子どもを誰一人取り残さないまちへ〜困難を抱える子を見逃さない〜
関市の子育て支援について、大切なことは、少数派であっても困難を抱える子を誰一人取り残さないことだと考えています。
関市にもたくさんの困難を抱える子どもたちがいます。
アレルギーを抱える子どもたち、子どもの貧困、不登校、発達障がい/グレーゾーン、LGBTQなどなど。
食物アレルギーを抱える子どもたち。
現在、タマゴアレルギーの子たちは市内に100人ほどいます。そう言ったさまざまなアレルギーを抱える子どもたちは、学校給食の難しさがあります。
令和5年2学期の学校給食から、現在「鶏卵」に加えて「乳・乳製品」の除去食もスタートされて、アレルギー対応の幅も徐々に広がっています!
ただ、食物アレルギーをもつ親さんは、毎日お弁当を作って毎日学校に届けていたり、毎日献立表をチェックして食べられない日をチェックしてそれを子どもと先生で確認してもらったり、食べられない日もあるけれども給食費が他と同じ等、さまざまなご苦労をされています。「少しでもみんなと同じものを同じ場所で食べさせてあげたい」という思いを持っています。
(関市PTA連合会通信の学校給食×食物アレルギー座談会より)
給食費のこと、アレルゲンフリーの日の増加など、まだまだ取り組まなければならないことが多いと思います。
また、子どもの貧困は、先の記事でも書きました。
そして、不登校については、以前のL教室の記事でも触れました。
関市の不登校の子の数は、県内でもかなり高い。岐阜県内の平均は24人に一人ですが、関市は20人に一人と言われています。
私は、不登校が問題ではなく、学校行かなくても育つ仕組みづくりが必要だと思っています。「教室復帰ではなく社会的自立を目指す」こと。
私は、子どもに多様な選択肢があることが大切だと考えます。
地域の中に、フリースクールに準じるような、さまざまな科目勉強とも連携できるような社会体験の場がたくさんあって、それらを子どもが選んで取り組めるような地域も一緒になった教育が大切だと考えています。
またLGBTQの子たちも、全国的な割合が3%から10%といわれています。
こう言った、少数派でも生きづらさを抱える親子をしっかりと取り残さないで支援していくことこそ、大事だと考えます。