201系の今後について
JR西日本は、10月2日から、現在大和路線やおおさか東線で運用されている201系電車の221系への置き換えを開始した。225系100番代(L編成、6両)の登場で余剰となった221系が充てられる模様だ。今日は、201系の今後について考察していきたい。
201系は、1979年から運用が開始された車両である。JR西日本発足当時は、京阪神緩行線(京都線、神戸線普通電車)に導入された。321系の導入に伴い、京阪神緩行線での運用は終了となったが、現在は大和路線やおおさか東線などで運用されている。
車両の置き換えは、JR西日本各駅に掲示されるポスターによって公示された。置き換え開始前では、大和路快速では8両編成の他に6両編成などが見られ、大和路快速が乗り入れする大阪環状線内での混乱が見受けられた。今回の車両置き換えで、大和路快速は8両編成とすることで、大阪環状線内での他の車輌との両数が揃い、利用者にとってより分かりやすくなることが期待される。普通電車は今後も6両で運用される。私見では、201系で運行される快速は廃止されるものだと考えていたが、2021年11月11日現在、まだ運用から外れていないようである。
とはいえ、まだ201系が全面的に廃止されるのにはまだ時間がかかるようだ。2008年に旅客営業が開始されたおおさか東線では、大和路線に直通運転する直通快速(207系や321系)以外の車輌を201系に頼っている。おおさか東線は比較的本数が多く、これらの普通用の車輌が完全に221系に置き換えるのは容易ではない。JR西日本によると、2024年までに201系を廃止するとのことだ。
↑207系直通快速
↑221系普通
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