電気代高騰の夏。サーキュレーター活用で無理なく節電!この夏は、エアコンをつける前に、まずサーキュレーターをスイッチオン!
GWが近づいてきましたが、すでに初夏のような気候ですね。
花粉や黄砂が入るので窓を開けられないと、エアコンをつけたくなったりしませんでしたか?
今からこんなでは、今年の夏はどうなるのでしょうか?
電気代の高騰が噂される中、夏のエアコン代が心配ですね。
そこで今日は、まだまだ知られていない、サーキュレーターの節電効果についてお話していきたいと思います。
1.エアコンとサーキュレーターは、合わせ技で電気代節約!
エアコンの効率アップ家電として、知られてきたサーキュレーターですが、よくある誤解が、
「エアコンとサーキュレーターを両方使うと、余計に電気代がかかるのでは?」
ということ。
でも実際は、エアコンの消費電力は、サーキュレーターの消費電力よりはるかに大きいので、エアコンとサーキュレーターを併用して、エアコンの設定温度を緩めた方が、心地よさは変わらずに、電気代が安く済むのです。
2.約1か月で電気代は500円以上安くなる
エアコンとサーキュレーターを併用すると、エアコンの設定をおおよそ夏は2℃高く、冬は2℃低く設定することができます。
そこで、エアコンの設定を2℃変えると、どのように電気代が変化するのか調べてみます。我が家の居間で使用しているPanasonicのエアコンCS-LX253D(8畳用)を1日8時間使用した場合の例でみてみます。
仕様表によると夏場の1時間当たりの消費電力は、500W。
最小消費電力が110W、最大消費電力が1030W、定格運転時(標準運転時)の消費電力が500Wです。(*1)
エアコンの1か月(30日間)の電気代は3,240円になります。
一方 サーキュレーターの消費電力は、30畳対応のものを「強」で使用しても1時間当たりの消費電力量は、40W程度。
サーキュレーターの1か月(30日間)の電気代は240円です。
環境省によると
設定温度を1℃上げると夏場は約13%、1℃下げると冬場は約10%の節電になるといわれているので、(*3)
夏場2℃設定を変えると…
エアコンの電気代は、3,240円×87%×87%=2,452円 となり、
サーキュレーターの電気代 240円 を足しても,
3,240-(2,452+240) = 548円の節約になります。
エアコンとサーキュレーターを併用すると、エアコンだけの時よりも、1台で548円の違いが出るのです。エアコンを複数台使用されている場合は、更に違いが出るということです。
また、冬の消費電力は、夏よりも高いので、更に節電効果が高くなります。
*1. エアコンは、室内外の温度と設定温度の差で消費電力が変動します。差が大きいと強力な冷暖房運転をおこない、室温が安定して設定温度との差が小さくなると、緩やかな運転に切り替わります。温度差による変動幅が「最小消費電力」~「最大消費電力」です。「定格運転時の消費電力」は、JISC9612で定められた基準状態での消費電力を示しています。(Panasonic 公式サイトより)
*2. 1kWあたり「27円(税込)」で計算。一か月は1日8時間・30日間使用を想定します。電気代は、契約電力会社、ご利用の環境(室内外の温度、湿度、お部屋の気密・断熱性など)、使用状況(設定温度、運転モード、風量など)などにより変動します。電気代はあくまでも目安の金額とお考え下さい。
*3. 環境省HP 家庭でできる節電アクション:
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/setsuden/home/saving03.html
3.エアコンを使う時間を減らせて、更に節電!
皆様は、何度くらいになったらエアコンを使われますか?
25℃以上になるとエアコンをつけているお宅もないでしょうか?
それは大変もったいないです。
28℃くらいまでは、まずサーキュレーターを使って室内の空気を循環させてみてください。
経済産業省によると、冷暖房の使用時間を1日1時間減らすだけでも電気代の節約になるそうです。(*4)
冷房の使用時間を、1日1時間短縮した場合(設定温度:28℃)、年間で電気18.78kWhの省エネになり、500円以上の節約に
暖房の使用時間を、1日1時間短縮した場合(設定温度:20℃)、年間で電気40.73kWhの省エネになり、1000円以上の節約になります。
*4. 経済産業省HP、省エネポータルサイト:
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/airconditioning/index.html
<夏場の朝>まずサーキュレーターを運転。暑く感じたらエアコンをオン
これで1、2時間分の電気代が節約できます。
弊社オフィスでは、真夏でも外気の涼しい時間帯は、窓を開けてサーキュレーターだけで過ごします。
だいたい10時半ころになると外気温が30℃近くになり、室温も28℃を超えてくるので、そこでエアコンをスイッチオンします。
これで充分、暑さはしのげています。
もし、サーキュレーターを付けていなければ、耐えきれず、1時間は早くエアコンをつけていると思います。
<就寝時>まずエアコンとサーキュレーターで寝室を冷やしてから、エアコンをオフ
我が家では、サーキュレーターだけ回して寝ます。意外と朝まで目覚めることなく眠れます。
朝方、うっすら汗をかいているときもありますが、空気が流れていると汗が気化するので、意外と心地よく眠れるのです。冷房で体が冷え切ったときのようなだるさがないので、夏バテ予防にもなります。
流石に30℃近い熱帯夜は、私もエアコンも併用しますが、28~29℃設定で充分です。
個人差はあると思いますが、このようなエアコンとサーキュレーターの使い方をすると、エアコンだけの生活よりもエアコンの使用時間を、確実に短くすることができます。
その上、心地よくなり我慢せずに節電ができるのです。
いかがですか? 是非、試してみてください。
4.夏のご使用に関するレビュー
”エアコンなしでも快適“
” エアコンつけていませんが、何処に居ても涼しく、風が回っていて快適です “
“28℃に設定してサーキュレーターをまわします”
5.冬のご使用に関するレビュー
<その1>弊社スタッフYの冬の実体験。実家のエアコンの設定を5℃下げられました!
スタッフYの実家は、東北地方の木造一軒家。
20畳ほどのLDKに勾配のある高い天井。暖房器具はエアコンと石油ファンヒーターを使用。冬、遊びに行くと、足元がスースーしてとても寒かったそうです。
プレゼントしたボルネードサーキュレーター610DC2-JPが使われていなかったので理由を聞くと、
「エアコンとサーキュレーターを両方使うと、電気代がかかるから」
とのこと。
スタッフYは、しまわれていたサーキュレーターを出して、高い天井に向けて送風すること20~30分。するとお母様が
「いつの間にか足が冷えないわ~」
と驚かれたそうです。
今までは、エアコンを27~28℃の温度設定で風量を「強~中」で使用していたそうですが、
サーキュレーターを使用すると、エアコンの温度設定を22~23℃まで下げられ、風量も「中~弱」に落としても充分暖かくなったそうです。
サーキュレーターで空気を循環させると、天井に溜まっていた暖気を有効利用できるのです。
足元の寒さを我慢しながら、エアコンの温度をどんどん上げるのは、とてももったいないことです。
<その2>設定温度を6℃も下げられた!
エアコンの節電目的で633DC-JPをご購入。
「27℃設定でもなかなか暖まらず、足元は寒い生活でしたが、サーキュレーターと併用すると、21℃設定で部屋全体が暖かいです。」
27℃ → 21℃設定に、6℃も設定ダウン!
6℃も設定を下げられるケースは、珍しいとは思いますが、
1×90%×90%×90%×90%×90%×90%≒53%!
47%も節電になるってことですよね。
すごくないですか?
サーキュレーターは、夏も冬も冷暖房費を削減できる、大事な節約家電です。
燃料費が高騰するといわれている今年の夏、冬に備えて、準備してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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参考リンク
https://oikura.jp/magazine/denki40011/
https://aichi-denryoku.jp/news/airconditioner-powersaving/
環境省の「省エネ行動と省エネ効果」
ボルネード公式サイトはこちら