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ベルリン家探し #情報収集編

2018年8月中旬に国際結婚をしてベルリン🇩🇪に移住してきました。
空室率2%で困難を極めると言われるベルリンのアパート探し、そうはいってもパートナーはドイツ人なので何とかなるのでは…と思っていたものの、現実はそんな傲慢な見通しを叩きのめし、事前情報に違わず苦労…
先人たちのブログや記録に沢山助けていただいたので、私のケースもどなたかの参考になればと思い記載します。
まずは情報収集編です。

まずは基本の不動産情報3サイト

私はWG(Wohngemeinschaft=ルームシェア)ではなく、完全に1物件を借りるパターンの物件探しをしました。賃貸でドイツ人が良く使うサイトとして、下記3つが代表的なサイトとなります。

どれも日本でいうSUUMOのような不動産情報サイトで、売買と賃貸があり、いずれもエリアや家賃、面積、部屋数などで検索・絞り込みが可能です。
なお日本と一番異なるのが、不動産会社経由の物件だけでなく、個人オーナー(Privat)の物件も数多く出ていること。旦那によると、昔ながらの住宅街エリアであれば、不動産会社経由よりも総じて個人オーナー物件の方が質が高いケースが多く、好ましい場合が多いとのこと。ただ個人オーナー対応という点で不測の自体の際のリスクもあること、また言語の壁がある場合には不動産会社経由の方が安心です。

サイトの使い心地は概ねどれも同じでした。
マーケットの動きが早く、3サイトを同時に追うことにストレスを感じ始めてしまったので我々は最終的にはimmobilienscout 24に一本化しましたが、本当に情報戦なので出来れば常に3サイト見ておくことをおすすめさせていただきます。

掲載料が安いのか物件情報が上がる頻度は高いですが、ベルリンの不動産が主に動くのは月始・月途中(15日)・月末の3タイミングのため、これに合わせたタイミングが最も更新が活発です。

おすすめ!新聞の土曜賃貸広告欄

上記3つのサイトを見ていましたが、有名サイトのため動きが早く、お気に入りマークをつけ物件概要や住所、周辺環境を検討し、いざ内見を申し込もうと思ったら、もう「掲載終了」となってしまっている…そんなことが続きました。その間数時間です。自分が気にいる物件は、大概その他の人のお眼鏡にもかなうんですよね…。
「そもそも物件見学にすらたどり着けないのか…」とベルリンの住宅難の洗礼を受け、愕然。そこから2つ作戦変更をしました。

(1)良い物件だと思ったら、詳細を検討する前にとにかく内見の申込みを入れる(2)勝負する場所を変える

(1)については改めて別の記事で書くつもりです。
(2)については、具体的には土曜日に新聞に折り込まれる不動産欄を見始めました。理由は3つです。

①ネットで不動産を探すのが主流な今、あえて昔ながらの新聞に広告を出すオーナーは、きっとネットが使いこなせない年配のオーナーに違いなく、家にこだわりがあり管理の良い良質な物件なのではないか

②新聞に広告を出すという時点で、それなりの信頼ができる不動産会社及びオーナーなのではないか(ネットは審査なく誰でも広告掲載ができます)

③ネットに告知されないということは、ライバルが少ないのではないか(日本と違い新聞配達は少なく、主に路面店売りです)

そこでベルリンの主要日刊紙であるTages Spiegelの不動産告知欄を隅々まで読み込み!

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予感は的中して、ネットと共通掲載の物件に混じって、ネットには載っていない物件(多くは個人オーナー)が複数掲載されていました。
新聞のデメリットは5行程度の文字のみ広告のため、写真の掲載がないこと、物件情報の詳細が限られていることですが、ある程度エリアと価格や記載情報からアタリをつけて、とにかく内見申込み。

土曜日朝の新聞を見て、その日のお昼に電話して、翌日曜日に内見をしたところ、すでに土曜日中に何人も見学済み、見学は我々で打ち切りという状態でした。本当に動きが早い…。

お会いした個人オーナーさんはやはり、
・ネットに広告を出すと数百人から連絡がくるので対応しきれない。新聞広告でもたくさんくるので、十分
・新聞を読んでいる時点でそれなりの教養と収入があるはずなので、フィルターの役割を果たしてくれる
と仰っていました。

ベルリンの日刊紙は上記の他にBerliner Zeiteungもあり、こちらも不動産告知欄があります。

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結果的に我々は新聞広告で出会った物件でご縁がありました。他の人の話を聞くとこれでもスーパースムーズな部類に入るようですが、その間2週間、毎日不動産サイトとにらめっこして神経をすり減らす日々が続きました。

皆様の住宅探しも上手くいきますように、もう少し続きます。


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