関に「子どもの貧困」ってあるの?
全国的には子どもの6人に1人が貧困。
今、全国的に課題として叫ばれている子どもの貧困。統計上は6人に1人が貧困と言われています。「豊かな日本でご冗談を」と思う方も多いかもしれません。
もっと言うと、日本は、OECD加盟国34カ国中10番目に貧困率が高く、さらに、ひとり親世帯の中の貧困率は、OECD加盟国中一番高いのです。
こりゃびっくり!日本を「貧困大国」なんて言う人もいるんですよ。
関の子どもの貧困は10年前から10倍に増えている。
では、関には、貧困に困る子どもはいるのでしょうか。
普段生活していく上で、身近に感じない人も多いのかもしれません。
答えは、あります。しかも増えてます。しかもしかも2倍に!
経済的な理由等で「就学援助制度」を受けている家庭は、
平成16年には4.4%だったのが、平成26年には8.83%となっているのです。
関でも取り組みがはじまった。
近年、そういった家庭の子どもを対象に「無償学習支援」と食事を提供する「子ども食堂」の取り組みが広がっています。学習支援は、岐阜市ですで約10ヶ所開設。美濃加茂市でも5年ほど前からはじまっています。関市でも2017年にこの課題への取り組みがはじまりました。
関市の事業として、2017年夏から子ども食堂と無償学習支援がはじまりました
2017年の初期に運営しはじめたのが、子ども食堂は、NPO法人ヘルシーライフせき「関まちなか子ども食堂」と子ども学習支援センター とも。無償学習支援はNPO法人子援隊(しえんたい)。
「関まちなか子ども食堂」さんは毎月1回の千手院でのお弁当配布と、毎週水曜日の西福野の自宅を開放しての学習支援と食堂を実施しています。
コロナ禍で形態を食堂からお弁当の配布となりましたが、6年間、コツコツと続けられているのが本当にすごいです。
私も設立の時や、さまざまな企業さんとをお繋ぎをしたり、関わって参りましたが、先日久々に伺ってきました。子どもたちもお手伝いすることが当たり前となっていて、とっても良い雰囲気でした!
また、学習支援の「子援隊」さんの活動も素晴らしいです。
学習支援の様子を見にいきましたが、子どもたちは学習意欲が高く、一生懸命勉強していました。また、教えるボランティアの方々も20名以上集まりました。教員OBや元塾講師も入れば、そういったことをやってきていない普通のおじさんおばさんもいます。そういった、大人との交流もまた、学習支援の魅力ですね。
学習支援としての成果も出ていて、昨年度は中学卒業生5名全員が高校に合格されたそうです!
みなさんにできること。
お金、食材の寄付を随時募集されています。
子援隊、子ども食堂を運営するヘルシーライフ関では、お金、食材の寄付を募集しています。
お問合せはまずは、関市市民活動センターまでご連絡ください。
0575-24-7772
info@seki-siminkatudo.com