ソードワールド2.5リプレイ 《空の麓》キャンペーン 第六話「荒野の魔動大砲」
はじめに
この記事は2020/11/27に行われた「ソードワールド2.5(グループSNEのTRPG)」のセッションログを再編集したリプレイです。
読みやすくするため、実際のセッションログを少しだけ脚色したり、発言順序を整理したりしています。
本作は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の、二次創作です。
0. これまでのあらすじ
アルフレイム大陸北西部、ドーデン地方。
《キングスレイ鉄鋼共和国》第二都市《ヒスダリア》から馬車で約半日の距離にある大裂穴の淵《ヒスイドラ》。
PCたちはその町にある小さな冒険者ギルド支部《空の麓》に所属する冒険者である。
今から約半年ほど前、《ヒスダリア》近辺の伝承に残る伝説の魔剣“空色の剣”の手がかりを追う中でPCたちは《元ヒスドゥール大裂穴》を冒険する。屈強なトロールや上位蛮族であるディアボロが守護していた遺跡発掘場からあるものを発見してきていた。
抜けるような青空を彷彿とさせる、小さな剣型の石がついた首飾り。
この小さなアイテムの正体が明かされるのは、まだもう少し先の話……。
◆GMのメモ◆
セッションが第五話を終えた際、GMはプレイヤーに「戦闘特技を一つだけ、他の物と入れ替えても良い」というリビルド許可を出した。
キャラクターの成長に伴い、能力値と合わなくなってきた特技や新たに得た武器などに合わせ、微調整を行うのが目的である。
フレーバー的には半年の間に鍛え直し、自身の戦闘スタイルを再調整した体である。
1. 導入
GM:◆描写◆
ヒスイドラの街に、朝日が昇る。
今から半年ほど前、PC達がやってきた頃と比べるとこの街は変わった。
今やこの町は第二都市《ヒスダリア》と第三都市《グランティン》とを結ぶ行商ルートに位置する流通の拠点であり、多くの商人や冒険者が行き来する宿場町として発展している。
行商人達はこの町で冒険者を護衛として雇い、冒険者達はこの町で食料や備品を買い込んで仕事へと備える。
かつてPC達が森に通した街道が、この町を発展させたのである。
半年前までは「辺境の零細ギルド」呼ばわりされていた《空の麓》亭も、今では活気のある立派なギルドと認知されていた。
PC達はそんな《空の麓》亭の3階にある宿屋の自室で目を覚ますと、仕事を求めてギルドホールを訪れた。
キア:「ふぁ……おはようございます」
絵:幽月こん@kon_yus様
キャラクター:“冒険家(パスファインダー)”キア・コレット/女性/15歳
プレイヤー:侘助
種族:リカント(アライグマ)
技能:シューターLv4/マギテックLv4/スカウトLv1/セージLv3
戦闘特技:ターゲッティング、武器習熟A:ガン
装備:ロングバレル(銃)、ハードレザー(革鎧)
サーペンタインガン(拳銃)
概要
レイピア級冒険者の資格を持つ、礼儀正しいアライグマのリカント。
豊富な知識と冷静な判断力を併せ持つ、パーティの参謀的ポジション。
前時代の技術である“魔動機術”の技師であり、戦闘時は長銃を使った強力な銃撃で戦う。
前回の冒険で得た報酬を使い、ロングバレルをアビス強化した。
強化内容は「クリティカル値-1」であり、アビスカース(呪い)の内容は「死に近い」であった。
キアは生死判定を行う際、冒険者レベルに等しいマイナス修正を受ける。
クロウリー:「うぅ……昨日は飲みすぎたな」*頭をさすりながら
絵:のっち
キャラクター:チャールズ・C・クロウリー/男性/28歳
プレイヤー:のっち(GMと兼任の半NPC)
種族:人間
技能:コンジャラーLv5/アルケミストLv3/セージLv3
戦闘特技:魔法拡大/数、ターゲッティング、魔法収束
装備:メイジスタッフ(杖)、クロースアーマー(布服)
概要
錬金術と操霊魔法を修める人間の男。
二つの技術を組み合わせ、パーティの強化・回復から敵の妨害までこなす。
反面、単独での戦闘や探索ができないため“冒険”そのものは苦手である。
深い知識を持つ一方で酒と女に目がない俗物な一面も併せ持つ。
カナリカ:「キア、おはよう!」
カナリカ:「クロウリーは二日酔いかい?」
絵:滑朗さん
キャラクター:カナリカ/女性/20歳
プレイヤー:滑郎
種族:ルーンフォーク
技能:フェンサーLv5/ライダーLv3/コンジャラーLv3/レンジャーLv1
戦闘特技:防具習熟A/非金属鎧、魔力擊、マルチアクション
装備:サーベル(片手剣)、ショートスピア(手槍)アラミドコート(布)
概要
剣と魔動バイクを操るルーンフォークのお姉さん。
自身を“騎士”と称し、パーティの切り込み隊長を務める。
魔力を乗せた剣とバイクの車輪による連撃を得意とし、更には魔法を織り交ぜた戦術も可能になった。
イズール:「おはよう、キアさん」
絵:シロクニさん
キャラクター:イズール・ローランド/男性/19歳
プレイヤー:シロクニ
種族:リカント(イタチ)
技能:フェンサーLv5/スカウトLv4/エンハンサーLv3
戦闘特技:囮攻撃、武器習熟A/スピア、必殺攻撃
装備:ピラー(槍)、ショートスピア(槍/投槍)、
ハンドアックス(斧/投斧)
バックラー(回避用盾)、ソフトレザー(革鎧)
概要
槍を武器とする身軽なイタチのリカント。
斥候として優れた技術を持つ。
本人的には戦士としてより斥候としての自負が大きいらしく、
パーティのメインスカウトとしての責任を感じることも多いらしい。
ルクス:「皆さん、おはようございます」
ルクス:「こうして5人が揃うのは、久方ぶりですね」
絵:やづやさん
キャラクター:ルクス・マルガメス/女性/50歳
プレイヤー:やづや
種族:リルドラケン
技能:ファイターLv5/エンハンサーLv3/レンジャーLv2
戦闘特技:かばう、武器習熟A:盾、ガーディアン
装備:グレートパリィ(大盾)、プレートアーマー(金属鎧)
概要
大盾を携えたリルドラケンの女戦士。
呼吸法と合わせて鉄壁の防御を誇る、パーティのタンク役。
恵まれた身体から繰り出される大盾の一撃は破壊力抜群であり、冷静沈着な性格も相まって頼もしさを感じさせる。
カナリカ:「おっとキア、寝ぐせがついてるよ」*ブラッシング
キア:「ありがとうございます。昨夜はつい、読書に熱が入ってしまいまして……」*寝ぼけまなこを擦り
イズール:「クロウリーさんはほどほどにな」*と言いつつ髪に寝癖を付けたまま
カナリカ:「イズールもこっちへおいで。髪をとかしてあげよう」*手招き
クロウリー:「二日酔いには迎え酒と相場が決まってるんだが……今日は久しぶりにマスターから招集がかかってたな。……やめとくか」
GM:◆描写2◆
PC達がギルドホールで時間を潰していると、支部長のジムレドが姿を現す。
PC達に頼みたい仕事があるのだという。
ジムレドはギルド一階にある会議室へとPC達を通した。
ジムレド:「久しぶりだねぇ、アンタ達」
絵:シロクニさん
◆NPC解説◆
“智を編む者”ジムレド=オールスリーヴ/ドワーフ/女性/200歳(?)
冒険者ギルド《空の麓》亭の支部長。ちっちゃい。
冬場は薪ストーブに限界まで近づきながら本を読むのが好きらしい。
実は魔動機文明時代の技術や知識に詳しく、物品の解析や鑑定などを得意とする。
ジムレド:「アンタ達には、二つほど伝えなきゃならないことがある」
カナリカ:「マスター、改まってどうしたんだい?」不思議と久しぶりな気がする。なぜだろうとか思いつつ
ジムレド:「一つは、アンタ達が蛮族の遺跡発掘場から持ち帰ってきた、あの小さな剣型の首飾りについてさ」
ジムレド:「アタシが解析した結果、あれは紛れもなく魔法文明時代の遺品……“アーティファクト”だった」
キア:「やはりですか……」
カナリカ:「頑張った甲斐はあったわけだね。よかった」
ジムレド:「が、どんな魔法が込められているのか、どうすれば起動するのかがわからず終いさ」
ジムレド:「おそらく……あれは単体では機能しない。それ相応の外部パーツと組み合わせて使う、言わばコアのような代物なのさ」
イズール:「おぉ!……よくわからんのはちょっとこわいが、ロマンはあるってヤツだな」
カナリカ:「通りで小さいわけだよ」
キア:「私のアナライズもうまく機能しませんでしたからね……」
イズール:「なるほど……?」*専門外なのでふんふんと相槌を打っている
◆GMのメモ◆
【アナライズ】とは魔動機術の一つで、マギスフィアを解析機に変形させて対象物の解析を試みることのできる術である。
ジムレド:「古代魔法文明時代に作られた遺品のコアってだけでも、キングスフォールの学者どもがヨダレを垂らすだろうがね……」
キア:「であれば、あの遺跡に関連性のあるモノが見つかるまでは一旦保留……ということでしょうか?」
ジムレド:「いや、そうでもないよ」*キアに向かって
キア:ピクリと耳が動く
ジムレド:「アタシの専門はそもそも魔動機術と魔動機文明時代だからね」
ジムレド:「そこで、だ」
ジムレド:「キングスフォールの《鋼の車輪》に伝書鳩を送った。キングスレイの冒険者ギルドの支部長を集めてもらうためにね」
ジムレド:「各ギルドの支部長はただの管理職じゃあない。各々が特定分野のエキスパートだ。あの魔剣の手がかりを知る者もいるだろうさ」
GM:覚えているかな?《鋼の車輪》 第一話でカナリカ、キア、イズールが訪れて《空の麓》を“紹介”されたギルドだね
カナリカ:あ、あいさつ代わりに左遷してきた人達!!!
イズール:懐かしや門前払い
GM:キングスフォール最大手だから駆け出しは相手にしてないって感じ
ただ、ジムレドもこの業界長いので相応のツテはあるといったところ
キア:「ギルド同士の会合ですか……」
ジムレド:「こんな事情でも無きゃ、顔も見たくない連中ばかりだがね」
イズール:「(ジムレドさんがそんな風に言うなんて……他支部の支部長ってのは性格悪いのか?)」
ジムレド:「というわけで、近いうちにアンタ達を連れて《キングスフォール》に向かうことになる。 予定の調整をしておくように」
クロウリー:「キングスフォールか……久しぶりの都会だな」
カナリカ:「そっか……久しぶりに、あの大都会にいけるんだね」
キア:「ふふっ、ワクワクしてきましたね」
イズール:「どうなるかは分からないけど楽しみだな……」*食事とか
ルクス:「キングスフォールですか。私は初めてですね」
カナリカ:「そういえば、ルクスはあの時いなかったもんね。すごいところだよ」
イズール:「そうだぜルクスさん、暇があったら観光したいな」
ルクス:「マスター、二つ目の話とは? 仕事の件でしょうか?」
ジムレド:「いかにも。アンタ達に頼みたい仕事があるのさ」
イズール:「まってたぜジムレドさん!」*依頼
ルクス:「ほう……」*尻尾がゆっくりパタパタ
ジムレド:「第二都市《ヒスダリア》からこの街に向けて、魔動列車の線路が完成間近なのは知ってるだろ?」
クロウリー:「物流街道の整備に伴い、《ヒスイドラ》-《ヒスダリア》間に新しく開通する“大裂穴線”だっけか。 この町の近くにはマナタイトが掘れる鉱脈も幾らか残っているし、行商以外にも需要はありそうだな」
カナリカ:「おおっ……!」*村に線路が通って喜ぶ人みたいな
キア:「その路線でなにかあったんですか?」
ジムレド:「まだ何も起きちゃいないさ。むしろ何も起きないようにする」
ジムレド:「“大裂穴線”は3日後に完成予定なんだが……ちょっと懸念事項があってね」
イズール:「……蛮族か?」*緩んでいた表情を引き締め
ジムレド:*“ドーデン冒険者会報”を取り出し、机の上に広げる
「蛮族列車強盗団、またも列車を止め食料を強奪」
「死者、負傷者多数 路線復旧のめど立たず」
キア:「……なるほど」
ルクス:「これは深刻ですね」
ジムレド:「これは《グランティン》の近くだがね。 だが、新しく路線が通るってことはこの手のトラブルも多くなるってことさ」
ジムレド:「連中、新しい路線が通ると“味見”をする傾向にあるね。 路線の警備や防衛レベルを図るために襲撃しておこうって腹なのさ」
ジムレド:「が、この路線はうちの街全体の交易としても極めて重要……。この街を利用する商人達から「路線を守ってくれ」と声が上がってる」
ジムレド:「というわけで前置きが長くなったが……うちの街の路線を狙う《蛮族列車強盗団》を退治してきておくれ。それが今回の依頼だよ」
ルクス:「防衛ですか。私の専売特許です」
カナリカ:「強盗……へぇ、不届きもの退治か。……腕が鳴るね」
イズール:「了解した。ヒスイドラには思い入れもあるし、張り切ってやらないとな」
クロウリー:「来るべき大仕事の前に、トラブルの種は片付けちまうか」
キア:「承知しました。 ……して、報酬はおいくらでしょうか?」
ジムレド:「こいつが依頼書だよ」*羊皮紙をテーブルに
◆依頼概要◆
・依頼主は《ヒスイドラ》の街を主な交易ルートとする商人達
・依頼内容は新しく開通する《大裂穴線》を狙う《蛮族列車強盗団》の撃退
・報酬は総額12500G(一人あたり2500G)
・依頼期限は特になし
◆ドーデン冒険者会報より抜粋◆
・ドーデン地方北西部で今注目を集めている蛮族といえば
《はぐれ蠍》のシャウラ(アンドロスコーピオン/男性/年齢不詳)
群れで行動し個より集団を重視するアンドロスコーピオン族では変わり者らしく、里を抜けて《蛮族列車強盗団》で活動している
・下級の妖魔を「弾除け」に使ったり、列車襲撃の際に魔動機を使用するといった手口が特徴
・その首には3500Gの懸賞金がかけられている
ルクス:「実にわかりやすいです。私には、探索よりもこういうのが向いていますね」
カナリカ:「私も探索よりはこういうのが得意だ」
クロウリー:「げぇっ、アンドロスコーピオン……」*目を通しながら
キア:「アンドロスコーピオンですか……」
イズール:「アンドロスコーピオン……あんまり聞かない蛮族だけど、なにか厄介なのか?」
GM:それではここで魔物知識判定
GM:難易度12/15です 全員どうぞ~
イズール:教えて賢い人!
クロウリー:2d6+3+4 //魔物知識判定
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+4) → 2[1,1]+3+4 → 9
→自動失敗……
キア:2d6+3+3 //魔物知識判定
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3) → 4[2,2]+3+3 → 10
→失敗……
カナリカ:2d6+6 データオンリー!
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+6) → 6[3,3]+6 → 12
→成功!
ルクス:2d6
<BCDice:ルクス>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 8[4,4] → 8
→失敗……
イズール:2d
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 6[1,5] → 6
→失敗……
GM:ゲェッとか言いつつ何も知らんの草生える
イズール:wwww
カナリカ:ライダーパワーですよ(眼鏡クイ
GM:ではカナリカさんはある程度知ってますね ライダーズギルドではある程度有名なのかもしれない
クロウリー:「嫌な顔をしてみたものの、実際のところどういう蛮族なのかまでは知らないんだよな」*冒険者歴は浅いので
クロウリー:「文献や記録じゃ、かなり変わった種族だって書き方だったが……キア、何か知ってるか?」
キア:「大まかな特徴は分かるんですけど、詳しいことまでは……」
カナリカ:「……聞いたことある。ライダーズギルドでは悪名高かったような」*顎に手を当てて
クロウリー:「ライダーズギルドで……そうか、連中は魔動機術の心得があるらしいな」
ルクス:「それは厄介ですね」
クロウリー:「まさかカナリカの乗ってるバイクも解体して持っていくような連中なのか?」
カナリカ:「噂ではバイクと並走して勝負に勝ったらバイクを奪っていくという卑劣な奴らしい……」*嘘か本当かはわからない
クロウリー:「どういうことだよ!?」
イズール:「バイクと並走するってどれだけ素早いんだ……?」*あんまり信じてないもののぞっとしつつ
カナリカ:「でもそんなこと許さない……私の友達は奪わせないぞ……!」
キア:「ふむ、少し調べる必要があるかもしれませんね……」
ジムレド:「ま、敵の正体がなんであれだ」
ジムレド:「アタシ達の町の周囲を荒らそうって連中に、痛い目見せてやろうじゃないか」
PC達:おー!
2. 刻まれた痕跡
GM:◆描写◆
依頼を受けた翌日早朝、日が昇ると同時にPC達はギルドを出発した。
《ヒスドゥール浮遊連峰》が西の空に浮かんでいるのが見える。
頭上には雲一つない秋空が広がっており、ドーデン地方西部の冷涼な気候が冷たい空気を運んできていた。
GM:歩くこと数時間、正午前の穏やかな日差しが荒野を照らしている。
PC達は現在、ギルドを出入りする冒険者達から寄せられた噂を参考に《蛮族列車強盗団》が潜伏していそうな地域へと足を運んでいた。
《空の麓》亭は元々大裂穴における蛮族の動向調査を主とした業務を取り扱っていたこともあり、近隣地域での蛮族の目撃情報が集まりやすい。
そういった情報を整理した結果、ジムレドは蛮族たちの潜伏場所に幾つかの目星をつけていた。
クロウリー:「しかし、このあたりは本当に岩山や荒地ばっかりだなぁ」
クロウリー:「ま、このヤマが片付けばしばらくはキングスフォールに出張だから見納めか」
カナリカ:「そうだね、そう思うと少し名残惜しい気もするね」
キア:「まぁ出張ですから……すぐにこの景色とも再開できますよ」
イズール:「だな!」
GM:◆描写2◆
その場所は《ヒスイドラ》から南、第二都市《ヒスダリア》へと続く線路を数時間辿り、そこから北に歩いた位置にあった。
周囲には硬い土の地面が広がり、所々に大きな岩が点在している。
浮遊連峰が浮き上がる際に剥がれ落ちて地面に突き刺さったのだろう。
しかし、その周辺を見渡したなら冒険者でなくとも違和感を覚えるだろう。
その周囲の地面には直径2~3mほど、深さ1mほどの円形の窪地が約30箇所以上穿たれていたからだ。
GM:それではここで探索判定!
スカウト or レンジャーで難易度11 どうぞ!
クロウリー:「うおっ、なんだこれ……? 妙な地形だな」
カナリカ:「ライダーの腕の見せ所かな」悪路走破!
カナリカ:2d6+4
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+4) → 6[3,3]+4 → 10
→失敗……
キア:2d6+1+3 //スカウト知力パッケージ
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+3) → 7[3,4]+1+3 → 11
→成功!
クロウリー:2d6
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 10[5,5] → 10
→失敗……
イズール:2d6+4+2 //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+2) → 7[1,6]+4+2 → 13
→成功!
ルクス:2d6+3+1 //レンジャー観察判定パッケージ
<BCDice:ルクス>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+1) → 3[1,2]+3+1 → 7
→失敗……
GM:ではキア、イズールの二人は周囲の痕跡を調べた結果として以下のことがわかるよ
・クレーター状の円形窪地を何箇所か調べてみた結果、中心部には特に砲弾のようなものは確認できない
・窪地は地面に対して垂直に穿たれているのではなく、北方向を12時としておよそ3時の方向に傾いている
・クレーターの傾きの方向に対して見渡してみると、線路を跨いで5kmほど先に大きな一枚岩が見える
イズール:「真上からの衝撃ってわけじゃなさそうだが、どうやって……」*一枚岩の方を見遣り
キア:「あそこを見てください」*一枚岩の方を指差す
カナリカ:「うん?」*バイクに跨りながら視線を一枚岩に
GM:ではキアさんが一枚岩の方を指さしたその時……
GM:カナリカさん(とイズールさん、キアさん)は一枚岩の方向から、大型の光弾が飛来してくるのに気が付きます
GM:危機感知判定を難易度11でどうぞ
カナリカ:2d6+4 レンジャー+知慮
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+4) → 7[1,6]+4 → 11
→成功!
カナリカ:ふ、ふぅ……
GM:ナイス!
カナリカ:「おっと!!」バック!
クロウリー:「うおおっ!?」*ビクッ
イズール:「カナリカさん!大丈夫か!?」
GM:先程まで彼女の立っていた場所には、周囲にあるものと同じようなクレーターが穿たれていた
カナリカ:「間一髪……ってところだね。あとほんの一瞬判断が遅れてたらくらってたよ」
キア:ロングバレル構え光弾の方向を照準で確認します。
GM:照準で確認した限りでは、一枚岩がぼんやり見える程度ですね
GM:詳しく調べるためには、一枚岩に近づく必要がある……ということになります
キア:「これは……」
クロウリー:「こりゃかなりヤバいんじゃないか……!?」
キア:「ひとまず、射線から逃れましょう」
クロウリー:「賛成だ。ルクスが5人以上いないと怪我人が出ちまうぜ!」
イズール:「それは難しい話だな……」
カナリカ:移動力50くらいのバイクでつっこめば素早くいけないかな
GM:一枚岩までは距離がだいたい5kmありますね……
カナリカ:それは遠すぎる……!
3.砲台の一枚岩
GM:◆描写◆
周囲に点在する岩陰を伝いながら、光弾の飛んできた大きな一枚岩の方へと距離を詰めていく。時折一枚岩の方から光弾が飛んでいくが、PC達を狙っているわけではないらしい。
PC達は一枚岩から約150mの位置にある岩陰に身を潜め、様子を伺うことにした。
GM:一枚岩は高さ18mほどであり、その頂点には鈍い光沢を放つ大きな魔動機のようなものが鎮座している。
大きな砲台を備えた魔動機は既に脚部や腕部が崩れ、砲台と頭部照準ユニットのみを残していた。
どうやら何者かが一枚岩を根城にして、列車の通る近くを砲撃できるように魔動機を準備しているようだ。
キア:「なるほど。ならず者のねぐらとしては十分すぎますね」
ルクス:「天然の砦、という具合でしょうか」
クロウリー:「アレがクレーターを作ってた原因か……物騒なもんだぜ」
カナリカ:「懐に潜り込めれば、死角になるはずなんだけど……」
イズール:「しっかし……あんなモン、魔動技師でもないと動きもしないだろうな」*大砲を見て
カナリカ:「アンドロスコーピオンはそういう種族だからね。魔動機にもくわしいはずだ」
イズール:ここから先は警戒して獣変貌しておこう
GM:それではここでマップの出番!
GM:マップの「ココ」マーカーをご覧ください
GM:PC達の現在地です
キア:ふむふむ
GM:位置的にはGMのコマの置いてあるマスがゴールの一枚岩です
GM:真正面から突っ切るか、西や東から回り込むか……!
GM:もう一つ補足を
GM:一枚岩に接近するまでに「罠にかかった」あるいは「目立つような行動を取った」場合、GMは1d6を振り出目の値だけ「警戒ポイント」を足していく。
「警戒ポイント」が10に達したタイミングで一枚岩の蛮族たちはPCたちに気づくものとする。
GM:マップ上のマスに到達するたび、決められたイベントが発生します
GM:見張りの蛮族がいるかもしれないし、罠が仕掛けられているかも
GM:真正面を突っ切るのも良いが、リスクが高いことはGMから告げておくぜ!
キア:個人的には斜めの細道から横のフロアに入って見るのがいいかな~と思ったり
イズール:周囲の様子を探れないかな
GM:それでは スカウト、レンジャーのPCは難易度12の「聞き耳(スカウト or レンジャー+知力)判定」をどうぞ!
クロウリー:2d6 オラァ!!
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 7[6,1] → 7
→失敗……
ルクス:2d6+3+1 //レンジャー観察判定パッケージ
<BCDice:ルクス>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+1) → 9[4,5]+3+1 → 13
→成功!
イズール:2d6+4+2 //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+2) → 9[4,5]+4+2 → 15
→成功!
キア:2d6+1+3 //スカウト知力パッケージ
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+3) → 3[1,2]+1+3 → 7
→失敗……
カナリカ:2d6+4 ナカマァ!
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+4) → 10[5,5]+4 → 14
→成功!
クロウリー:このパーティ、自然環境ならクロウリー以外探索できるんだな
GM:それでは判定に成功したPCは一枚岩の両脇のマスから、騒々しい気配を察知することができます。
キア:スコープで何か見えませんか?
GM:ふむ…… 判定に成功しているしね
PC達は一枚岩の西と東に妖魔達の集団が控えているのに気づきますね
ルクス:伏兵ですか……
カナリカ:南東の方から回っていくのでどうかな?
北東(妖魔が居るマス)だけナナメ移動で躱して
イズール:ふむ?
カナリカ:右下が静かってことは何かトレジャー的なものがあるかも
GM:僕はマップイベントでネタが尽きると薬草生やしがちだからね……
キア:南東ルート賛成です!
イズール:異論なし!
GM:それでは南東のマス。 スカウトが一番高いのは……イズールくんか。
難易度11で罠感知判定をどうぞ!
イズール:2d6+4+2 //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+2) → 8[3,5]+4+2 → 14
→成功!
イズール:ほい!
キア:ナイス!
GM:ナイス!
ルクス:NICE!
カナリカ:グッド!
GM:イズールは巧妙に張り巡らされた、自然物を用いた罠に気が付く。
荒地の岩陰や砂の中には、革紐と木の枝を使った罠が仕掛けられている……。
GM:イズールさんは罠に気づいて罠を回避して進む道を探索できます
GM:PC全員の誘導に成功したので、警戒Pの上昇はなし やったね!
イズール:『とまってくれ、罠がある。』*手で他の人を止め
ルクス:「む……」*静止
キア:「流石イズールさん、助かります」*翻訳して皆を制止する
クロウリー:「ホントかよ?」*全然わからないので
イズール:『幸い、通れないほど張り巡らせてあるわけじゃないみたいだ。あとをついてきてくれれば大丈夫』
イズール:『素人目じゃわからない程度には器用に作ってある。お相手サンは賢いヤツなんだろうな……』
カナリカ:「……つまり、何かとられたくないものがあるということかな……?」
キア:「う~ん、純粋に侵入者対策の意味合いが高いと思います。そんなものは向こうが懐に入れていると思うので……」
クロウリー:「頭の回る蛮族ほど厄介なものも早々居ないぜ……」
カナリカ:「残念だ。奪われた部品とかあると嬉しかったんだけど」
GM:さて、それでは次のマスは……そのまま北上かな?
カナリカ:そのまま北に!
ルクス:GOGO!
GM:OK!
GM:それでは……難易度14の罠感知判定をどうぞ
クロウリー:2d6
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 9[6,3] → 9
→失敗……
カナリカ:2d6+4 レンジャー!
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+4) → 12[6,6]+4 → 16
→自動成功!
キア:2d6+1+3 //スカウト知力パッケージ
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+3) → 11[6,5]+1+3 → 15
→成功!
イズール:2d6+4+2 //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+2) → 8[6,2]+4+2 → 14
→成功!
ルクス:2d6+3+1 //レンジャー観察判定パッケージ
<BCDice:ルクス>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+1) → 6[1,5]+3+1 → 9
→失敗……
イズール:なんとか!
カナリカ:自動成功だ!
キア:ふふん、出目11で突破です!
GM:◆描写1◆
PCは地面から突き出る岩の隙間に微かな違和感を覚える。
注意深くその辺りを観察してみると、15cm四方程度の大きさの魔動機が岩に埋め込まれていることに気が付く。
魔動機の外装は岩と似たような色、質感に偽装されており、巧妙なカモフラージュであることがわかる。
周囲を見回してみると、辺り一帯にある岩の殆どにそのような魔動機が仕込まれていた。
カナリカ:「む……これは」
イズール:『岩が魔動機……?いや、なんだこれは』
GM:この魔動機について知っている可能性があるのは……キアさんだけだ
キア:ドキドキ……
GM:キアさんは目標値15で「マギテック+知力B」の判定が行えます
GM:成功した場合、この魔動機の正体が看破できますし、対処法もわかるでしょう。失敗した場合、キアさん自身はこの魔動機を知らなかったということになります
GM:その場合は【アナライズ】で対処可能です。 MPは消費しますが。
キア:目標15……一回試してダメならアナライズしましょう
キア:2d+4+3 マギテック知力パッケージ
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+3) → 9[4,5]+4+3 → 16
→成功!
キア:よし!
GM:グッド!!
GM:それでは、キアさんはこの魔動機に見覚えがあります。
マギテック協会の学校に通っている際に学んだのかもしれない
◆アイテム解説◆
「チープアラーム」
年代:魔動機文明時代初期 価格:20G(ジャンク品扱い)
魔動機式の簡易的な警報器。「親機」と「子機」に分かれており、複数の子機を親機に接続可能。
周囲のマナの流れを定期的に受信し、変化があると親機に信号を送る単純な仕組みの警報器である。
通信は子機から親機の一方通行であり、音声などを伝えることもできない。
GM:すごく簡単に言うと安物のセンサーです
キア:「これは……センサーの類ですね」
クロウリー:「センサー? 監視用のゴーレムみたいなもんか」
カナリカ:「ふむ……?」
イズール:『ほー……自然な罠であれだけ手が込んでる上に魔動機まで使ってあんのか……』
ルクス:「解除できる類のものでしょうか?」
キア:「非常に単純ですが費用対効果は十分でしょう」
キア:「こちらの侵入を通知するタイプの魔動機ですね」
GM:キアさんが解析に成功したので、解除判定の難易度は12になります 自然物ではないのでレンジャー技能は使えません
キア:「解除手順自体は単純ですが……イズールさんお願いできますか?」
イズール:『おっし、了解!』
イズール:『……っていっても魔動機にはあんまり詳しくないから、キアさんには都度指示をしてもらえると助かる』
◆GMのメモ◆
キアが解除手順を指示し、イズールがそのガイドに従って魔動機の罠を解除する。妙に思えるかもしれないが、これが最も成功率の高い方法なのだ。
現実で喩えるなら、回路図が読めることとその回路をショートさせずに分解することは若干異なる技術なのである。
キアは魔動機の構造と解除手順を把握できるが、罠の解除自体はイズールの方が上手という訳だ。
キア:「では……」
イズール:『よし……』
イズール:2d6+4+3 //スカウト技巧判定パッケージ
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+3) → 2[1,1]+4+3 → 9
→自動的失敗……
イズール:ひええええええええ
キア:アッ
ルクス:ひぇ
カナリカ:ぴぃ……
GM:ピ……ピ……ピ……
GM:ぴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
GM:ぴぴーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
GM:ぴぴぴーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
GM:甲高い警報音が鳴り響く!チープアラームが壊れて作動した!!
イズール:どうしよう!!!!????
GM:1d6 警戒度
<BCDice:GM>:SwordWorld2.5 : (1D6) → 1
GM:……ふぅ
イズール:そこまで1が出るのはもう草ですわよ
GM:イズールさんとキアさんは慌てて鳴り始めたアラームを急いで解除することに成功!という感じでしょうか。
キア:では鳴った瞬間、少々乱暴な方法で停止させましょうか
カナリカ:「す、すごい音だったね……」*苦笑
ルクス:「これが罠ですか……」
イズール:『作動させちまって本当に……ごめん』
GM:上述のとおり、解除しようとしたら結局誤って作動させてしまったことになりますので、周囲に仕掛けられたアラートが随時起動していきます
GM:解除判定に失敗した場合、周囲に仕掛けられたチープアラーム全ての解除はできない。このまま引き返すか、そのまま進むかを選べる。
そのまま進んだ場合、足される警戒ポイントは1d6+2となる。 という処理になります。
イズール:妖魔達が居る、って明言されてるマスか 大砲の真正面か……
真正面に出るくらいなら突っ切った方が良さそう
キア:最大値引いても猶予があるのでそのまま進みます?
カナリカ:電撃作戦だ、私は進むのもアリだと思うよ
ルクス:強引に突っ走っちゃいますか
GM:1d6+2
<BCDice:GM>:SwordWorld2.5 : (2D6+2) → 3[3]+2 → 5
GM:警戒度上昇は……5点だけ!
GM:最初と合わせて1+5で警戒度6か 上出来ですね
キア:「過ぎた事は仕方がありません。向こうの準備が済む前に一気に進みましょう!」
クロウリー:「賛成だ。 最初の罠はイズールが除けてくれたし、このまま一気に突っ込もうぜ!」
カナリカ:「ドンマイどんまい、決戦がんばろうよ」*背中ポン
ルクス:「失敗は誰にでもある事です」*肩ポン
GM:それでは一同は周囲のアラームを気にしながらも、強引に突っ切って一枚岩を目指す……と
4. VS. 《はぐれ蠍》のシャウラ
GM:◆描写◆
ついに一枚岩に接近したPC達。
岩の上に鎮座している魔動機は、近くで見ると想像以上に大きく感じる。
砲台と砲塔部分だけでも優に3mを超えているだろう。
その傍らに、異形の蛮族が佇んでいた。
8本の脚に長い尻尾を持つ、全長3m程の巨大な蠍。
通常の蠍なら目や挟鋏が存在するであろう部位から、代わりに人間のような生き物の上半身が生えている。
その表情はゴブリンやボルグと異なり、明確な知性を感じさせた。
しかし、同時にその顔からは如何なる感情も読み取れず、精巧に造られた機械のような印象を抱かせる。
GM:チープアラームが作動していることから、アンドロスコーピオンはPC達の接近に気付いていたようだ
GM:しかし、一枚岩まで接近されていることまでは想定外といった様子である。 アンドロスコーピオンの周囲には彼の下僕と思われる妖魔達が控えていた。
GM:もうすこしPC達の動きが遅ければ、彼らが一斉に一枚岩の周囲を捜索しにかかっていただろう。 足止めを喰らえば彼らごと魔動機の大砲で吹き飛ばされることは想像に難くない。
アンドロスコーピオン:「……人族の冒険者か。まさか罠をかいくぐり、ここまで近づいてきていたとはな」*無表情で淡々と
GM:もちろんアンドロスコーピオンが話しているのは魔動機文明語です
カナリカ:母国語だ!(ルーンフォークの初期習得言語)
キア:カナリカさん以外に魔動機文明語が分かるのは……私とクロウリーさんですか
イズール:『……さすがにでかいな。何を言っているのかはあんまりわからんが』*しっぽは落ち込んで先ほどからぺたっと垂れさがっている
キア:「あなたが”はぐれ蠍”……ですか」
アンドロスコーピオン:「如何にも。 どこの種族でも変わり者というのは居るものだろう?」
カナリカ:「賞金首君だね。悪いけど、君の企みは阻止させてもらうよ」*槍を構える
アンドロスコーピオン:「俺の企みを阻止する……?」
アンドロスコーピオン:「他の《蛮族列車強盗団》…… デゴラス辺りであれば、こういう時は大笑いするのだろうな」*無表情で
◆GMのメモ◆
“デゴラス”とは他の《蛮族列車強盗団》のメンバーのことである。
彼は人族に化けて街に潜伏することを得意とするレッサーオーガであり、別のキャンペーンでPC達との戦いを繰り広げた。
アンドロスコーピオン:「貴様ら脆弱な人族が、あの威力に耐えられる道理もなし。 それでも俺と戦うと?」*心底不思議そうに
カナリカ:「そうだね、確かに難しいかもしれない」
カナリカ:「でも、初めからあきらめていたら、守れる物も守れないのさ」
クロウリー:「計算通りにいかないのが俺たち人族だってこと、思い知らせてやるよ」*杖を構えながら
ルクス:「難しい話は私には分かりませんが、重要なのは貴方達が我々に牙を剥くか否か、ただその一点のみです」
イズール:『……よくわからないが、話し合いは終わったみたいだな』*武器を取り出す
ルクス:「机上の空論は……少なくとも私には通用しないことを覚えておくと良いでしょう」*大盾を構えながら
アンドロスコーピオン:「いいだろう 相手をしてやる」
アンドロスコーピオン:『お前たち かかれ』*汎用蛮族語
GM:アンドロスコーピオンの合図に応じ、周囲に控えていた妖魔たちが前に出る
カナリカ:「!」
GM:彼ら自身は突撃兵だとか前衛だと思わされているが、実際は違う。 はぐれ蠍のシャウラにとって彼らは肉の壁でしかない。
GM:同時に、シャウラの後方で大型魔動機が音を立てる。 砲身がゆっくりとPCたち目掛けて旋回していた。
キア:「この大型魔動機、私達が有用に使わせていただきます」
カナリカ:「ライダーズギルドの誇りにかけて……バイク乗りの名に懸けて! 勝負だッ!」
GM:それでは戦闘開始ィ~!
GM:それでは陣営の確認から!
GM:エネミー陣営はサーベルフッド*4、アンドロスコーピオン、マギカノン(砲)です
GM:続いて戦闘準備!
カナリカ:バイクに騎乗、そしてスピアを装備!
キア:ロングバレル装備します
クロウリー:メイジスタッフを装備するぜ!
イズール:バックラーとショートスピアを装備!
ルクス:グレートパリィを構え、【ビートルスキン】使用!
GM:続いて魔物知識判定!
◆GMのメモ◆
魔物知識判定の結果、サーベルフッドとアンドロスコーピオンの弱点を看破することができた。
サーベルフッド
→軽量級の剣で武装したフッド族。囮攻撃を使い、味方の援護を行う。
アンドロスコーピオン
→魔動機術の使い手であり、手にしたガンから【ソリッド・バレット】や【クリティカル・バレット】を放ってくる。
また、尻尾での攻撃は毒の追加ダメージも。
マギカノン
→「砲塔」と「近距離照準装置」の2部位から構成される。
両方とも物理攻撃能力を持たないが、「砲塔」から形状:貫通の光条を放って攻撃してくる。
「近距離照準装置」を破壊すると光条の狙いが悪化する。
GM:さて、データが開示されたので「マギカノン」について補足を
GM:マギカノンは先程から砲撃を行ってる大型魔動機です レベルは6
GM:ただし本シナリオのボスは《はぐれ蠍》のシャウラとします
GM:なので、このマギカノンの判定は固定値で行います
GM:次にこの固定砲台の能力をご覧下さい
GM:部位1(砲塔)も部位2(近距離照準装置)も打撃力とか命中力が0になってます
GM:○光条:8 回避力/消滅 or 精神抵抗/半減
→形状/射程:貫通/2(50m)、対象に2d+6点の純エネルギー属性魔法ダメージを与える。
この能力を使用するためには手番での移動が3m以内でなくてはならない。
※ハウスルールを適用し、「光条」に対して回避が行えるようになっています。
GM:「かばう」についてですが、貫通巻き込まれ処理でルクスさんがこの能力の対象に選ばれている場合、同時に選ばれている対象をかばえないことにします
GM:そしてこの点がマギカノンの重要なところなのだが
《近距離照準装置》
・照準不良:《近距離照準装置》のHPが0になった時、《砲塔》は「光条」の判定に-4の修正を受け連続した手番に「光条」が使用できなくなる。
・攻撃障害:+4/+2 →近接攻撃に対して回避力判定に+4、射撃攻撃に対して+2の修正を得る
・大型オブジェクト:この部位に対しては《鷹の目》を持っていなくても遮蔽越しに射撃攻撃の対象として選択できる
GM:部位2である《近距離照準装置》は《鷹の目》を持ってなくても、すなわちフッド達越しでも撃ち抜けます
GM:そしてこの部位を破壊すると、光条が大幅に弱体化します
キア:この《近距離照準装置》を早めに撃ち抜かないと、毎ラウンド光条が飛んでくる……場合によっては私達後衛も巻き込まれますね
イズール:まずそれを止めてからこっちをなんとかしたいって感じですね
カナリカ:私は構わず前で一騎当千するよ 前線維持は任せて!
GM:そして本シナリオのボスであるアンドロスコーピオンは「剣のかけら」*8で強化されてます
GM:ハウスルールで、HP&MPの増強に6個、銃撃と魔力の強化に1個ずつ使っているよ。
通常個体に比べて、銃撃の精度もダメージも高いってことになる。
イズール:ふむふむ……敵ながら中々やる
カナリカ:見た目軍人っぽいもんな
GM:それでは先制判定……目標値は12だ
クロウリー:2d6 ひらめぇ!
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 4[2,2] → 4
→失敗……
キア:2d6+1+2 //先制判定
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+2) → 12[6,6]+1+2 → 15
→成功!
イズール:2d6+4+4 //先制判定
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+4) → 9[4,5]+4+4 → 17
→成功!
カナリカ:2d6 いちおう・・
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 3[2,1] → 3
→失敗……
ルクス:2d6
<BCDice:ルクス>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 9[3,6] → 9
→失敗……
クロウリー:キアさん6ゾロで成功!
そしてその6ゾロよりなお早いイズールくんの9!
キア:安定感!
イズール:足の速さにだけは自信あるマンなので……ッ
GM:それでは見事PC先制! 赤の0~5の範囲で配置をどうぞ
◆GMのメモ◆
配置は上記のようになった。
PC側はいつもどおりイズール、ルクス、カナリカが前線を固める。
対する蛮族側はサーベルフッド達が前衛にいるが、これはマギカノンの射線上でもあり、巻き込まれるリスクがある。
アンドロスコーピオンはその少し後ろで控えている。
GM:それでは第一ラウンド、開始!
クロウリー:「いつもどおり攻めていくか!」*アルケミーキットからカードを取り出す
クロウリー:カナリカに【ヴォーパルウェポン】をかけよう
カナリカ:わーい!
クロウリー:そして主動作! ここは【魔法拡大/数】で【ファイアウェポン】を発動! 対象はカナリカ、ルクス、バイク、イズールだ!
クロウリー:2d6+5+4 //魔法行使判定
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+4) → 5[2,3]+5+4 → 14
→成功!
クロウリー:よし、これで3分の間ダメージに+2だ!
クロウリー:「出し惜しみなしで行くぜ……一気に叩け!」*皆の武器に炎が灯った!
カナリカ:ならば次は私が切り開こう
カナリカ:魔動バイクで通常移動!
GM:サーベルフッドは移動妨害しないかな 横並びで待機!
カナリカ:魔力撃をサーベルフッドに!
カナリカ:2d6+5+3-1
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3-1) → 10[5,5]+5+3-1 → 17
→命中!
カナリカ:K20+8+6+1+2+2@9 いろいろ込み!
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[9]+19 → 2D:[5,4 4,5 6,6 2,4]=9,9,12,6 → 7,7,10,4+19 → 3回転 → 47
GM:た、耐えられるかぁ!!
カナリカ:やりすぎたな
カナリカ:「ハァァーーッ!!!」*槍で貫く!
GM:カナリカの魔動バイクが急加速! サーベルフッドを槍で貫いた!
GM:そして急ブレーキと共に旋回、バイクの車輪が唸る!
カナリカ:「まず1人……!」*旋回して別のフッドに!
バイク:2d6+9 ブーン
<BCDice:バイク>:SwordWorld2.5 : (2D6+9) → 9[4,5]+9 → 18
→命中!
バイク:2d6+8+2
<BCDice:バイク>:SwordWorld2.5 : (2D6+8+2) → 3[2,1]+8+2 → 13
GM:残りHPは2点……!
カナリカ:装甲値さえなければ……!
GM:バイクのフレームが掠り、フッドの身体が宙を舞う! 瀕死だ!
カナリカ:「みんな、続いて!」
ルクス:「突撃します!」*大盾を構えながら
GM:めちゃくちゃでかい鉄の盾を持った大柄なリルドラケンが全力で突っ込んでくるの、シンプルにめちゃくちゃ怖いな
ルクス:まずは通常移動でカナリカ達の乱戦エリアに入ります
続いて補助動作で練技【マッスルベアー】と【キャッツアイ】を
主動作でまだHPが全部残ってる方のサーベルフッドを攻撃!
ルクス:2d6+5+2+1-0 //命中力判定
<BCDice:ルクス>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+2+1-0) → 4[3,1]+5+2+1-0 → 12
→命中!
ルクス:k40@12+5+5+4-0 //ダメージロール
<BCDice:ルクス>:SwordWorld2.5 : KeyNo.40c[12]+14 → 2D:[3,4]=7 → 9+14 → 23
GM:回ってなくてこのダメージなのかよ……こんなん即死だよ!!
イズール:なんて膂力なんだ……
ルクス:「全速……前進ッ!」*大盾を構えて全力タックル!
GM:ルクスの突進が砂塵を巻き上げ……サーベルフッドを跳ね飛ばす!
GM:サーベルフッドは全身から嫌な音を鳴らしつつ、戦闘不能!
ルクス:「私には、これしか取り柄がないので。ただ前に進むのみです」
GM:冒険技巧・進撃の竜人列車道(しんげきのドラケンライナー)かな
キア:イズールさん、先に動いてもらって良いですか?
キア:今乱戦エリアにはフッド2体しかいないので、駆け抜けることができるはずです
イズール:ふむ……
イズール:サーベルフッドの囮攻撃とアンドロスコーピオンの銃撃が組み合わさると危険だな。
イズール:乱戦エリアを駆け抜け、アンドロスコーピオンには接敵しない位置取りでマギカノンの照準に武器を投擲してみよう
イズール:それでは乱戦エリアとアンドロスコーピオンの中間ほど、青11のマスまで通常移動!
イズール:カナリカさんとルクスさんの横を走り抜けるとき『俺はもう少しこっちの方に陣取る!』と言いつつジェスチャーで
GM:イズールは息を整え、一瞬で走り抜ける!
GM:カナリカとルクスの切り込みによって乱れた戦列を容易くくぐり抜けると、投げ槍を構えた!
イズール:練技でマッスルベアーとガゼルフッド!
イズール:2d6+5+3+0-0-1 //命中力判定
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+0-0-1) → 5[4,1]+5+3+0-0-1 → 12
マギカノン(砲):C(7+8+0-0+2) //回避力判定(照準装置)@射撃
<BCDice:マギカノン(砲)>:SwordWorld2.5 : 計算結果 → 17
イズール:ちょっと厳しいか……!
キア:こうなれば全力で狙うしかないですね……!
キア:「イズールさんの投擲でも届かないとは……緊張しますが」*ロングバレルを構え
キア:【ターゲットサイト】と【クリティカル・バレット】を使用します
キア:2d6+4+3+1-0+1 //命中判定@ロングバレル
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+3+1-0+1) → 9[4,5]+4+3+1-0+1 → 18
→命中!
キア:k20@8+4+3+5 //クリティカル・バレット@ロングバレル
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[8]+12 → 2D:[6,4 5,5 5,1]=10,10,6 → 8,8,4+12 → 2回転 → 32
キア:よし!
GM:一発で照準装置が撃ち抜かれた!?
カナリカ:[GET WILD]
ルクス:精密狙撃ですね
イズール:頼もしいな!
キア:「仕組みが分かれば単純なものです」
キア:「あの魔動機は本来超遠距離砲撃用。近距離の動く的を狙うためには照準装置の補助が重要なはず……逆に言えば、そこさえ壊せば!」
キア:*正確な弾道が照準機器の核を撃ち抜く
キア:「これで脅威は払いました。このまま一気に押しましょう!」
イズール:『ありがとうキアさん!』
カナリカ:「ナイスだ、キア!これでもう怖いものはない!」
クロウリー:「一気に畳み掛けるぞ!」
ルクス:「了解!」*盾構え
GM:それではエネミーのターン!
GM:まずはサーベルフッドから!
カナリカに囮攻撃だ!
カナリカ:2d6+10 当たるわけがない!
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+10) → 9[3,6]+10 → 19
→回避!
カナリカ:「おちびさん、それじゃ相手にならない……ハッ!」
カナリカ:「これは囮……ッ!」
GM:次のフッドはバイクに囮攻撃だ!
バイク:2d6+9 ぶぅん
<BCDice:バイク>:SwordWorld2.5 : (2D6+9) → 10[5,5]+9 → 19
→回避!
GM:流石にピンゾロじゃなきゃ当たらないね
だが囮攻撃の効果で騎手のカナリカ、騎獣のバイクともに回避-1だ
GM:それではマギカノン、動きます
あー! 貫通で全員巻き込みたいなー!!
GM:最初にターゲット決定するぜ!
ルクス:かもかもかもーん!
キア:ドキドキ……
GM:choice[カナリカ,バイク,イズール,キア,クロウリー,ルクス,フッド] //ランダム選択
<BCDice:GM>:DiceBot : (CHOICE[カナリカ,バイク,イズール,キア,クロウリー,ルクス,フッド]) → カナリカ
GM:ターゲットはカナリカだぁ!!
GM:そして巻き込みチョイスいきます
GM:6 choice[A,B] バイク,イズール,キア,クロウリー,ルクス,フッド Aで巻き込み
<BCDice:GM>:
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → A
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → A
GM:ルクスとフッド(2体)が巻き込み!
ルクス:私はHPにかなり余裕が有る……ほぼ最善!
GM:抵抗値的にフッドは回避も抵抗もできないな……
GM:カナリカとルクスは回避力判定か精神抵抗判定か選べるよ
カナリカ:避ける!
ルクス:私も回避……ですね キアさんが照準を壊してくれましたし
カナリカ:「皆、気をつけて! 撃ってくるよ!」*砲塔に警戒!
マギカノン(砲):C(7+8-4) //光条
<BCDice:マギカノン(砲)>:SwordWorld2.5 : 計算結果 → 11
カナリカ:2d6+10-1 なめるなよ!!!!!!!!!!!!!
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+10-1) → 3[1,2]+10-1 → 12
GM:ピンゾロギリギリじゃねぇか!!
ルクス:2d6+5+1+0-1-2 //回避力判定
<BCDice:ルクス>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+1+0-1-2) → 5[4,1]+5+1+0-1-2 → 8
ルクス:あたっちった
GM:照準装置が壊れてたしワンチャンあったんですけどね
マギカノン(砲):2d6+6 //光条ダメージ
<BCDice:マギカノン(砲)>:SwordWorld2.5 : (2D6+6) → 7[2,5]+6 → 13
ルクス:いたい!残りHP33点
キア:倒れる気がしない
イズール:元のHPが高すぎるよ
ルクス:46あるぞい
GM:ゲェ~ッ!!
マギカノン(砲):2d6+6 //光条ダメージ
<BCDice:マギカノン(砲)>:SwordWorld2.5 : (2D6+6) → 5[2,3]+6 → 11
GM:フッド2匹には11点ダメージか。瀕死の方が溶けたな。
ルクス:「ふむ……これが何とか砲ですか」
ルクス:「割と痛いですね」*肩口から煙を上げながら
イズール:『(割と、で済ませられるルクスさんってすげぇよなぁ……)』
GM:それじゃアンドロスコーピオンの手番!
アンドロスコーピオン:補助動作なし 主動作で……
アンドロスコーピオン:▲ショック・ボム 30秒(3R)の間、対象の敏捷度を-12する
アンドロスコーピオン:対象はさっき魔力撃を使ったカナリカさん
動きを鈍らせて銃撃の餌食にしてやるぜ!
アンドロスコーピオン:2d6+7 //魔法行使判定
<BCDice:アンドロスコーピオン>:SwordWorld2.5 : (2D6+7) → 7[6,1]+7 → 14
カナリカ:2d6+7-2 ギャーー
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+7-2) → 10[6,4]+7-2 → 15
→成功!
カナリカ:勝っちゃった……//
GM:ぐぬぬぬ……!
ルクス:おおー
イズール:素晴らしい
キア:流石!
GM:それでは第二ラウンドだ!
クロウリー:ルクスに回復回したほうがいい?
ルクス:賦術での回復を回してもらえると安心ではあります
カナリカ:光条を生き残ったミリ残りのフッドが邪魔だな……
そいつさえいなければ全員前に進軍できるんだけど
クロウリー:【魔法収束】使えばフッドだけに【スパーク】当てられるな
キア:実際固定値で落とせそうではありますね
イズール:小回り効くなぁー
クロウリー:まずは補助動作
クロウリー:【ヒール・スプレー】のAでルクスを回復だ
クロウリー:「ルクス! 余裕そうだがとりあえず応急手当だ!」*カードを投げ放つ!
ルクス:「支援、感謝します」*ほぼ全快!
クロウリー:そして【魔法収束】宣言からの【スパーク】を!
クロウリー:対象はフッド
クロウリー:「俺だって伊達に酒ばかり飲んでたわけじゃないのさ……!」
クロウリー:「一定範囲を稲妻で焼き払う魔法を……束ねて一点に!」
クロウリー:2d6+5+4 //魔法行使判定
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+4) → 5[3,2]+5+4 → 14
→成功!
クロウリー:k0@10+5+4 //威力0魔法ダメージ
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : KeyNo.0c[10]+9 → 2D:[6,2]=8 → 2+9 → 11
クロウリー:弱点込で13点ダメージだぜ 全快からでもKOだ!
イズール:すばらし!
キア:やった!
クロウリー:「攻撃もできるってとこ、見せとかないとな!」*笑み
キア:「ありがとうございます!このまま奥へ!」
ルクス:「これで道が拓けましたね」
カナリカ:「ありがと、クロウリー!これで全力で戦える!」*アクセル!
カナリカ:ボスはスコーピオン。下半身狙って魔力撃!
カナリカ:2d6+8-1 ぜぇぇい!!
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+8-1) → 7[1,6]+8-1 → 14
アンドロスコーピオン:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:アンドロスコーピオン>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 4[1,3]+6+0-0 → 10
→失敗……
カナリカ:K20+8+6+1+2+2@9 うおおおおおおおおお!
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[9]+19 → 2D:[4,2]=6 → 4+19 → 23
GM:固定値の暴力ァ!
イズール:固定値がやばい
キア:固定値が……
GM:下半身の残りHPは37……防護6点でも初撃でここまで削るとは
バイク:バイクで追撃だぁ!!
バイク:2d6+9 下半身に特攻
<BCDice:バイク>:SwordWorld2.5 : (2D6+9) → 4[1,3]+9 → 13
アンドロスコーピオン:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:アンドロスコーピオン>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 5[3,2]+6+0-0 → 11
→失敗……
バイク:2d6+8+2 うぬが不覚よ
<BCDice:バイク>:SwordWorld2.5 : (2D6+8+2) → 6[1,5]+8+2 → 16
GM:下半身、残りHP19です!
GM:……カナリカさんめっちゃ削ってくる!!
イズール:ツヨイ!
ルクス:では参ります
キア:れっ……轢殺される
ルクス:風の翼宣言しときましょう
ルクス:アンドロ下半身に攻撃!
翼に力を込めて飛び上がり……上空から大盾を構えて落下攻撃!
ルクス:2d6+5+2+2-0 //命中力判定
<BCDice:ルクス>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+2+2-0) → 7[2,5]+5+2+2-0 → 16
アンドロスコーピオン:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:アンドロスコーピオン>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 10[5,5]+6+0-0 → 16
→成功!
ルクス:なにい!
カナリカ:や、やるじゃん
キア:やりおる
GM:アンドロスコーピオン、複脚特有のトリッキーな動きで後退!
GM:さっきまでアンドロスコーピオンが居た地面に、魔動機大砲を撃ち込んだ時より大きなクレーターができる!
ルクス:「……意外と機敏ですね」*次の準備をしながら
ルクス:【かばう】宣言して終了 【ガーディアン】取得により何人でも3回までかばえます
GM:パーティの守護神……!
イズール:では次手番もらいます!下半身を止める!
イズール:普通の移動で乱戦に突入!
イズール:補助動作でシルバーピラーを装備して……
イズール:念のため必殺攻撃!
GM:来たわね……!
イズール:おニューの槍ぞ!!!!!!!(大声)
イズール:2d6+5+3+0-0-1 //命中力判定
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+0-0-1) → 4[3,1]+5+3+0-0-1 → 11
アンドロスコーピオン:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:アンドロスコーピオン>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 7[3,4]+6+0-0 → 13
→成功!
イズール:出目が低いッ(嘆き)
カナリカ:哀しいね……
アンドロスコーピオン:「鋭いな。まるで弾丸のような突きだ。だが……!」
アンドロスコーピオン:*鋭い尻尾の先端でイズールの槍を弾いた!
イズール:『!』*スコーピオンの尻尾に怯み間合いを空ける!
キア:上半身狙ってみても良いですか?
キア:射撃勝負してみたい……!
カナリカ:いいぞう 余力はたっぷりある
イズール:ホァ~~~~かっこいいことやろうとしてる……!
キア:まず補助動作、マナチャージクリスタルから【クイックローダー】使用 ロングバレルに弾丸を装填
キア:続いて【ターゲットサイト】&【クリティカル・バレット】を使用
キア:2d6+4+3+1-0+1 //命中判定@ロングバレル
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+3+1-0+1) → 7[4,3]+4+3+1-0+1 → 16
アンドロスコーピオン:2d6+7+0-0 //回避力判定
<BCDice:アンドロスコーピオン>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-0) → 5[4,1]+7+0-0 → 12
→失敗……
キア:k20@8+4+3+5 //クリティカル・バレット@ロングバレル
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[8]+12 → 2D:[2,5]=7 → 5+12 → 17
キア:悪くない!
GM:残りHP37点……クリティカル無しとはいえ痛手だ
アンドロスコーピオン:「ッ!!」*イズールの槍を弾いた瞬間の硬直を狙われ、肩を抉られる!
キア:「まずは銃を支える腕から……!」*ガシャン
クロウリー:「うちの射手の方が、一枚上手だぜ!」
カナリカ:「大分効いている。これは……いけそうだ!」
ルクス:「見事な連携です。このまま押しましょう!」
GM:それではアンドロスコーピオンのターン!
前衛が全員マギカノンとアンドロスコーピオンのところまで来たのは失策だったかもなぁ……! 銃撃で直接後衛を狙えるんだぜ!!
アンドロスコーピオン:さっき銃撃してきたキアに、意趣返しとばかりに銃を向ける!
アンドロスコーピオン:【ターゲットサイト】【クリティカル・バレット】使用!
アンドロスコーピオン:2d6+7+0-0 //銃撃命中力判定
<BCDice:アンドロスコーピオン>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-0) → 9[5,4]+7+0-0 → 16
キア:2d 6ゾロなら回避
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 10[5,5] → 10
→失敗……
アンドロスコーピオン:k20@9+7 //威力20魔法ダメージ
<BCDice:アンドロスコーピオン>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[9]+7 → 2D:[2,1]=3 → 1+7 → 8
GM:おいっ!!!!!!!!!!!!!!!
キア:恐怖を……乗り越えたぜ!
カナリカ:ひどいものをみた
GM:ちくしょうちくしょう
イズール:避けきれないまでも致命傷を避けたキアさんがカッコイイのだ
キア:「……っ!」*銃撃が脚を掠め、革鎧の下から血が滲む
カナリカ:「き、キア!?」
キア:「まだ平気です。それより尻尾の攻撃が来ます!」
ルクス:「大丈夫、その為に私が居るのですから!」*盾構え!
アンドロスコーピオン:イズールに向けて尻尾の針で刺突攻撃!
が、ルクスさんが【かばう】発動か。
アンドロスコーピオン:2d6+4+0-0 //近接攻撃ダメージ
<BCDice:アンドロスコーピオン>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 3[2,1]+4+0-0 → 7
GM:で、出目が……!
ルクス:ノーダメです!
GM:まだだ! 尻尾の攻撃は命中すると毒の追加ダメージがあるんだぞ!
アンドロスコーピオン:・毒/5/生命抵抗力/消滅 :尻尾による攻撃が命中した場合、対象に6点の毒属性魔法ダメージを与える。
アンドロスコーピオン:2d6+5 //毒
<BCDice:アンドロスコーピオン>:SwordWorld2.5 : (2D6+5) → 7[2,5]+5 → 12
ルクス:2d6+10 生命抵抗
<BCDice:ルクス>:SwordWorld2.5 : (2D6+10) → 4[1,3]+10 → 14
→成功!
ルクス:毒も効きませんでした
GM:ルクスさんほどの生命力の持ち主に毒でダメージ入れるの無理ゲーなんだよな
カナリカ:「目の前の私達を無視して後衛のキアを狙うなんて……随分と余裕なんだね」*怒っている
アンドロスコーピオン:「目の前の敵にとらわれず、脅威度で判断した結果だ」*ルクスに尻尾を突き刺すも、全く歯が立たない!
ルクス:「我が鋼の肉体に……毒など効きませんよ」
ルクス:「ましてや、その針すらも!」
アンドロスコーピオン:「……怪物め」
カナリカ:「へぇ、私を下に見るか……!」*槍を構えなおす
GM:それでは第三ラウンド!
クロウリー:回復いっとく?
キア:殴り終わった後でもいいかもしれませんね
イズール:ですね
カナリカ:決めに行こうか!
カナリカ:手番もらって下半身砕きます!
新しく修得した【マルチアクション】を宣言!
魔法→近接攻撃するぞ
カナリカ:まずイズールに【ファナティシズム】を!
カナリカ:2d6 ピンゾロ以外で発動
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 9[3,6] → 9
→成功!
GM:これでイズールさんに命中+2、回避-2ですね
カナリカ:「イズール、私に合わせるんだ!」*アクセル!
イズール:『応ッ!』
カナリカ:下半身に槍で攻撃!
カナリカ:2d6+7 ランサーアタックを下半身に
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+7) → 4[3,1]+7 → 11
アンドロスコーピオン:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:アンドロスコーピオン>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 6[2,4]+6+0-0 → 12
→成功!
キア:おしい!
カナリカ:むぅ!
アンドロスコーピオン:「やはり貴様の脅威度は低い……魔動機術も解さぬ人形とはな」*尻尾で槍を逸らす!
カナリカ:「それなら……!」*バイクの車輪で押しつぶす!
バイク:2d6+9 追突!!
<BCDice:バイク>:SwordWorld2.5 : (2D6+9) → 4[3,1]+9 → 13
アンドロスコーピオン:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:アンドロスコーピオン>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 10[4,6]+6+0-0 → 16
→成功!
アンドロスコーピオン:「せああああッ!」*8本の脚で大岩の壁面に張り付き、車輪を回避!
カナリカ:「くっ、動きだけでも封じたかったけど……!」
ルクス:では、下半身へのトドメは私が!
キア:お願いします!
イズール:ルクスさんお願いします!
ルクス:【かばう】を宣言……
ルクス:そして剣の加護で飛行!もう一度下半身に攻撃!
ルクス:2d6+5+2+2-0 //命中力判定
<BCDice:ルクス>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+2+2-0) → 6[3,3]+5+2+2-0 → 15
アンドロスコーピオン:2d6+6+0-0 //回避力判定
<BCDice:アンドロスコーピオン>:SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 6[5,1]+6+0-0 → 12
→失敗……
ルクス:k40@12+5+5+4-0 //ダメージロール
<BCDice:ルクス>:SwordWorld2.5 : KeyNo.40c[12]+14 → 2D:[6,3]=9 → 11+14 → 25
ルクス:弱点で更に+2!
GM:残りHP-3……下半身、戦闘不能!
カナリカ:こ、こええ……
キア:圧巻の火力だ……
イズール:一撃が重すぎる……!
ルクス:「今度こそ、圧し潰す!」
GM:大岩に張り付いたアンドロスコーピオンの頭上に影が迫る! 翼を広げ舞い上がったルクスだ!
GM:力任せに大盾を振り下ろすルクス! 大岩が砕け、アンドロスコーピオンの歩脚があらぬ方向に折れ曲がる!
アンドロスコーピオン:「馬鹿な……ッ!? あ、脚がッ……!!」
ルクス:「足は潰しました。畳み掛けましょう!」
クロウリー:「いける……もうひと踏ん張りだぜ!」
クロウリー:ダメ押しに上半身に【ダーク・ミスト】かけるぜ
クロウリー:2d6+5+4 //魔法行使判定
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+4) → 8[2,6]+5+4 → 17
アンドロスコーピオン:2d6+7 //精神抵抗判定
<BCDice:アンドロスコーピオン>:SwordWorld2.5 : (2D6+7) → 8[2,6]+7 → 15
→失敗……
クロウリー:オラァ!!下半身撃墜による棒立ちと合わせて回避-4だ!
クロウリー:「目くらましの黒い霧で、奴の周囲を覆う!」
クロウリー:「キア、イズール、仕掛けろ!」
イズール:『すまないクロウリーさん、恩に着るぜ!』
キア:「イズールさん!攻撃の準備を! フォローします!」
イズール:『応ッ!』
イズール:では補助動作、マナチャージクリスタルのMPでキャッツアイ!
イズール:これは景気付けに必要
クロウリー:いっけぇぇぇ!!
イズール:【必殺攻撃】 決まれーっ!!
イズール:2d6+5+3+2-0-1 //命中力判定
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+2-0-1) → 5[2,3]+5+3+2-0-1 → 14
アンドロスコーピオン:2d6+7+0-4 //回避力判定
<BCDice:アンドロスコーピオン>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-4) → 6[4,2]+7+0-4 → 9
→失敗……
イズール:バフとデバフに生かされました ありがとう……ありがとうございます……(涙目
GM:ぶん回せッ!
イズール:k14@8#1+5+3+1+6-0 //ダメージロール@必殺攻撃
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : KeyNo.14c[8]a[+1] → 2D:[1,1]=2 → ** → 自動的失敗……
GM:あっ……
カナリカ:泣いた
キア:これは……
イズール:寝ます
イズール:ふて寝します
イズール:『……そこッ!』*狙いすまして致命的な一突きを叩きこもうとするが……!
GM:イズールの繰り出した槍の先を、アンドロスコーピオンが辛うじて銃で受け止めた!
GM:半ば偶然、構えた銃が槍を弾いたのだ!
キア:「(ここで仕留めないと、私を狙って撃ってくる可能性がありますね……当たり所が悪ければ、呪いの効果もあって死ぬかも)」
キア:「外せませんね、これは」
キア:【クイックローダー】【ターゲットサイト】【クリティカル・バレット】で銃に弾丸装填、即座に撃ちます!
キア:2d6+4+3+1-0+1 //命中判定@ロングバレル
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+3+1-0+1) → 10[5,5]+4+3+1-0+1 → 19
アンドロスコーピオン:2d6+7+0-4 //回避力判定
<BCDice:アンドロスコーピオン>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-4) → 9[5,4]+7+0-4 → 12
→失敗……
キア:k20@8+4+3+5 //クリティカル・バレット@ロングバレル
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[8]+12 → 2D:[1,5]=6 → 4+12 → 16
GM:上半身残りHP21点……なんとか生き残ったぞ
GM:そして次手番はマギカノンも動くのだ!
GM:敵の手番、まずはマギカノン!
GM:マギカノンが狙うのは……!
GM:choice[カナリカ,バイク,イズール,キア,クロウリー,ルクス] //PCランダム選択
<BCDice:GM>:DiceBot : (CHOICE[カナリカ,バイク,イズール,キア,クロウリー,ルクス]) → キア
キア:クロウリーさんの回復も無いから本格的にヤバい!
GM:さらに巻き込みチェック
GM:6 choice[A,B] カナリカ,バイク,イズール,クロウリー,ルクス、アンドロ Aで巻き込み
<BCDice:GM>:
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → A
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → A
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → A
GM:カナリカ、イズール、アンドロスコーピオンが巻き込み対象になりました
マギカノン(砲):C(7+8-4) //光条
<BCDice:マギカノン(砲)>:SwordWorld2.5 : 計算結果 → 11
カナリカ:2d6+10 回避
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+10) → 7[1,6]+10 → 17
→成功!
イズール:2d6+5+4+1-2+1 //回避力判定
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+4+1-2+1) → 7[3,4]+5+4+1-2+1 → 16
→成功!
キア:2d+6 精神抵抗
<BCDice:キア>:SwordWorld2.5 : (2D6+6) → 9[3,6]+6 → 15
→成功!
アンドロスコーピオン:2d6+7 //精神抵抗判定
<BCDice:アンドロスコーピオン>:SwordWorld2.5 : (2D6+7) → 8[6,2]+7 → 15
→成功!
クロウリー:2d6+5+3+0-0 //精神抵抗判定
<BCDice:クロウリー>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+0-0) → 8[6,2]+5+3+0-0 → 16
→成功!
GM:イズールくんとカナリカさんが回避でノーダメージ
それ以外は精神抵抗だからダメージ半減だね
マギカノン:3 2d6+6 //光条ダメージ キア、クロウリー、アンドロ
<BCDice:マギカノン>:
SwordWorld2.5 : (2D6+6) → 10[6,4]+6 → 16
SwordWorld2.5 : (2D6+6) → 8[2,6]+6 → 14
SwordWorld2.5 : (2D6+6) → 6[3,3]+6 → 12
GM:キア、クロウリー、アンドロスコーピオンに8,7,6点ダメージ
キア:残りHP8点……本格的に死が
キア:「ッ……うぐ……!」*歯を食いしばる
クロウリー:「(やべぇ……キアに回復を回さなかったのは判断ミス、か……!?)」*自分も結構痛い
カナリカ:「まずい……! ここできめないと!」
アンドロスコーピオン:それではアンドロスコーピオンの手番!
アンドロスコーピオン:キアさんを殺せるが……
キアさんを殺したところでルクスさんが一番元気なんですよね。危険!
アンドロスコーピオン:ルクスさんを銃撃だ!
ルクス:かもん!!
アンドロスコーピオン:補助動作で【ターゲットサイト】【クリティカル・バレット】使用!
アンドロスコーピオン:2d6+7+0-0 //銃撃命中力判定
<BCDice:アンドロスコーピオン>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-0) → 8[4,4]+7+0-0 → 15
ルクス:2d6+5+1+2-2-2 //回避力判定
<BCDice:ルクス>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+1+2-2-2) → 4[1,3]+5+1+2-2-2 → 8
→失敗……
アンドロスコーピオン:k20@9+7 //威力20魔法ダメージ
<BCDice:アンドロスコーピオン>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[9]+7 → 2D:[4,1]=5 → 3+7 → 10
ルクス:残りHP33……まだまだぁ!
GM:10点ダメージが大した痛手にならないんだよなぁこの人は!!
GM:第四ラウンド、冒険者達の手番です!
イズール:いきます……!
イズール:練技の効果が切れたのでマッスルベアーだけかけなおします
イズール:もう一回必殺攻撃!
イズール:2d6+5+3+3-0-1 //命中力判定
<BCDice:イズール>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+3-0-1) → 2[1,1]+5+3+3-0-1 → 12
→自動失敗……
イズール:すごいなぁ
イズール:どうなってるんだこれ
イズール:どうすればいいんだ……
キア:ここまでで経験点150稼いでる...
ルクス:なんてこった
GM:ダガーフッド15体倒したのと同じくらい経験点がある
イズール:ふがいなくてすまんの みんながんばってくれ……
カナリカ:イズールの攻撃で生まれた隙を無駄にはしない……
トドメの魔力撃だ!
カナリカ:2d6+7 スコーピオンに魔力撃
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+7) → 11[5,6]+7 → 18
アンドロスコーピオン:2d6+7+0-4 //回避力判定
<BCDice:アンドロスコーピオン>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-4) → 10[6,4]+7+0-4 → 13
→失敗……
カナリカ:K20+8+6+1+2+2@9
<BCDice:カナリカ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[9]+19 → 2D:[6,4 1,6]=10,7 → 8,5+19 → 1回転 → 32
GM:残りHP-5……倒しきった!
カナリカ:(気まずい……)
カナリカ:「これで……終わりだっ!!」*心臓をつらぬく
アンドロスコーピオン:「がはっ……!」
GM:カナリカの槍が……アンドロスコーピオンの胸板を貫く!!
GM:脚のひしゃげたアンドロスコーピオンは機械のような眼を瞬かせ、自身の胸を貫いた槍とカナリカを交互に見た
アンドロスコーピオン:「どうやら貴様の脅威度を……見誤ったようだな」
カナリカ:「私じゃない……君は私“達”を見誤ったのさ」
カナリカ:「逃げなかったのが君の最大の判断ミスだよ」
アンドロスコーピオン:「……業腹だが致し方あるまい。 俺(アンドロスコーピオン)としたことが、闘争の熱気に充てられたようだ」
ルクス:「」*無言で盾を下半身から引き抜く
イズール:「」*油断なく槍を構えている
アンドロスコーピオン:「」*キアの方を見る
キア:傷から血を流してはいるものの、アンドロスコーピオンを見据える
アンドロスコーピオン:「獣の魔動機使い」
アンドロスコーピオン:「……マギスフィアの目を持つ男に気をつけろ」*致命傷を負い、消え入りそうな声で淡々と告げる
GM:アンドロスコーピオンは目を見開いたまま事切れる。
まるでマナの尽きた魔動機のようだ。
カナリカ:「マギスフィアの目だって……?」
キア:「マギスフィアの目を持つ男……?」
クロウリー:「言うだけ言って力尽きやがった……」
イズール:「マギスフィアの目……?」*獣変貌解除
ルクス:「アンドロスコーピオンが比喩……でしょうか?」
クロウリー:「気になる言葉ではあるが……とりあえずキアの傷を手当てしないと危ない。ルクス、カナリカ、手伝ってくれ」
カナリカ:「任せて!」
ルクス:「心得ました」
GM:それではPC達は傷を手当したあと、動作停止した“マギカノン”を再起不能にしてから《ヒスイドラ》の町に戻ります。
5. 結末
カナリカ:「あの大型魔動機、結構良いパーツが取れたね」*分解して得た部品を手に
イズール:「そのまま持って帰りたかったけどな~。ジムレドさん怒るだろうしな」
クロウリー:「制御プロセスの確立されてないものは壊しとくに限るんだろうな。勿体無い話だが……」
GM:PC達がギルドに戻ると、ジムレドはギルドホールのカウンターで待っていました。
ジムレド:「アンタ達、また一段とボロボロになって帰ってきたね」
「あとで薬草を煎じてやるから、各自ゆっくり休むんだよ」
キア:「久々にいいのを何発か貰っちゃいまして……」*えへへ
カナリカ:「まさか後衛に手を出されるなんてね。油断したよ」
ルクス:「後衛も護れれば良いのですが……迂闊でした」
イズール:「……すまない、相手の動きを読めなかった」*道中の失敗も合わせてかなり落ち込んでおり
ジムレド:「アンドロスコーピオンは魔動機術使いにして銃の使い手だ。後衛に弾丸を通さないのが一番だが……キアとクロウリーも身を守る術を備えておくのも大事だね」
クロウリー:「人型のはあまり気が進まないんだがな。実地調査の時はハウンド系ばっか使ってたからよ」
カナリカ:「そうだなぁ、簡易的なので良ければ、私がゴーレム作って後衛に随伴させようか?盾代わりにはなるよ」
キア:「私も自力で攻撃の回避ができるようになるべき……ですね」
クロウリー:「俺とカナリカでゴーレムの役割分担を打ち合わせしとくか。ゴーレムは準備に時間が掛かるからな」
カナリカ:「作れるゴーレムの種類はクロウリーの方が多いからね。状況に合わせて色々作れるようにしておこう」
キア:「イズールさん、今度体捌きの訓練に付き合ってもらえませんか?」
イズール:「……! わかった。俺でよければ教えるぜ」
クロウリー:「ま、何にせよだ。《はぐれ蠍》も無事に落としたことだし暫くは《大裂穴線》も安泰ってことだろ?」
カナリカ:「そうそう、依頼は達成だよ」
ルクス:「同意です。《蛮族列車強盗団》の一人を討伐したのですから」
クロウリー:「となりゃ、俺たち冒険者が今やるべきことは祝杯を上げることだ。違うか?」*飲みたいだけだが
カナリカ:「異議なし!」
イズール:「そうだな。ぱーっと飲んで気分を切り替えたい」
GM:PC達が話し合っているところに、ギルドで働いているコボルドのツィグリカがお盆を持ってやってきます。
お盆の上には酒のアテにちょうど良い料理が盛られている。
◆GMのメモ◆
街道のおかげで《ヒスイドラ》の町の食糧事情もかなり改善されている。
しかし、野菜はともかく肉や魚は新鮮なものを手に入れるのがまだ難しい状況である。このため主に流通している肉は塩漬けの燻製肉、いわゆるベーコンである。
今回ツィグリカが持ってきてくれたのは香草とベーコンを鉄鍋で炒め、そこに複数種類のスパイスを加えて香りを引き立たせた味の濃い肉料理である。
ベーコンの塩気と脂に香草の香りが乗った逸品。
ツィグリカ:「お昼に食堂で出した料理の残りで良ければ、まだまだ適当に炒めて持ってきますよ~!」*おつまみ的なものを運んでくる
クロウリー:「おおっ、お前よくわかってんじゃねぇか!」*ツィグリカの頭をわしわし
キア:「わぁ、美味しそう……!」
「あっそういえば支部長」
ジムレド:「何さね」
キア:「“マギスフィアの目を持つ男”……聞き覚えありますか?」*打診
ジムレド:「そういえば、アンタはブルライトの出だったかね」
「ドーデン地方の魔動機術師なら、噂話をたまに聞くんだがね」
ジムレド:「メルゴール、と呼ばれている蛮族の男がいるのさ」
「噂じゃマギスフィアの目を持つと言われてる、いけ好かないバジリスクさね」
キア:「バジリスクといえば……あの魔眼を持つという蛮族ですか」
◆GMのメモ◆
バジリスクとはドレイクやディアボロに並ぶ蛮族の中の貴種、エリート種族である。
強力な呪いの力を目に宿しており、その視線に射抜かれた者は石と化す。
更には多彩な魔法を自在に操る魔術の達人であり、その性格は気分屋で享楽主義が強く、気まぐれで街一つを平らげることも珍しくない。
キア:「つまり、魔眼をマギスフィアに置換している?」
「メリットが見当たりませんが……」
ジムレド:「さてね、連中の目なんぞ覗き込もうとも思わないから、真偽は不明だよ」
「魔動機文明時代の遺跡を見つけると、手下を率いて根こそぎ荒らしていく。発掘中の魔動機や貴重な道具類も丸ごとお構いなしだ」
「そこを調査してる魔動機術師がいれば、自分の奴隷として無理やり攫っていく。そういう報告の絶えない男さね」
カナリカ:「なるほど……。できれば会いたくない相手だね」
クロウリー:「バジリスクか……何考えてんのかわかんねー連中だぜ」
キア:「ですが冒険者として活動する以上は……そう遠くないうちに会うかもしれませんね」*うっすらと笑みを浮かべる
カナリカ:「ちょっと、キア……!?」
キア:「(そのバジリスク、いったいどれほどの魔動機を溜め込んでいるのでしょう……)」
ジムレド:「言っとくが、もし遭遇したら全力で逃げるんだよ」
「ドーデン地方の蛮族の中じゃ五本の指に入る危険度だ。今のアンタ達が挑んでも、頭から食われるのがオチだよ」
ジムレド:「アンタ達の次の仕事はアタシと一緒に《キングスフォール》に向かい、あの剣の正体について調べること わかってるね?」
カナリカ:「勿論だよ、マスター」
キア:「……は~い」
ルクス:「了解です」
クロウリー:「おうとも」
イズール:「……おう」*普段と様子の違うキアさんに訝し気な目線は向けるものの特に突っ込まず
GM:《ヒスイドラ》の町にとうとう魔動列車がやってくる。
懸賞金つきの蛮族を倒し、PC達は久しぶりに揃って祝杯をあげた。
魔法文明時代の遺産のコア、“千剣伯”と名乗る上位蛮族、そしてマギスフィアの目を持つ男。
PC達の冒険は新たな局面を迎えようとしていた。
次回予告
蛮族達の遺跡発掘場で見つけ出した剣型の首飾り。
それは《空の麓》のギルド支部長であるジムレドの知識を以てしても正体のわからない、魔法文明時代のアーティファクトの一部だった。
ジムレドはキングスレイ各地のギルド支部長達の知恵を借りるべく、各地の支部長に書簡を出す。
首都《キングスフォール》で、キングスレイ鉄鋼共和国の冒険者ギルド支部長達による合同会議が開かれようとしていた。
PC達が向かうべきは、果たして西か東か……。