キャストオーディションの舞台裏
こんにちは、「運命ボイス」のプロデューサー、イナマスです。
前回の記事で、企画が突然始まった事をお伝えしましたが、
「やるぞ！！」
と念じてモノが爆誕する世界線はまだ来ていないので、一つ一つ自分たちで決めて進めなければなりません。
まずはキャストを決める
まず初めに着手したことは「キャストさんを決める事」でした。
本サービスは昔ではなかなか考えられなかった
「キャラクターとリアルタイムでお電話でおしゃべりできる」
という夢のようなサービスなので、まずはキャストさんです。
私はその時、AI×キャラクターのようなサービスにも参加させて頂いていたりしたので、今までは人が作り上げてきた偶像を、人が願うようにAIが作ってくれる時代の到来を見ている中の「なんて泥臭い、非効率なコンテンツだろうか」とも思っていました。
だからこそ、生身です。
人が行うべき事により価値がある時代がやってきます、
それは些細な「人の話によく耳を傾け、うんうんと頷き、大丈夫だよ、って包んであげる」
ただそれだけです。
でも、これが現代には、少なくとも私には必要だと思っています。
個人的に便利さが好きです、人と人との繋がりはどちらかというと苦手です、余計な親切心、煩わしい人間関係、不要な憐憫、全てAIが無くしてくれればいいのに、と思っているひきこもりです。笑
だからこそ、自分と利害のない相手に話を聞いてもらって、根拠があるとは今はまだ言えない力であたるも八卦当たらぬと八卦なアドバイスをもらって、
根拠もなく「だから、大丈夫だって。」
って言ってもらえることに、価値がある。
私はこれはコンテンツと同じだと思っています。
リアルと関係ない世界の話を読んで、主人公に感情移入して、一喜一憂したり勇気をもらう事
一ミリも自分と関係ないのに、何故か元気になる。
あなたも経験したことがあるのではないでしょうか？
この経験が私が届けたい今回のコンテンツの肝です。
だからこそ、占いとコンテンツは相性があると思っています。
オーディションのあれこれ
話をキャストさんに戻します。
私がもう15年も前からお世話になっている方にお力添え頂き、声優志望のキャストさんにお声がけをして頂いて、オーディションを行いました。
三日間、あっという間の日々でした。
本サービスのオーディションでは、
バイト面談と同じように、履歴書を出して頂いてフリートークで、企画についてだったり、なぜ声優を目指したか、どうなりたいか、などお話を聞いて、
その後その場で実技演技を頂きました。
実技は3つ、共通セリフとキャラクター選択演技とフリー演技。
共通セリフはタイトルコールなど、どんなキャラでも共通でしゃべるワード、
選択演技は、今回、コンテンツの性質上「キャストにキャラクターを寄せていく」という事が決まっていたので、キャストさんが決まるまでは設定も台本もありません、そのため「A敬語キャラ」「B年下キャラ」「C熱血キャラ」「D不良キャラ」の4つを用意し、自身が演じてみたいキャラクターを指定して演じてもらう、というものです。
一番多く演じられたのはどれだったかと思いますか？ 実はDが多めでした。
最後にフリー演技、こちらはベースは用意された鑑定結果のテキストをキャラクターとして自由に演じていただく、エチュードのようなものでした。
みなさんそれぞれ全てにおいて個性があり、お一人のオーディション自体は30分と大変短いものではありましたが、
とても思いや個性の伝わる大変良いオーディションとなりました。
素敵なメンバー
こればかりは大変不思議なのですが、会社の面接と同じで多くの人と会いお話をしていると
15分お話ししただけで人と成りが伝わってきます。人の周りに輪郭のようなものが浮かんでくるのです。
声優としてのスキルは本当私などでは判断しかねる程みなさま素敵な物を持っていたと思っています。すごかったです。
なので、今回は「あぁ、きっと色んな方とお話出来ることを楽しみにして下さっているな」と特に思わせてくださった方々とご一緒させていただく事になりました。
実際、その後の決起会の時にもみなさんほぼ初対面でも本当素敵に話が途切れず盛り上がるほどで、
また今現在行なっているタロットの講習でも、本当色んな角度から深く意味や思っている事を素直に丁寧に話しをしてくれるメンバーです。
ご一緒させて頂くことを心から嬉しく思っています。
今、スタッフ陣営でしかこの様子を見られないのがもどかしいほど、早くみなさまにお披露目させて頂きたいと思っております。勿体無い、勿体無い。
彼らの声と言葉は、きっと不思議な力を持っています。
それは「誰かを少しでも楽しませたい」としての、エンターテイナーの持つ本質的な力です。
彼らとお話しできる日を、ぜひ楽しみに待っていてください。
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