新型LTBのすゝめ【全文無料】
■はじめに
こんにちは、ぼるです。
普段は新潟市内のカードショップやリモートなどでポケカの練習を行っています。
これまで特に目立った成績はなく、ポケカを始めて約二年ほどになります。
今回のnoteでは、シティリーグS1新潟にて使用したこの「新型LTB」について、デッキ選択理由、採用カード解説、各対面へのプラン・勝率等をまとめ、このデッキが広く世に知れ渡ればいいなと思っております。
個人成績は予選全勝トナメ1没TOP8
同日にリストを共有して使用したシオンくん(@shion_zahard)も予選全勝、トナメ進出を果たしています。
非常に強いデッキタイプであり、全文無料となっておりますので、最後まで読んでいただければ幸いです。
私自身のモチベーションになりますので、右下のスキ!(いいねみたいなやつ)とnoteアカウントのフォローをしてくださると喜びます。
それでは早速、本題に移りましょう!
まずはデッキを選択した理由から。
■デッキ選択理由
シティリーグやCL等の大事な大会で使うデッキを選択する上で大事なことはいくつもあるかと思います。
練習量、デッキの安定性、初見殺し性能 etc,,,
どれも重要だと思いますが、何より最も大事なのは環境を読むことです。
最近のポケカ界隈では、データで環境をまとめてくださっている方や、シティやショップバトル入賞者のデッキリストを一覧にしてまとめてくださっている方が多くいます。
Twitterを30分眺めているだけで、大体の「いま強いデッキは何か」、「このデッキには何のカードが何枚入っているか」というのがわかる時代になりました。
そこで、様々なデータを拝見し、総合した上で、パラダイムトリガー発売後の「環境デッキTIERリスト」を自分なりに作成してみました。それがこちらです。
tier1:ルギア ミュウ
tier1.5:レジギガス ロストギラティナ
tier2:LTB アルジュラ キュレム パルキア アルギラ(ピカ)
tier3:レジドラゴ レジエレキ ムゲンダイナ
こんな感じになると考えていました。
ルギアとミュウが環境の約50パーセントを占めるという週が続き、ほぼ「2強時代」になったわけです。ルギアやミュウが強いことは言わずとも知られている事実かと思います。
シティ2週間前まで、ルギアとミュウはどちらも僕のデッキ候補でしたが、候補から外れた理由として
この三つが挙げられます。
個人的には特に③の要素が大きな理由で、今年のシーズンから、シティ入賞者のデッキリストがすべて公開されるようになったことで、シティに参加するほぼすべての人は、かなり強いルギアとミュウのデッキリストを使って練習することができるようになりました。
また同時に、強いリストが世に広まることは、「メタ(のまわり方)の急速化」を引き起こし、毎週毎週強そうなリストがじゃんじゃん出てきました。
つまるところ、「自分がルギアやミュウを使っても、完璧に対応されてしまうのでは・・・?」と考えたわけです。
そこで僕はTier1.5以下のデッキを握ることにし、トップティアをメタる側に回ることを決めたのですが、、、。問題がありました。
進化ライン、特にVMAX,VSTARが採用されているデッキを使っても、試行回数を重ねると、ルギアとミュウにデッキパワーで負けてしまうということが練習段階でわかりました。
先攻最強。この「大先攻時代」に、ルギアとミュウ以外のVSTARデッキで後攻を取ろうものなら、圧倒的不利の極みなわけです。
ボスやセレナで裏を取ってサイド2-2-2で簡単にゲームを終わらせてくるルギアとミュウに安定して勝つためには、非Vで戦うしかないと考え、デッキ候補が3つに絞られました。
▲候補1 レジギガス
レジギガスとレジエレキでベルト込みでミュウとルギアをワンパンすることができ、なおかつ環境へのメタカードである「頂への雪道」を多く採用し、前のめりに雪道を貼って蓋をするというのが強みです。
ルギアメタで雷を採用しているデッキが増えたおかげで、環境からエンペルトの採用率がかなり減ったというのも、ポジションがよくなった理由の一つといえるでしょう。
ただ、ルギアの「ツールジャマーの採用」やミュウの「ロストシティの採用」「森の封印石の登場」により、今までよりも少しだけ難しくなってきたようにも思えました。
最後の最後まで候補デッキの一つでしたが、これらの理由からデッキ候補から外れました。
如何せん、強いデッキタイプであることは間違いありません。
▲候補2 ミラージュゲート不採用型LTB
カビゴンとウッウを使うことで多くのVSTARを2パンで取ることができ、終盤はかがやくリザードンでサイドの有利交換を押し付けることができる点がとても魅力的でした。
クララを使うことでリザードンやヤミラミの使いまわしも可能なので、非常に強力なデッキタイプです。
ただ、裏工作系統のデッキやLTBのデッキタイプが環境から減ったことで、ヤミラミをなかなか強く使うことができず、明確な有利を突くデッキがそこまで多くないというのがネックでした。
ルギアにツールジャマーを貼られて、リザードンでワンパンできなくなるのもかなり痛手でした。
これらの理由からデッキ候補から外れました。
▲候補3 ロストライコウ
ルギアに弱点を突きながら、ルギア側にツールジャマーが採用されていたとしても残った打点をヤミラミで補うことができる点が優秀で、非常に強力です。
デッキパワーは間違いなく環境トップクラスであり、ミラーも発生しづらいことから、握る候補としてとてもよかったのですが、各地のシティリーグで優勝・入賞が多くみられたことで、比較的対応されやすくなってしまったこと、「そらをとぶピカチュウVMAX」などのメタカードが採用されるようになってきたこと、1周回ってメタ対象となってきていることが、候補から外れた理由になります。
●候補4 新型LTB
【デッキコード】FkFVVF-TgUY94-kkkwFF
悩みに悩んだ末、シティに持ち込んだのがこのリストです。
環境に存在する多くのデッキタイプに弱点を突きながら、サイドの有利交換を押し付けていくことをコンセプトに組みました。
これなら、候補1.2のネックであったツールジャマーやロストシティなどの影響を受けずに戦うことができると考えました。
また、あなぬけのひもが多く採用されていることで、LTBメタカードである「空を飛ぶピカチュウVMAX」「マタドガス」「エンペルトV」「レジドラゴVSTAR(アイアンローリング)」などのポケモンに対して解答を作りやすく、あなぬけやボスが少ない候補3のロストライコウよりも優れている点として挙げられます。
ロストライコウが流行ったことで、相手がライコウをケアしてマナフィを出してくれる点もおいしいポイントです。
起こりうると予想していたLTBミラーに関しても、カビゴンが採用されていることで、手負いのカビゴンが特性「へいきなしぼう」でヤミラミにとられないことから、おとぼけスピットの受けとして優秀
VSTAR対面に関してもウッウ+カビゴン=290打点で見ていけることから火力的な面でも問題ないだろうと考えました。
ピン刺しや少ない採用枚数のカードも多いので、はなえらびやアクロマの取捨選択難易度は他のLTBよりも若干高いかもしれませんが、慣れていくと対面によって必要な札がわかっていくので、練習すれば使いやすいです。
■採用カード解説
左上から順に解説していきます。
■ポケモン/17枚
・キュワワー/4枚
LTBなら文句なしの4枚採用です。
・ウッウ(おとぼけスピット)/2枚
後攻1ターン目からスピットを言えるとかなり強い点や、ウッウ+カビゴン=290打点でVSTARライン、ウッウ+ザマゼンタ=330打点でVMAXラインを見ることができるので、サイド落ち、ロストシティを考慮して2枚採用です。どの試合でも使います。
・ヤミラミ(ロストマイン)/1枚
環境にヤミラミが刺さる対面が減ってしまったことは確かですが、120打点をどこにでも出せるというのはさすがに強いので1枚採用しています。
ノコッチ、マナフィ、バケッチャ、ヤレユータン、ビーダル、メッソン、キュワワーなど、ボスなしでサイドを進められる点が優秀です。
・かがやくゲッコウガ/1枚
ゲッコウガはドローソースとしての役割がほとんどですが、サイドを1枚とりながら相手のメインアタッカーを削れる場合は、月光手裏剣を打つ選択肢もあります。
つりざおやリサイクルで山にエネを戻すために、特性の隠し札をたくさん使います。
水エネが2枚しか入っていないので、技を言えることはかなり少ないです。
・カビゴン(どっすんグースカ)/2枚
ウッウと合わせてVSTAR全般を見ることができる点はもちろん、HP180以下のクロバットやネオラントなどのシステムVポケモンを取ってサイド有利交換を押し付けることができる点も非常に優秀です。
また技の効果を受けないので、ギラティナのスターレクイエムやヤミラミのロストマインを受けなかったり、HP150と割と高いのでアメイジングライコウの技を耐えたりと、高耐久な点でも優秀です。
ほとんどの試合で1枚は使います。
・ドラピオン(ダイナミックテール)/1枚
環境で使う可能性がある対面は主に3つ、ミュウとルギアとミュウツーVUNIONです。
ミュウVMAXで使うことはもちろんですが、ルギアにたまに採用されているエーフィVMAXにもサイドの有利交換を行うことができることを覚えておきたいです。ミュウツーVUNIONに対しても同様です。
使わないからと言ってクイボの種にしてしまうと、やまびこの対象となって負け筋になってしまうので、極力トラッシュに落とさないように注意しましょう。
・コオリッポ(ブロックフェイス)/1枚
レジギガス対策です。
最近のレジギガスは裏を呼ぶ手段がセレナのみの構築が多く、ベンチを非Vで絞ることで、下手したらコオリッポが技宣言するだけで詰みます。
ボスで裏を呼ばれてターゲットボルトを宣言されると取られてしまいますが、マナフィを置くことで詰み盤面になるので、意識しましょう。
万が一取られてしまった場合でも、釣り竿で戻してまた作り直すだけです。この1枚でとても有利になります。
LTBミラーや、エレキガノンにも使えることがあるので、意識してみてください。
・ライコウV/1枚
主に雷弱点対面で使います。雷無の2エネで、おおむねルギアをワンパンできます。対ルギアの〆、ルギアの三体目を取るときに使いたいです。
ルギアをワンパンしたとしても、ライコウがとられてサイド2-2交換になるので、何も得をしていないことには注意したいです。序盤から使うと、先サイドを先行されてしまう可能性もあります。
また変わった使い方としては、エレキガノンに対しても有効です。ウッウで殴りながらライコウに手貼りしていくと、グッズロック下でも育つアタッカーになるのが偉いです。
パラライズ1発ではライコウが落ちないことがほとんどなので、超電磁砲を使って落とされた返しに、ミラージュゲートで一気にアタッカーを作って捲りたいです。基本的には不利ですが。
ムゲンダイナに対してもベンチが多く並ぶので有効です。
・サンダー(スナイプサンダー)/1枚
ベルトなしでルギアVSTARをワンパンでき、お守りやジャマーが関係のない、ルギアがメタることのできない唯一の非Vアタッカーでは?と思います。
ライコウではできないサイドの有利交換を実現でき、ゼラオラやアメイジングライコウではベルトが必要になる点や、ベルトがあってもお守りやジャマーで解決されてしまう点が弱かったのでサンダーを採用しました。まずそもそも、LTBでベルトを都合よく引くのが厳しいです。
また、ヤミラミで相手のVポケモンをHP160に調整しておくと、ボスなしでサンダーが2枚とることができて強いです。奇襲性◎。
・ザマゼンタ(かたきうち)/1枚
キュレムがまだ多かった時代に、弱点をつけることで採用していた1枚でしたが、220打点はほとんどのVをワンパンできるので、キュレムが減った今でも強いです。
ウッウ、ヤミラミと合わせてVMAXを2パンできるので、サイド2-3の有利交換が可能です。
ザマゼンタが入っていないと、アルジュラがほぼ勝てなくなってしまうので、採用すべきだと思います。
月光手裏剣で先に削ったVSTARを取るときにも、カビゴンでは足りないことが多いのでザマゼンタを使います。
・マナフィ(なみのヴェール)/1枚
ルギア、レジギガス、ギラティナ、LTBなど、ベンチ狙撃をしてくるデッキが多すぎるので採用しています。
ベンチ狙撃をしてくる可能性があるデッキに対しては、とりあえず置いておいて損はないと思います。
・ネオラント(ルミナスサイン)/1枚
サポ持ってくる子。
■グッズ/19枚
・クイックボール/4枚
最大枚数。各ターンに必要なアタッカーを持ってくる必要があるデッキなので、VIPパスよりもクイックボールが適しています。
・あなぬけのひも/4枚
ひも3カート2で回していましたが、ひもの方が強い場面が多かったので最大枚数採用しています。
・回収ネット/4枚
最大枚数。最強。
・ふうせん/1枚
キュワワーに雑に貼ると強いです。
・ミラージュゲート/4枚
各対面で何枚使うかというのを意識します。2枚しか使わない対面もあれば、4枚使う対面もあります。これがあるからロストは強いし、難しい。
・ふつうのつりざお/2枚
エネもポケモンも大切なので2枚採用しています。やまびこホーンケアにもなります。
・エネルギーリサイクル/1枚
エネの種類が多い+隠し札をよく使う+アタッカーに3エネついていることが多いことから、釣り竿の3枚目よりは強いと判断し、採用しました。
釣り竿2でもだめだし、釣り竿3でもだめだし、竿2リサイクル1が一番しっくりきました。
■サポート/9枚
・アクロマの実験/4枚
最大枚数。
・ボスの指令/2枚
3枚入れていた時期もありますが、サンダーやヤミラミ、ひもをうまく使えば2枚で足ります。
・ツツジ/2枚
ミュウ以外の全試合で1回は使いたいのと、不利対面に対しては2回使いたいので2枚採用しています。
LTBにはあまりハンド干渉が採用されていないリストが多いですが、あった方が強いです。2枚目は自由枠だと思います。
・キバナ/1枚
直前期までとりつかいを入れえていた枠でしたが、キバナになりました。
5枚目のミラージュゲートとして考えて使うとわかりやすく、3エネ要求のアタッカーが多いこのデッキにおいて、キバナでミラージュゲートを確定させることができるのは強力です。
ライコウVが採用されているので、ミラージュゲートなしで強力なアタッカーが育つのも偉いです。
■スタジアム
・トレーニングコート/1枚
ザマゼンタ、サンダー、ゲッコウガが、3エネ要求+同色エネ2枚要求なので、手貼りの色エネを確保するために採用しています。(ミラージュゲートで同じ色のエネを加速できないから)
2枚ほしいカードですが、枠の都合上1枚採用になっています。
■エネルギー/13枚
・基本水エネルギー/2枚
・基本超エネルギー/2枚
・基本鋼エネルギー/3枚
・基本雷エネルギー/3枚
サンダー、ザマゼンタが同色エネ2枚要求なので、+1枚の3枚採用
ゲッコウガも同様ですが、サンダーとザマゼンタに比べて技を打つタイミングが少ないと考え、水エネは枠の都合上1枚少なくなっています。
ネオラントやコオリッポが技を打つ分には、水1枚要求なので、2枚あれば十分です。
・キャプチャーエネルギー/3枚
強いので最大枚数採用したいですが、枠の都合上3枚に。
任意のアタッカーを持ってこれるエネなので強いです。
採用カード解説は以上になります。
ほかに採用したかったカードとしては
あたりが挙げられます。
次の項目では各対面に通したいプランや意識していること、勝率などをまとめてみました。
■各対面のプラン・有利不利
シェア率順に解説していきます。
◎ルギアVSTAR:微有利6-4
ルギア側の最適解として、「ルギア→ルギア→アーケオス→ルギア」のようにアタッカーを押し付けられるので、こちらが通したい動きとしては、「ウッウ→カビゴン→サンダー→カビゴン→ライコウ」という風になります。このプランを取るとミラージュゲートは4回必要なので、基本的に花えらびやアクロマでミラージュゲートをロストしてはいけません。
ですが、
①相手がHP120以下の非Vを場に出してきた場合
②相手がネオラントかクロバットを使ってきた場合
③クロバットVMAXなど、ほかのVMAXが出てきた場合
この2パターンの場合では、ミラージュゲート3枚で勝ち切れる可能性があります。サイドプランを崩されることも多いので、4枚あった方がいいことは確かです。
アーケオスが強すぎて、ツツジを打っても盤面解決されることが多いので、ツツジの重要度は他デッキと比べそこまで高くありません。
ミラージュゲートとボスのリソースに注意しましょう。
アメイジングライコウが入っている型がほとんどなので、場にライコウが見えていなくてもマナフィを置く必要があります。
マナフィを先に狙われたらライコウが来る合図なので、釣り竿でマナフィを戻せない場合は、バトル場のアタッカーをカビゴンかザマゼンタにするといいです。ライコウで落とされないので。
イベルタルやライコウはHP110ラインなので、ウッウのおとぼけスピットで取れると、省エネ交換でリソースを守れます。
かがやくリザードンで攻撃してきた場合は、かえんばくの反動を利用して、ヤミラミでベンチを狙撃するか、ゲッコウガで前のリザードンと後ろのルギアを削りましょう。ルギアに90乗せておくと、次にザマゼンタで取れます。
弱点をつけないVMAXで攻撃してきた場合はとりあえずウッウで小突きましょう。ザマゼンタで取れる圏内に入れておくと楽になります。
そらをとぶピカチュウVMAXで攻撃してきた場合は、ひも→ボスで効果を消して攻撃しましょう。ひも4枚、ボス2枚採用されているので、他のLTBに比べ要求はそこまで高くありません。雷弱点なのでサンダーやライコウVでワンパンを狙いましょう。
◎ミュウVMAX:有利8-2
ミュウVMAXをドラピオンで取って3枚、他3枚を取ることはこのデッキであれば極めて容易です。
上手いミュウはサイコジャンプを駆使してくるので、最終局面までドラピオンを使わないようにプレイすることをお勧めします。
フュージョンエネ型であれば、ほぼほぼ非Vが出てくると思うのでプランとしては
①メロエッタかオドリドリが出てきた場合
→A.ウッウで取る
B.ヤミラミで取りつつ複数体のゲノセクトに1点ずつ乗せて、のちにカビゴンで取れるよう全てのゲノセクトのHPを180に調整する
②デオキシスが出てきた場合
→A.ウッウでは取れないので、ヤミラミorカビゴン等のアタッカーで取る
二体以上非Vアタッカーを押し付けられたとしても、素直に取ってしまって大丈夫です。カビゴンやザマゼンタでミュウVやゲノセクトVをとれるので、サイドを進めることで終盤のひもが強くなっていきます。
相手はミュウVMAXでサイコジャンプをしながらサイドを取っていきたいので、ミュウVが盤面にいることが多いです。カビゴンで取れる時に取りましょう。
ゲノセクトにヤミラミもしくはゲッコウガで打点を乗せておくと、サンダーで落とすこともできるので覚えておきたいポイントです。
ダメカンを乗せたゲノセクトが、崩れたスタジアムや入れ替えカートで万が一いなくなったとしても、ザマゼンタならワンパンできるので問題ありません。
不意の雪道でドラピオンが使えなくなるのをケアするために、トレーニングコートは最終盤まで取っておくことをお勧めします。雪道が見える前に、VMAXをドラピオンで取れるタイミングがあり、すでにドラピオンを使っている場合は温存しなくても大丈夫です。
◎レジギガス:有利9-1
コオリッポがずっとサイドにあって使えない場合以外は、ほぼ負けないといっても過言ではないです。
コオリッポで技を連打するだけで、最近のレジはセレナ多投ボス0の構築が多いので、ベンチを非Vにして固めることで詰みます。
ターゲットボルトのレジエレキを採用していると、ボスターゲットボルトでコオリッポがとられてしまうので、ベンチにマナフィを置いておくと確実です。
万が一何かしらに取られてしまった場合でも、釣り竿が2枚あるので、釣り竿とミラージュゲートをすべてコオリッポに使って攻撃し続けましょう。
◎ロストギラティナ:微有利6-4
構築にもよりますが、ロストギラティナ側がカビゴンをワンパンできるポケモンが、基本的にはギラティナVかVSTAR、たまに入っているカビゴンしかいません。
ウッウで小突かれたとしても、カビゴンは技の効果を受けないので、ヤミラミで残りの打点を乗せられる心配もないです。
ギラティナVで取ってきた場合は、返しにザマゼンタで取れるのでサイド有利交換となります。
スターレクイエムもカビゴンには通らないので若干有利寄りだと考えています。
ただ、ジグザグマが入っているとロストマインでサイド複数取りを狙われてしまうので、極力HP70のポケモンを2枚以上並べないようにしたいです。
◎ロストライコウ不利3‐7 炎超LTB微不利4‐6
プレイングとしては、サイド1の押し付け合いになるので、主にカビゴンを使って戦います。
先にサイドを取った方がかなり有利になるので、先攻ならサイドを取られない立ち回り、後攻ならウッウで先にサイドを取る立ち回りを意識したいです。
ギラティナ同様、ジグザグマ+ヤミラミでのサイド複数取りをできないよう盤面を調整し、逆にこちらはゲッコウガでのサイド複数取りを狙いたいです。炎超LTBの場合マナフィが二枚入っていることが多いので、かなり難しいですが。
サイド複数取りをされてしまうと負けが濃厚になるので、トラッシュに送られたキュワワーを山に戻したり、盤面にHPの少ないポケモンを並べないように注意しましょう。
相手はこちらのカビゴンをウッウで小突く展開になったとき、ヤミラミで取り切れないので1ターンのアドバンテージが生まれます。どのタイプのLTBミラーでも、カビゴンを2体育てましょう。
またLTBにはハンド干渉がよく効くので、キュワワーやゲッコウガ、マナフィを倒しつつ、ツツジ2回を強く使って戦いましょう。
ロストライコウはマジできついですがプランとしては
ライコウの攻撃をカビゴン2体で受けるといいと思います。返しにライコウを倒しながらツツジを打つことで、相手はもう一度ライコウを起動させてカビゴン2体を取らなくてはいけません。かなりハードルを上げることができるので、サイドを先行されてもあせらずに立ち回りたいです。
ヤミラミで削られたポケモンを回収ネットで回収して回復したり、2面取りされないよう、回収ネットを無駄遣いせずに立ち回ることを念頭においてください。
◎アルセウスジュラルドン:不利2-8
「アルセウス→ジュラルドン→アルセウスorジュラルドン」という風に取らないといけないので、こちらは
「ウッウ→カビゴン→ウッウ→ザマゼンタ→ウッウ→カビゴンorザマゼンタ」
のように動きます。
上記はアルジュラ側が回復・おまもりを使ってこなかったと仮定しての動き、かつこちら側が先に殴れた場合のみ勝てるので、めちゃくちゃ厳しい戦いになります。
ツツジが2枚入っているので、サイドを3枚以上とられたタイミングでツツジを確実に2回打ち、傷薬等にタッチされないように願いましょう。
1ターンでも相手が止まれば、勝算はあります。
アンノーンVを採用することで、「アルセウス→ジュラルドン→ビクトリーシンボル」という勝ち筋があるので、不利をあまりとらなくなります。
もしアルジュラが多いタイミングでこのデッキを握りたいときはこ、アンノーンVを採用してもいいかもしれません。
◎キュレムパルキア:有利8-2
キュレムにザマゼンタが弱点、パルキアはサンダー・ライコウが弱点、ヤレユータンをヤミラミで取れる点から、簡単に勝てます。
エンペルトは穴抜けのひもでどかせるので、2採用でない限りはそこまで怖くないです。
◎アルセウスギラティナ空ピカ:微有利6-4
ピカチュウに一見詰まされそうな対面ですが、ピカチュウ単騎にならなければ、ひもボススナイプサンダーでそらをとぶピカチュウをワンパンできます。(そらピカは雷弱点)
アルセウスとギラティナも、ウッウカビゴンで取れるので問題ありません。
ビーダルさえとってしまえばツツジの耐性もかなり下がるので、ヤミラミで狙っていきたいのと、クロバットネオラントが出てきたらもっと簡単な試合展開になるので、アルギラ側が若干きつい展開になると思います。
◎パルキアインテ:微有利7-3
裏工作系統のデッキに対してロストが有利なのは周知の事実であり、かつ雷のアタッカーも採用されているのでさすがに有利だと思います。
雪道ツツジがほぼ確実に打てる強力なデッキタイプなので、それで止まってしまったら少し厳しいかもしれません。
ひもが4枚入っているので、ひも→おとぼけスピットでサイドを楽に取っていけそうなのと、パルキアに先殴りする展開になったとしても、返しでカビゴンで取れるので問題ありません。
◎レジドラゴVSTAR:微有利5.5-4.5
アイアンローリングを連発してくるので若干きついイメージがありますが、あなぬけのヒモで解除できるので、先殴りできれば勝てるマッチアップだと思います。
レジドラゴデッキの性質上、クロバットやネオラントを出さずにアタッカーを順当に育てることが厳しいと考えているので、そこを狙えれば試合運びはより簡単になります。
レジドラゴVの状態であればザマゼンタでワンパンできる点も意識したいです。
◎レジエレキクワガノン:先手微不利4‐6 後手不利3‐7
グッズロックは流石に厳しく、まともに使えるアタッカーが絞られます。
プランとしては、ウッウで攻撃しながら、ライコウを手張りして育てます。相手のグッズロックでウッウが取られたら、ライコウで技宣言を狙います。
相手がガノンエレキであることがわかっていれば、先攻を取ることをお勧めします。エレキシンボルのサンダーを採用されていなければ、後1パラライズで取られるポケモンがいないので。
マリィを打たれたらパラライズは飛んでこないので、頑張ってロストを貯めたいです。
相手がパラライズボルトでライコウを1パンするのはかなり厳しいと思うので、ライコウを嫌って超電磁砲を打って来た返しに、ツツジ+ミラージュゲートでアタッカーを一気に育てます。できればそのターンに釣竿でウッウやライコウを戻せればベスト。
上手く決まれば勝てます。アルジュラよりは勝算のあるマッチアップですね。
◎ムゲンダイナ:有利8-2
ドガスダイナ:微有利6-4
ドガスの有無によっても変わりますが、基本的には有利です。月光手裏剣でサイドを進めながら、相手のアタッカーを削りたい対面ですね。
ひもが4枚、ボスが2枚あるので、そこまでドガスがきついわけでもありません。2面立てられるとしんどいですが…
ベンチにポケモンが多く並ぶのでライコウを強く使える点や、ヤミラミでクロバットに2点置いとくと、サンダーで狙撃できる点、ヤミラミ+ザマゼンタ=340点でムゲンダイナを2パンできる点も覚えておきたいです。
他にもたくさんのデッキがあるかと思いますが、上記の対面でのプランを参考に、他の対面でも試してみてください。
まとめるとこんな感じ。
これから型が変わっていくと有利不利も変わるかもしれませんが、現状はこんな感じだと思います。
ほかの対面の立ち回りが気になる方は、僕のTwitterのDMまでご連絡ください。
■さいごに
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
自分で考え抜いたデッキレシピで勝つことは何より気持ちのいいことです。
惜しくも優勝を逃しましたが、目標であったトナメ進出を達成できてよかったです。
新たなデッキタイプ、水超鋼雷をつかった、この"宝石箱ロストバレット"を、皆さんにも使っていただけたら嬉しいです!
一緒に調整してくれた方々もありがとうございました!
まだまだ強いデッキだと思うので、どうぞよしなに。
ではでは。また次のnoteで👋
ぼる
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