我が家の猫 シーチキン
我が家には2匹の猫がいる
1匹はもう10年近く前になるだろうか
通勤途中に小学校の横を通った日のことだ
その日は雨で子供が横断歩道前にいたので通してあげようと思い停車した
子供は野良猫と遊んでいたのか、猫と離れて歩道を渡り切ったので発進したその時
何となく子供たちの声が聞こえてその方向へ目をやったところ
子猫が子供の後を追っていったのだろう
私の車に衝突してしまったらしいが何とか子供の後を追って反対側にたどり着いていた
衝撃があったかは覚えていない数メートル前進していたが気になったのでUターン
子供たちに尋ねると誰の飼い猫でもないとのこと
雨も降っていたので咄嗟に
「おばちゃんが連れて行くね」と伝えとりあえず職場に
濡れているし、車にぶつかったのでとても心細いように思えて本当に申し訳なく思った
名前がついた
職場に着くと職場の同僚が何故か持ってたシーチキンの缶詰を差し出したところ夢中で食いついていた
今思うとそんなもの食べさせてってと思うがその時はとりあえずそうなってしまったのだ
シーチキンの缶詰にちなんで名前もシーチキンになってしまった
シャンプーしてあげたりしてそのまま職場で面倒をみていた
数日して目が病気?みたいな感じでめやにが出てて目が開かないのに気づいて病院へ。交通事故にあった(私に轢かれた)ことは伝えたが普通に走れるようになっていたので特にレントゲンも撮られることもなく、目の治療も詳細は覚えていないが洗ってもらった程度かな?と思う
それから半年後、野良猫との子供を身篭るもなかなか生まれない
流石におかしいと気づいて再び獣医師へ
交通事故にあった子は骨盤が歪んじゃってるから自力では産めないとのこと
おーーーーーマイガーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
何てこったーーーーいっと嘆いても後の祭り
無知とは怖いものだと思った
何とか死産を含め4匹産まれたが後に1匹も天国へ・・・・
気づいていれば二匹の子猫達も元気に育っていただろうと思うと申し訳なさが込み上げた
そしてシーチキンは開腹での出産を機に避妊手術を受け再び職場での生活となる
しばらくは子猫2匹との蜜月で、見守る私たちも楽しかったのだが
流石に離乳の頃になると先を考えないといけない
すっかり情が移った同僚たちがまんまと子猫二匹を引き取ってくれた
その後、流石に職場での猫飼いは限界となり我が家へ
我が家へ到着するも否や脱走
原因は何にも考えていなかった私がゲージにも入れず車に乗せておろそうとしたらパニックとなり逃げ出したのだ
名前を呼びながら探すのが恥ずかしかった
夫と子供達が心配して逃げ出した猫を探してくれましたが
あろうことか名前が「シーチキン」なもんだから凄く恥ずかしかったらしい
確かに。
見つからないなぁと思い、とりあえず使っていたトイレを玄関に置いておくと
何と初めて連れてこられた家にたどり着いて無事我が家の家猫として迎え入れた
もう一匹の子の話はまた後日
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