Zoom録画からAIで議事録作成を効率化!発言者別の議事録を最速で作成する方法
Zoom会議の録画はあるけれど、議事録作成に時間がかかっていませんか? この記事では、AIを活用して発言者ごとの発言を自動で書き起こし、整理された議事録を効率的に作成する方法を解説します。
議事録作成をさらに効率化するために
より効率的な議事録作成のために、私が実際に使用している議事録テンプレートとその活用方法を以下の記事で詳しく解説しています。特に、事前の設定は議事録作成の効率を大きく左右します。
参考:「Zoom議事録作成、もう悩まない!大幅効率化の秘訣:無料機能からAI活用まで徹底解説」
この記事では、以下の内容について具体的に解説しています。
議事録テンプレートのサンプル
効率的な記録方法
AIツールの活用テクニック
Zoom録画からの議事録作成:全体の流れ
Zoomの録画データから議事録を作成する基本的な流れは以下の通りです。
Zoom会議を録画する
録画データから音声ファイル(M4A形式)を取得する
CLOVA Noteで音声ファイルを文字起こしする
AI(ChatGPTなど)を使って議事録を整形する
最終チェックを行う
事前準備:議事録テンプレートの作成
効率的な議事録作成のために、以下の項目を含むテンプレートを事前に用意しておくことをお勧めします。
会議名
日時
参加者
議題
決定事項
アクションアイテム
具体的な手順
1. Zoomから音声ファイルを取得する
Zoomの録画データから音声ファイル(M4A形式)をダウンロードします。
Zoom.usにログイン
左側メニューから「録画」をクリック
目的の会議録画を選択
「Audio Only (M4A)」を選択してダウンロード (参考: Zoomの録画をダウンロードする方法)
2. CLOVA Noteで文字起こしを行う
ダウンロードした音声ファイルをCLOVA Noteで文字起こしします。
設定手順:
LINEアカウントでCLOVA Noteにログイン
「新しいノートを作成」をクリック
「ファイルアップロード」を選択
ダウンロードしたM4Aファイルを選択
音声の種類で「会議」を選択 (参考: CLOVA Noteの使い方)
CLOVA Noteの注意点:
1回の文字起こしは180分まで
無料プランでは月間利用時間が300分まで(設定変更で600分まで拡張可能) (参考: CLOVA Noteの無料プラン)
2025年1月現在、無料プランは継続中です。
音声ファイルのサイズは300MBまでに制限されています。
発言者の自動識別精度が向上しています(2024年後半のアップデートによる)。
3. AIで議事録を整形する
文字起こしされたテキストデータをAI(ChatGPTなど)に入力し、議事録として整形します。
ChatGPTへのプロンプト例:
以下の文字起こしデータを議事録形式に整形してください。
1. 「えーと」「あのー」などの口癖を削除
2. 重要な決定事項を箇条書きで抽出
3. 次回のアクションアイテムを明確化
4. 参加者の発言を「〇〇:」の形式で整理
4. 誤認識の修正とブラッシュアップ
文字起こしやAIによる整形結果を最終確認し、誤認識を修正します。
確認すべき項目:
専門用語や固有名詞
数値やデータ
人名
重要な決定事項
日時や期限 (参考: 文字起こし後の修正ポイント)
AIを活用したブラッシュアップ:
さらに、以下のプロンプト例を参考に、AIで議事録をブラッシュアップできます。
以下の議事録について:
1. 主要な論点を3行で要約
2. 決定事項の一覧を作成
3. 次回までのタスクを担当者別に整理
4. 重要度の高い項目にマーカー付け
議事録作成を効率化するTips
録音品質の確保:
参加者にイヤホン使用を依頼する
発言時以外はミュートにする
CLOVA Note活用術:
よく使う専門用語を事前登録する
話者の区別を明確にする (参考: CLOVA Noteの便利な使い方)
時間節約のコツ:
テンプレートを活用する
重要ポイントのタイムスタンプメモを残す
キーワードで素早く検索できるようにする
まとめ
これらの方法を活用することで、1時間の会議の議事録作成時間を15〜20分程度に短縮できます。まずは小規模な会議から試してみて、徐々に大きな会議にも適用していくことをお勧めします。