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イスタンブールで困ったこと3つ

あの旅から気づけばもうひと月。
今となっては夢か現か…ってくらい遠い過去。
それでもしつこくネタとして取り上げちゃう、日常に変化が無いね、寂しい女の思い出語り~・・・ってなんかの歌詞みたいになってきたぞw

ま、そんな訳で楽しかったイスタンブール旅行ですが、やっぱり困った点もあった訳で。今日はそれについてまとめてみました。
ちなみにこの「困ったことTOP3」にトイレが入っていないってちょっと凄くないですか?


①1日5回のアザーンに自己嫌悪

イスラム教では1日5回(3回のところもある)メッカに向かってお祈りをするお勤めがあるというのは知っていたのですが・・・

いや、これ、1日5回って相当多いですよ。
しかも毎日!!

で、そのお祈りの時間が近くなると、モスクのスピーカー(千葉県柏市出身のワタクシ的には「パンザマスト」)から「皆さん、もうすぐお祈りの時間ですから準備を始めましょう」という内容の詩?言葉?が流れます。

これが「アザーン」といわれるもの。

1日で一番早いアザーンは日の昇りと共に放送されるようで、私が滞在していた9月末~10月初めは大体朝6時前後でした。

トルコに到着した当日は朝5時の到着で、ちょうど6時位はあのトンデモな送迎車に乗っていて(※)移動中でしたので気が付きませんでしたが、翌日の朝はもうそれでたたき起こされることに・・・

目覚ましより強力

しかも私の滞在したホテルはアヤソフィアのお隣。というかまあイスタンブールには大小合わせて3113ヶ所あると言われていますので、多分イスタンブールの街のどこにいてもこのアザーンは高らかに聞こえてくるのでありましょう。

日本で「除夜の鐘がうるせぇ!」というトラブルがあったことがありますけど、いやもうね、そんなレベルの音量じゃないんですよ。
昼間、うっかりモスクのスピーカーの下を通ろうものなら、隣の人の声が聞こえない位の大音量。

という訳で、結局滞在中、朝はこのアザーンでたたき起こされるという日々を送ることになった訳ですが・・・

思ったんです。

イスラム教徒の人ってこれ毎日やっているんだー
親からの習慣と言っても相当信じる気持ちが無いと出来ないよなー

って。

自分は何か信じるもののためにここまでできるだろうか?
となんだかだらしない自分の人生をひどく反省する気持ちになりましたの。

でもあれ、お祈りの時間にきちんとモスクに行く人もいるけど、店先でタバコふかしている人もいるんだけど、あれはどういうことなんだろう?ハテ

②ホテルの風呂がハマムだった

・・・って、なんのこっちゃ、って思うかもですが。
いや、だから「ハマム」だったんですってば!!

ほら!

バススペース自体は凄く広い。3畳くらいあるのかな?

バスルームをのぞいたらなんかバスタブみたいな台が見えたので「ラッキー」って思ったら、バスタブじゃなくて座る所でした。

で、仕方なく天井のシャワーを開くもお湯が出ない・・・

フロントの人に来て貰ったのですが、この奥の大理石の桶のような蛇口を開いて「こっちはお湯が出るから」と言われ、帰ってしまいました。
・・・私もちょっともう荷物を開いてしまっていたし、部屋を替えて貰うのも面倒だからその「桶」のようなものを使うしかないか、と腹を括ったのですが・・・

排水口がないのよ!!

これ、排水口が無いんですよ!!
お湯を溜めて、この左の銀の小さなお皿でお湯をすくってかけ湯をする感じ・・・で正解なのかな?翌日行ったハマムでそういう使い方をしていたので多分いいのでしょう。

ただお湯はふんだんに出ますのでひたすらザバザバとかけまくってシャンプーを済ます感じでした。

正しい使い方をご存じの方、教えてルトゥフェン

時間がたっぷりある旅行中だから目新しく使えましたけど、これは日常ではきついなー。

それにしても最後水が少なくなると銀の盆ではすくえなくなって、底の方に少し水が残っちゃうんだけど・・・これ、どうやって掃除しているんだろう?

③いたる所が喫煙所 思い出は煙にまみれて

私はタバコの煙がとても苦手。

家族も吸わないですし、友人たちにも吸う人が居ないので煙草に関してはもう無菌状態。

こんな私なのでイスタンブールの街で過ごした数日は正直きつかった!

ホテルも一応禁煙になっているのですが、何故かベランダの手すりに灰皿が置いてあるという・・・

街なかでも歩きタバコ、座りタバコ、スマホタバコ、食事タバコ、チャイタバコ・・・なんでもあり!!

ミマール・シナン・カフェテラス 勿論この席でもグループがタバコを吸い始めた・・・思い出は煙と共に・・・

さすがにモスクの中と、トラムやバスの中では吸ってる人いなかったけど。
でもとにかくみんな吸うせいか、服とかににおいがしみ込んでいるのか、何処に居てもそこはかとなく漂っているんですよね。

これはもうその国の習慣だから仕方ないんですけど、うーん、ちょっときつかった!

イスタンブールの街はコンパクトな上、移動のための交通手段もとても発達していて便利かつ分かりやすく、意外にもトイレが便利で、旅行者にはとても優しい街だったのですが、それを打ち消してしまう位タバコの破壊力が凄かったのがとても残念・・・
うちの夫さんも「へ~イスタンブールかぁ、いいなぁ」なんて言ってましたが、これまた私以上にタバコの煙が大嫌いなおひとなので、多分無理だろうなぁ。誘えない。(タバコの煙の気配があるとすぐ機嫌悪くなるから)

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以上、イスタンブールでの困った点3つでした。

・・・そうですね、イスタンブールに行く時はファブリーズのような消臭剤をお持ちなるのも一つかと存じます。

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