グラレコのカエルンさんが、グラレコのチャレンジやポイントを教えてくれます。

グラレコ道場の構成

以上のように、「グラレコ道場」は、グラレコの知識やスキルを段階的に学べるWebアプリケーションです。グラレコのカエルンさんの楽しいガイドにしたがって、グラレコの道を歩みましょう。

学習支援の具体的な進め方

学習支援の具体的な進め方は、個人で学ぶ、グループで学ぶ、指導者として使うの3つのパターンがあります。個人で学ぶ場合は、自分の興味や目的に合わせて、必要な部分だけを選んで学ぶことができます。グループで学ぶ場合は、友達やクラスメートと一緒に、この教材を使ってグラレコのスキルを磨くことができます。

指導者として使う場合は、教師や保護者など、子どもたちにグラレコを教えたい方のために、その学習支援のパターンを以下に示します。

パターン①:グラレコ入門講座

もっともオーソドックスなカタチで学ぶ方法です。流れは以下のようになります。なお、これは私が講座で教えるときの基本的な流れとほぼ一緒です。

  1. ワークショップ全体の流れや終了時間などをカンタンに説明します

  2. 「おのれをしるのじゃ」「グラレコ検定」(必須)

    • グラレコの説明などアイスブレークとして行います

    • 「グラレコ検定」の時間中は以下を行います

      • 会場で音曲が使える場合は120BPM以上のダンスミュージックをかけます

      • 参加者には口角をあげるように指示します(すぐに下がるので何度も言うことが大切です)

      • 参加者には必ず何か言葉を発し続けるようにに指示します(難しい、絵がかわいい、とかなんでも良いです)

      • 別の参加者の絵を見てその良さを言葉にして伝えるように指示します

  3. 「おのれをしるのじゃ」「他者から学ぶ」(オプション)

    • ワークショップ全体の時間にあわせてトレーニングの実施の要否、実施数を決めます

    • ワークをしない場合はこの部分の解説文を読み、その内容をカンタンに伝えます

  4. 「りかいするのじゃ」(オプション)

    • ワークショップ全体の時間にあわせてトレーニングの実施の要否、実施数を決めます

    • ワークをしない場合はこの部分の解説文を読み、その内容をカンタンに伝えます

  5. 「かいてみるのじゃ」(必須)

    • ワークショップ全体の時間のある限り、たくさんのトレーニングをします

  6. 「きいてかくのじゃ」(オプション)

    • ワークショップ全体の時間にあわせてトレーニングの実施の要否、実施数を決めます

    • ワークをしない場合はこの部分の解説文を読み、その内容をカンタンに伝えます

    • 宿題として提示し後でやってもらうというのも手でしょう

パターン②:(検討中)

より効果的な学習支援のために

描楽人カエルンの学習メソッドは、絵心を知る、自分を知る、描いてみるの3つのステップからなります。絵心を知るとは、絵を描くための心構えや正しい意味を理解することです。自分を知るとは、自分のグラレコのレベルを確認したり、他の人のグラレコを参考にしたりすることです。描いてみるとは、グラレコの応用的なコツや表現力を高める方法を学んで実践することです。

参考文献

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グラレコのカエルン #グラファイア・メソッド #グラレコ道場
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