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45日目_収録現場の下見作業

さて、初回の台本もまとまってきて収録を目前に控えた昨今、
今日は収録スタジオにお邪魔しています。

お世話になっているスタジオさんに、今回は新しいエンジニアさんとのお仕事なのでちょっと機材レクチャーの現場を見たりしながら参戦。

歓声の収録。最も素晴らしかった歓声は・・・

ゲームの現場だと、今は少なくなりましたが昔は社員が声を入れていることも多く(有名な物だとぷよぷよだったり。メイン以外のキャラは結構社員さんが声当ててる物は多いです。案外多いです。)
私もタイトルコールをみんなで叫ぶのに参加させて頂いたり、
アイドルものの歓声を撮るのに参加させて頂いたりしました。
今でも印象に残っているのは、アイドルものの歓声を撮る際に、男性歓声はステージ上でポーズする女の子に合わせて歓声をしていたのに対し、
女性の歓声を撮る時には、プロジェクターに映し出されるイケメンに合わせて歓声を出す、というものだったのですが、
一番良い心からの歓声が出たのは「キルフェボンのタルト(現物)」が出てきた時の歓声だったのは、
今でも最高に素晴らしい歓声だったことを思い出します。

音の世界の奥深さと繊細さ

収録では、収録ブースとモニタールームの2個に基本分かれており、
声優さんがブースに入り、それ以外のエンジニアや関係者はモニタールームに待機して、
演者さんの声を聞き、OKがどうかやイントネーション、演技などの判断をします。
モニタールームにあるソファはどこにいってもフカフカです。私の役目はそこに座って応援する事でした。

音の世界も映像と同じでかなり手軽で身近な存在になってきましたが、音の世界はどこまでも深くて価格もかける事が出来る世界なので、大変で大変で大変な世界です。
個人的にはいまだに電化製品に個人レベルで電気抵抗や静電気などが関係するのは音の世界なのではないかと思っています。それぐらい音の世界は繊細な世界。
収録ブースにあるマイクは、1本が最低でも70万クラスのプロマイクで、確かに、宅録レベルのマイクと音の厚みが違う…
そして、卵と言っても声優の勉強をなさっている方々なので、本当、いい。さすが、感嘆です。

私は視覚の方が強いので、あんまり耳が良い方ではないのが恐縮ですが、
それでも「声の演技」のスゴさはやはり色んな物を突き抜けてくる「針」のようなスゴさがあると思っています。
五感の聴覚で全ての情景を声の演技だけで伝えてくる声優も、本当に職人技だと。
昨今は映像の単価が下がったので声と絵面がセットで語られる事が多かったり、顔出し前提の方も多いですが、
元々ドラマCDを聴いて暮らしてた世代なので「見えないからこその余白の良さ」があると感じています。
最高の芸術はいつだって「妄想」なのです。

今回はそれをダイレクトに楽しんでいただける(しかもリアタイで独り占めできる)という、個人的には「そんな事して爆ぜないんだろうか?」というコンテンツなので、
その魅力に辿り着いて頂くまでのボイスコンテンツも力を入れて用意しています。
こちらのスタジオさんはレコーディングスタジオ寄りなので、
スタジオ的には音楽の準備もしながら、
こちらもエンジニアの卵と共に、スタートです。

収録まで、あと少し。

#運命ボイス #音の世界 #収録現場

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