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心理学こそ指導者の武器

6月28日(水)
【心理学】
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おはようございます。
今日のミーティングをはじめますよー。
 
根幹治療と行く虫歯治療をしています。
歯の中に空間を作って、ゴリゴリ何かをされているのですが、麻酔が効いているのにも関わらず激痛に耐えられないしょーごです。
 
さて、まだ虫歯治療しているんかい!でおなじみな僕がお届けする本日のテーマは
『心理学こそ指導者の武器』
それでは、楽しんでいってね
 
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どうして心理学を使わないのか
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指導者としての役割を果たす上で、心理学の知識と理解は極めて重要です。
 
心理学は人間の心や行動のメカニズムを研究する学問であり、指導者が選手との適切なコミュニケーションやアプローチとる際に不可欠な要素だと考えています。
 
例えば、こんな場面。
#僕はバレーが専門なのでバレーで説明しますが、ご自身の専門スポーツに変えながら読んでみてください!
 
あと1点で試合に負けます。
ボールが上がってくるのはもちろんエースです。
 
監督がエースに向かってこんな言葉をかけます。
監督A「お前で負けたら仕方ない!全力で打ってこい」
監督B「絶対ミスるなよ!お前はいつもこの場面でミスるからな」
 
監督Aと監督Bはどちらが選手のパフォーマンスをあげますか?って聞くまでもないですが、もちろん監督Aです。
 
ただ、ただね。
監督Bの声掛けをしている指導者の方、案外多いですよ。
#大丈夫、僕もしてた。
 
人間って危険を回避する本能があるので、興奮状態に陥っているときはネガティブな言葉をかけてしまうものなのです。
 
だから、そんな事を言うつもりはないのに、監督Bのような傍から聞いたら「え?なんでそんなこと言うの?」ってワードがつい出ちゃうんですよね。
#わかります。
 
ですが、僕は心理学を学ぶことで解決しました。
 
はい、お勉強の時間です。
さくっと覚えましょう。
 
監督Aの声掛けは『ピグマリオン効果』
監督Bの声掛けは『ゴーレム効果』
といって、ちゃんと心理学にあるんです。
 
☆ピグマリオン効果☆
他人から高い期待をかけられると、高いパフォーマンスを発揮できる
 
☆ゴーレム効果☆
他人から低い期待をかけられると、低いパフォーマンスになる
 
指導者が指導をする目的は様々ですが、共通しているのは選手にプレーを楽しんでほしいことだと思います。
 
だから、選手が楽しくプレーするためにピグマリオン効果一択なのですよ。
#飴と鞭で言ったら飴オンリー。
#『楽しく』なら飴ね。『強く』なら両方。
 
心理学の知識を活かすことで、選手や生徒の個別のニーズやモチベーションを理解し、的確な指導を行うことができます。
 
 
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心理学を使うと自分を俯瞰で見れる
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人間の行動にはすべて理由があります。
そして、その理由の9割は無意識で決定しているそうです。
 
無意識だからこそ本能であり、本能だからこそ心理学を使うことでいろいろなことに理由を付けることがあります。
 
そもそも僕が指導に心理学を取り入れようと思った理由は「あれ?なんで俺は自分の時間を毎日使って選手を怒っているんだろう」です。
 
僕は指導が大好きです。
選手の成長を実感できるときにぞくぞくします。
#あの感覚は指導者の特権。
 
あれ?
こんなに好きなのになんで毎日怒っているんだろう?
毎日怒るってことは、毎日おんなじ事で怒ってる?
 
あれ?
この『毎日怒る』って、もしかして俺が悪いんじゃない?
#ここが心理学のスタート
 
なんで自分が怒っているのかを理由を付けるところから始めました。
①   同じことを毎日言っている
  ∟繰り返し学習の低下効果
  ∟エビングハウスの忘却曲線
②   やるorやらないで選手を見ている
  ∟白黒思想
③   考えが理解できない選手がいる
  ∟Big Five
#うわー、意識たかそー。
 
一つ一つの解説はまた今度にして、今回は『心理学の用語を覚えれば俯瞰で自分を見れる』ってのがテーマなのでこんな感じで僕は考えています。
 
①   同じことを毎日言っている
僕「あー、また今日も同じことで怒ったなー。たぶん、学習の効果が低下しているから、また時間をおいてからもう一度言ってみよう」
 
②   やるorやらない
僕「やらないのは忘れているだけ?反抗心?やり方がわからない?どれだろう」
 
③   考えが理解できない選手
僕「僕と考えていることが逆だから、今はこんな感じで考えているのかな?」
 
などなど。
こんな感じで自分の怒りに理由を付けることが出来るので、本当にプレーで怒らなくなりましたよ。
 
注意点としては『全て怒らない』のではなくて『怒るor怒らない』の選択肢を手に入れたってこと。
 
当然、怒らないといけない場面ではガツンと言いますが、普段怒らないので効果が上がったように感じます。
 
 
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まずは覚えるべき心理学
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心理学で僕が覚えてよかったなーって実感している心理学を紹介します。
 
これは即効性があり、かつ、強力なものが多いので詐欺師とかが使っているテクニックです。
 
仕事やプライベートの人間関係全般に使えるので、試してくださいな
#悪用は本当に厳禁!
 
①   返報性の法則
キングオブ心理学といいますか、人間の本能に訴えるテクニックなので超強力です。
  
  返報性の法則とは『人間は恩を受けたらそれ以上の恩を返さないと気持ち悪い』っていう感じです。
 
これを僕は選手に対して「僕はあなたたちのためにこれぐらい頑張っているよー。だから、あなたたちは優勝して保護者に返してねー」って感じ。
 
まずは、選手に恩を売って下さい!
 
②   ピグマリオン効果
先ほども出てきましたね。選手に期待をかけると選手のパフォーマンスが上がるわけですよ。使わない手はないです。
 
ただし、過度な期待はNG。
本人の力量より少し背伸びをしないと届かないぐらいの目標に対しての声掛けです。
 
あと、簡単な目標に対しての期待は馬鹿にされてると捉えられるので、それもNGです。
#ここの調整が指導者の腕の見せ所!
 
③   表情の伝播
これは心理学から少し離れてしまいすが、確実に効果があるテクニックです。
表情の伝達を簡単に言うと表情は移るよーってこと。
だから、指導者が笑顔なら選手も笑顔ですし、指導者が怒っていたら選手もパフォーマンスを発揮しにくくなります。
#絶対!
 
指導者がぶすっとしていたら、選手は声なんて出せません。
チームの雰囲気を作っているのは間違いなく指導者です。
 
もし、チームによく「声出せ」って掛け声をしているなら、あなたから笑顔で場を作ってみるといいかもしれませんね。
 
 
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本日のまとめ
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ってことで、本日は『心理学こそ指導者の武器』というテーマでお話しさせていただきました。
 
<まとめ>
①   心理学は指導と相性がいい
②   心理学を覚えると自分を俯瞰で見れる
③   簡単な心理学から覚えていこう!
でした。
 
心理学は本当に相性がいいので、これからどんどん深堀していきます!
コメントを書いてくれたら泣いて喜びますのでぜひぜひ、お願いします。
 
 
それでは、今日のミーティングは以上です。
解散!
 

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