『海外版』ゴーストレア編
はじめに
日版にはない海外版限定レアリティとして『ゴーストレア』について紹介していきます。日版では『ホログラフィックレア』という名称で類似レアリティがありますが、それぞれの比較も行っていきます。
ゴーストレアは私の『最推し』レアリティといっても過言ではない程お気に入りなので、かなり気合い入ってます!!
ゴーストレアとは
イラストが立体的に見えるホログラム加工が施されているレアリティとなります。ショート動画を用意しているので加工をご確認下さい。
日版ホログラフィックレアと海外版ゴーストレアはほとんど加工に違いはありません。
ホログラム加工が幽霊のように見える事から、海外版では『ゴーストレア』と呼ばれます。
日版と比較してイラストの彩度が非常に高いことから、同名カードであっても違うカードのように見える特徴があります。
下記リンクを参照しておりますので、詳細を知りたい方はご確認下さい。
日版と海外版の比較
ホログラフィックレア(日版)とゴーストレア(海外版)を同名カードで比較して、違いや魅力について紹介します。
●青眼の白龍
遊戯王を代表する強靭・無敵・最強のカードです!
原作で海馬社長のエースとして活躍する、不動の人気を誇るカードを初期絵で用意しました。
日版から画像とショート動画をご覧ください。
発売日 2016年12月
収録 20th ANNIVERSARY PACK 1st WAVE
型番 20AP-JP000
このカードのレアリティ詳細は『パラレル仕様ホログラフィックレア』となり厳密にはホログラフィックレアでない旨はご了承下さい。
ホログラフィックの特徴は何と言っても『立体感』となります。背景から本体が浮き上がってみえる不思議な感覚が魅力的です!
このカードの特徴は色味を最小限に抑えていることだと思います。シンプルに本体の『白龍』を表現していて、背景はモヤのような印象から高貴な存在を醸し出しているようにさえ感じます!
続いて海外版の画像とショート動画をご覧ください。
発売日 2022年5月
収録 GHOSTS FROM THE PAST THE 2ND HAUNTING
型番 GFP2-EN175
日版と比較して、一目で分かる違いとしては『カード表面の艶と光沢』となります。
例えるなら『鏡面』と表現できるような加工であり、動画においてどうしても撮影しているスマホが写ってしまう程に光を反射します。この加工により非常に高級感が味わえます!
この鏡面のような光沢から、ホイルによる艶々で滑らかな全体の色彩の変化が魅力を引き出します。
ホログラムについては、個人的な見解として、日版よりも『儚さ』を感じるような印象です。ゴーストレアという名称にピッタリではないでしょうか!
●真紅眼の黒竜
青眼の白龍と対を成し、『可能性をもたらす』紅き眼の黒竜となります。原作でも活躍する大人気カードを初期絵で用意しました。
日版から画像とショート動画をご覧ください。
発売日 2017年6月
収録 デュエリストパック レジェンドデュエリスト編
型番 DP18-JP000
このカードも、ホログラフィックレア青眼の白龍と特徴は同じです。青眼の白龍が『白』を基調とするシンプルな配色だったのに対して、真紅眼の黒竜は『黒』となります。
ただ『黒い』のではなく陰影が強調されている印象であり、より立体感が表現されています。
そして全体的にモヤ感を強く感じられるのですが、非常にカードイラストが見づらいかな…。でもカッコイイから問題なし!!
続いて海外版の画像とショート動画をご覧下さい。
発売日 2022年5月
収録 GHOSTS FROM THE PAST THE 2ND HAUNTING
型番 GFP2-EN176
このカード最大の特徴は、ホログラフィックレアと比べると『彩度や解像度が高くイラストが鮮明』に表現されているところです。
個人的に真紅眼の黒竜は、海外版より日版の方が『ゴースト感』があるように実感しています。
GHOSTS FROM THE PAST シリーズは初期キズが酷い印象(※下記参照)ですが、真紅眼の黒竜は比較的綺麗で満足度が高いです!
※GHOSTS FROM THE PAST は黒点がデフォルトであることがほとんどです。上記で紹介した『青眼の白龍』の画像やショート動画参照して下さい。
●ブラック・ローズ・ドラゴン
遊戯王5D’sで十六夜アキのエースとして大人気のシンクロモンスターとなります。個人的にシンクロカードの白枠とホログラムの相性はベストマッチ!!
日版から画像とショート動画をご覧ください。
発売日 2008年7月
収録 CROSSROADS OF CHAOS
型番 CSOC-JP039
このカードはホログラムによる色彩の変化が非常に綺麗です。光の角度によって、薔薇の色が赤紫〜橙のグラデーションで変化する姿は『美麗』という言葉が相応しい!
カード自体のデザイン性も高く、『薔薇✕竜』の組み合わせは『綺麗✕カッコイイ』とイコールなので間違いなく最高峰のカードです!!
続いて海外版の画像とショート動画をご覧下さい。
発売日 2008年11月
収録 CROSSROADS OF CHAOS
型番 CSOC-EN039
基本的な加工は日版ホログラフィックレアと同等のように感じますが、絶妙な色味の違いで『ゴースト感』がより感じられるような気がします。
加工とは違う視点になりますが、ブラック・ローズ・ドラゴンは『英語表記』との相性が抜群です。
上記で紹介した2種類も魅力的ですが、どうしても原作で印象の強い『青眼の白龍』『真紅眼の黒竜』という表現のほうがしっくりきます。
その点で……
『ブラック・ローズ・ドラゴン』
『BLACK ROSE DRAGON』
英語表記の方がよりかっこ良くないですか?
『BLACK』『ROSE』『DRAGON』
各英単語が、そもそもカッコいい!!
総合的に『ゴーストレア』『英語表記』『イラストの魅力』が相まって極上のカードとなっています。ゴーストレアのカード全体の中でも屈指の『美麗』
を誇るカードではないでしょうか。
余談ですがもう1枚画像を用意しています。
レベルの星マーク左側をご覧ください。
何か違和感に気づきませんか?
実はこれ、ブラック・ローズ・ドラゴン尻尾に当たる部分がイラストの枠外まで貫通しています。
通常とは違う印刷をされているのです!
私が所有している固体は貫通が薄くて見づらいのですが、濃くハッキリしている個体もあります。そして尻尾以外に羽(花びら)も貫通しています!!
こういった通常とは異なる個体の違いを楽しむのもトレーディングカードの魅力です。デジタルでは個体の違いなんてないですからね!
●スターダスト・ドラゴン
『集いし願いが 新たに輝く星となる 光差す道となれ!』の口上でお馴染み、5D’sの主人公である遊星のエースモンスターです。
私が『ホログラフィックレア』『ゴーストレア』のレアリティで最もお気に入りのカードとなります。
日版から画像とショート動画をご覧ください。
発売日 2008年4月
収録 THE DUELIST GENESIS
型番 TDGS-JP040
このカードはホログラムとの相性において最高傑作と言っても過言ではないでしょう。
『スターダスト』の名称に相応しい夜空の星の輝きがホログラムによって最大限に表現されています。光の角度によって、暗い印象から明るい印象へ夜空の色彩が変化する様子は見事です!
初めてこのカードに出会ったとき、トレーディングカードにおいてこれ程までに『美しい』と感じたことは無かったです。
続いて海外版の画像をご覧ください。
これに関しては私のコレクション人生の終着点に位置する目標カードとしているため現在実物は手元にありません。
この画像は、ゴーストレアについて記事を書きたい旨を説明してコレクターの方に無理を言って提供して頂いたものとなります。亜レリ収集班Aチームさん、本当にありがとうございます。
まずこのカードについて一目で分かること……
それは、日版ホログラフィックと比較して、全く別物と言わざるを得ないほど加工に相違があります。
もはや……
『サーモグラフィー』
という表現が良いかもしれません。
彩度の違いがここまで明確になるとは圧巻です!
特にスターダスト・ドラゴン本体の色彩変化が圧倒的で、美術館に展示されていても違和感がないレベルの『美』を感じられます。
日版ホログラフィックのスターダスト・ドラゴンで感じた『美』の感情は、同名カードのゴーストレアにより更なる高みへ更新する結果となりました!
スターダスト・ドラゴンのイラスト
ゴーストレアの加工
シンクロモンスターの白枠との相性
英語表記
全てが合わさることで、個人的には海外版遊戯王カードの頂点に君臨する『究極の芸術品』となっています。
こんなに語っているのに自分で1枚も持っていないのは……悔し過ぎる。
その理由としては『このカードだけは妥協したくない!』という強い意志があるからです。自分で納得のできる個体に巡り合えるその日を楽しみにしています!!
おわりに
今回は私が最も書きたかった記事の1つであるゴーストレアについて、日版と比較しながら紹介しました。
このレアリティは実物を自分自身の目で見ることでより美しさを堪能できます。
この記事を読むことで、海外版及びゴーストレアについて興味・関心を持ってもらえたら幸いです。
次回も海外版についての記事を予定しています。
お楽しみに!