BnfとCinémathèque Françaiseの使い方
研究のためにパリへ1週間調査へ行きました。大学院生です。
既出情報もありますが、最新情報として、これから調査に来るひとの役に立てればいいかな
パリの調査場所あるあるといえばBnf、すなわちフランス国立図書館です。
検索ツールとしては、Bnf CatalogueとGalicaの二つがあります。
Galica : イメージ化されたものを参照できます。すなわち、例えば、古文書が読みたい場合、写真の形でそのまま参照することができます。日本国内での調査の強い味方。私は卒論でお世話になりました。
Bnf Catalogue : 国立図書館に何があるか参照できるもの。いわゆるopac
各資料の詳細画面右部分にLocaliser という箇所がありこれは館のどの場所に所蔵されているかを示しています。
Bnf Catalogue>Galicaというイメージで捉えましょう。
フランス国立図書館(Bnf)
私がいったのは国立図書館ミッテラン館
一番新しい館です
地上階と地下階に分かれていて、地上階は誰でも入れます。
地下階は研究者用。
なので地下に入るためには、有料のカードを作ります。
入り口に近い方から、information, inscription & caisse, conseilの三つの窓口があります。
conseilでカードを作りたいと伝えると、
フランス国内の住所
メールアドレス
在学証明書
パスポート
これらの書類・情報を要求され、フランスの大学の学生じゃないですけど、というと大丈夫大丈夫!と言われた。大丈夫だそうです。住所もその時泊まっている場所のものでOK。在学証明書は事前に日本で発行していきましょう。
研究内容を軽く説明しないといけないと経験者から聞いていたので少し拍子抜けでした。これは人によっては要求されているかもしれません。
で、一旦inscription&caisseの窓口に送られ、35.5ユーロを払います。
これは1年間有効です。
そしてまたconseilに戻り、払った旨を伝えると、写真を撮られます。
データを読み込んで、カードの出来上がりです。
そのまま、地下階の入り方を説明してくれます。
予約は、自分のパソコンからでも、館内にちらほらあるパソコンからでもできます。
Mot de passe(パスワード)
identifie(登録メールアドレス)
を使ってログインし、好きな部屋の好きな席を予約します。
ここで注意なのが、絶対に部屋を間違えないこと。ややこしいことになります。
Cinémathèque Française
シネマテーク・フランセーズは映画に特化した私立館で、内部は映画館・博物館・図書館・アーカイブの四つのセクションに分かれています。
公式サイトのCatalogueから所蔵作品・写真・脚本・アーカイブを参照することができます。
こちらは簡単で、館内に入ってすぐの受付で、行きたい場所(例えば、museeなのかbibliothequeなのかlibraireなのかなど)を伝えてお金を払います。
26歳未満は無料!私はちょうど26歳だったので大人しく3.5€を払いました。
bibliothequeでは、さっき買ったチケットをみせ、何の映画をみたいかを番号で伝えます。
BnfもCinémathèque Françaiseも人が優しくて、きちんと教えてくれるのでとても助かりました。