他人と並んだ時に、少しでも違う何かがあれば仕事は繋がっていく|Vook school MGコース メンター:清水庸介(Sue-yo)さん インタビュー
2021年11月に開校した映像の学び場、Vook school。映像クリエイターとして働く上で必要となるあらゆる知識を、第一線で活躍するプロからのサポートを受けながら学ぶことができる「メンター制度」が最大の特徴です。
この連載では、そんなメンターたちのパーソナリティに迫るインタビューをお届けします。第4回目は、不動産業界の会社でコーポレートビデオグラファーとして活躍しながらモーショングラフィックスコースでメンターを務める清水庸介(Sue-yo)さん。
「今の仕事が楽しい」と話す柔らかい笑顔が印象的な清水さんの、これまでのキャリア変遷や仕事のスタンスなど様々なお話を伺いました。
清水庸介(Sue-yo)/ Yosuke Shimizu
20歳から知識ゼロで映像業界に飛び込み、AD(制作)とエディターとして経験を積む。企画・撮影・編集まで一気通貫で社内外問わず多様な映像を制作。
スカウトを機にインハウスクリエイターに転身。
現在はイタンジ株式会社にて、社内唯一のコーポレートビデオグラファーとして従事。これまでの経験と映像制作を武器に、会社・不動産業界を盛り上げるべく日々邁進中。
娘が好きな恐竜のグッズをどこかに身につける2児の父。
Twitter:https://twitter.com/Sueyo_dgm?s=20
インハウスの醍醐味は、反応をダイレクトに感じられること
まずは、現在のお仕事について詳しく教えてください。
現在は、不動産賃貸業界に特化したバーティカルSaaSを提供するイタンジ株式会社で、コーポレートビデオグラファーとして働いています。
会社ではインハウスクリエイターとしてアシスタントの方にも手伝っていただきながら、企画や演出も含めて映像制作のほとんどを担当しています。各部署から、例えば「プロダクト紹介動画を展示会で流したい」などのオーダーを受けて、仮に企画案が既にある場合もそれを補強しながら、基本的に企画から制作、完成までを一気通貫で行なっています。
▼ 清水さんの制作実績の一部
インハウスクリエイターならではのやりがいは、どのような時に感じますか?
お客様や社内の人からダイレクトに反応をいただけた時ですね。「あの動画のおかげでお客さんの反応がすごく良かったよ」とか、「サポートの問い合わせ件数が減って楽になりました」という反応を直に聞くことができるのは、インハウスクリエイターだからこそだと思いますし、やってて良かったなぁと思う瞬間です。
あとは、お客様にインタビュー取材に行った時にお褒めの言葉をいただいたり、映像がきっかけで会社を好きになってくださる瞬間を目の当たりにした時にもやりがいを感じました。
純粋に、今の仕事がとても楽しいです。映像が会社のために役立っている実感を持てていますし、やりたいことがまだまだたくさんあるので、今後もいろいろな映像を制作して貢献していきたいなと思っています。
「映像で食べていくこと」は全く想像していなかった
映像のお仕事を始めたきっかけは?
始まりは20歳くらいの時。海の家でアルバイトをしていた時に、たまたま知り合ったプロデューサーの方と仲良くなり、その方が番組を立ち上げる時に「スタッフとしておいでよ」とお声がけいただきました。
もちろんそれまで映像制作に携わったことはなく何も知らない状態だったのですが、「面白そうだしやってみるか!」くらいの軽い感覚で、あるテレビ局のADとして映像業界に飛び込んだことがきっかけでした。6年ほどADの仕事を続ける傍ら、今後のステップアップも見据えて編集やAfter Effectsのスキルも独学で学んでいました。
まさか自分が映像の仕事で食べていくことになるなんて、その頃はもちろん、30歳を過ぎるくらいまで正直なところ全然考えていなかったです。
それ以降も映像の仕事を続けてこられたのですか?
その流れで映像編集の仕事に就くのかと思いきや......。
映像業界の楽しさと厳しさを一通り経験して、当時はまだ若く映像以外にも自分の可能性を広げたい気持ちがあったので、一度映像の仕事から離れることにしました。
「自分ももっと安定した仕事がしたい」という思いで、元々持っていた労務関連の国家資格を活かしてスマホアプリ開発のスタートアップ企業で人事・労務として働くことになりました。
しかし、「未経験可」ということで入社したものの、実際そこは未経験者には非常に冷たい風が吹いていて。1ヶ月くらい経った頃にはデザインの部署に異動させられたり......。その時に「デザインをやるのならば、映像がやりたい」と再び映像に対する気持ちが強くなり、映像業界に戻ることにしました。
そして、CMなど広告系の映像をメインとしている制作会社の映像編集部に移りました。そこで編集や今まで独学でやってきたモーショングラフィックスにもお仕事として携わることができるようになって、「仕事がすごく楽しい」「これでやっていこう」と強く感じるようになりました。
今まで培ったスキルを活かしてタクシー業界のシステムを提供する会社に転職し、コーポレートビデオグラファーとしてタクシーサイネージの動画やSNS広告、アプリ内のモーション、会社内の表彰映像など、インハウスで多岐にわたる映像制作に携わった経験を経て、現在に至ります。
フットワークは軽く、まず挑戦
独学でスキルを習得されたとのことですが、普段のインプットはどのようにされていますか?
こちらより先は、HPの記事をご確認ください😊
※無料で公開しています