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【遅刻】2020のこと

沼落ちには2種類ある。
理性の沼落ちと、本能の沼落ちだ。

みたいな話を誰かとした気がする、もしくは誰かが言っていた気がする。してないかも。

2020年を振り返ろうとずっと思っていたけど、
就活が落ち着いた6・7〜9月あたりに何を考え、何を糧に生きていたかがどうしても思い出せなかった。

どういうことかというと、アイドルマスターSideMへの沼落ちは記憶をすっ飛ばすタイプ、すなわち本能の沼落ちだった、ということである。 

理性の沼落ちはたとえば「興味があるのでもっと知るためにライブに行ってみよう」「Twitterをフォローしてみよう」というところから始まるので、それまでの主戦場からグラデーション式に主軸が変わっていく。

本能の沼落ちは「気づいたときには遅い」。それだけである。
このメカニズムは未だにわからない。気づいた時にはいつも遅いので…
沼落ち以前から対象を認知していても、思わぬきっかけによってスイッチが入ることがあるのも実証済み。
嵐の二宮和也さんと、SideMの桜庭薫さんでした。

本能沼落ちは落ちたら最後、それ以前の記憶をすっ飛ばしてのめり込むし、すべての情報の収集に走る。
いま、そんな感じだ。

これまで何度か言ったように、わたしの人生で本能沼落ちをやったのは「嵐・二宮和也」「BOYS AND MEN・本田剛文」「アイドルマスターSideM・桜庭薫/DRAMATIC STARS」だ。

出会ってしまったから落ちた、というのは確かだと思うけど、最近の考察として精神の疲弊のタイミングが少なからず関係している気がしている。

少なくともボイメンはそうだった。
もう時効だと思うので言うけど、
当時高校生、ボイメンに沼落ちしてすべてをすっ飛ばしたことでわたしは停学沙汰をやらかした。
先生がめっちゃ家に来たり、色んな先生が読むための反省文を書いたり、部活で謝ったり色々した。
でも自分の中で、悲しいとか後悔みたいな感情にならなかった。親を悲しませた罪悪感だけはめちゃくちゃ、今でもあるけど。

あそこで一旦全部にリセットがかかってよかったと思った。
部活運営を引き継いだタイミングで練習を自分でまわさないといけなくて、でも全然向上できないし、でも勉強もあって…みたいな。たぶんめちゃくちゃ疲れていた。

それで無意識にボイメンに現実逃避をしていて、停学の間ですらも楽しみの拠り所になったくらいだった。

いま浸かってる沼があってめっちゃ情緒プラスにふれてるから、
現実つぶれてもギリプラマイゼロで保ててる!みたいなことになっていたんだと思う。

(ま、高校での人権がなくならずに済んだから、という結果オーライからきてるところは大いにあるけど。)

なんか美談ぽく書くつもりだったけど完全にヤバい奴になってない?

それで本題。今年はどうだったのか。
まず今は停学沙汰レベルのことはやらかしてないです…
だけど秋口あたりでなんか疲れてたんだろな〜というのはある。
学業で結構しんどい出来事が起きたり、
あと正直オタクでも疲れていた。
一生ライブは復活しないし、推しメンの調子もあんまり良くないし、
オンライン特典会ばかり増える中で無意識に“毎回買わなきゃ”ってなってたのはキツかったし…

そこでたぶんSideMは効いた。
「SideMは救済」と言う人はかなりいる。
普通のイケメンアイドルものに見えて、
何かを諦めた先、何かを失った先でアイドルになった人が多くて、かつそこにフォーカスする話なので。「理由あって、アイドル!」と謳うだけあって。
だから、妥協とは言わないけど「それでもいいんだよ」という一種の「赦し」みたいなものを感じるかなとたまに思います。

…まあ〜この話はいずれ別でしたい。できたら。

それでまあ,今に至ったという感じです。
なので9月くらいまでの記憶はすっ飛んだけど、
まだ人の道は踏み外さず生きてます。

2020年での変化として、常にnoteでどうやって書くか=アウトプットするために何かを考えるようになったかなというのはある。
オタク的なところでは自分がなぜそれを好きなのか、それのなにがいいのか、を言語化前提で考えるようになった。
それ以外でいえば、例えばバイトの作業ひとつとっても「なぜその手順が必要なのか」を考えるようになった気がする。

まあ実際にnoteへの投稿を実行できた思考は少ないけど。
推しメンに布教ブログを褒めてもらったことがおそらくデカい。成功体験は行動の変化をもたらす。行動原理はすべて推し。

やっぱりこれからも、自分がなぜそれを推すのかをロジカルに語れるオタクでありたいなとは思う。
多くの人が好きなフィールドを主戦場にするタイプではないということも最近わかってきたんだけど、
それは「ライバルが少ないから」みたいなことより
「それを知らない人にいかに良さを伝えるかを考えてヒリヒリすることが好きだから、ひいてはヒリヒリしている自分が好きだから」みたいなところが結構ある気がしている。

え、キモ〜(率直)
まあ「オタクは生きているだけでキモい」がモットーなので、キモいなりにしっかり軸を持ってキモく在りたいですね。

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