男鹿半島の火山と恵み【秋田県】
秋田県から、左に手を伸ばしたように突き出ているのが男鹿半島です。
ここにも実は火山があります(活火山ではありません)
男鹿半島にある火山は、「男鹿目潟火山群」と呼ばれ、現地では火山活動の痕跡を今でも見ることが可能です。
昨年8月に行ってきた写真を交えながら、男鹿目潟火山群についてサクッと紹介します!
かつて火口だった目潟
男鹿半島の火山は、数十万年前の火山活動により形成されていきました。
6〜8万年前よりマールと呼ばれる爆裂火口が誕生しました。
「八望台」という展望台からは、「ニノ目潟」と「戸賀湾」を見ることが可能です。
「戸賀湾」も実は火口です。約40万年前の火山活動によって、誕生した単成火山の火口に、海が侵入して現在の形になりました。
湾の周りには「タフリング」と呼ばれる丘があります。これは、噴火の際に出てきた軽石などが積もったできたものです。
寒風山
男鹿半島でシンボル的存在である寒風山は、今から3万年以上前に活動が始まった火山です。
写真の手前に見える大地が「板場の台」と呼ばれる溶岩の流れた痕跡です。
また、展望台のある寒風山と右側の山の間にある凹んだ部分あたりが、火口らしいです(ジオガイドさんから聞きました)
回転台のある展望台からは、秋田駒ヶ岳や鳥海山などの秋田の活火山を見ることができます。
男鹿半島で見られる火山の恵み
男鹿半島ではたくさんの水が湧き出ています。
「滝の頭」では水がこんこんと湧き出ているところが見られます。触ってみましたが、夏でも冷たかったです。
男鹿市では水道の水がすべて湧水で賄われているそうです。
おまけ
ちなみに男鹿には「石焼料理」という、魚介類が入った鍋に熱々の溶岩(溶結凝灰岩)を突っ込む料理があるそうです。
「道の駅おが」にあるレストランのメニューにあったのですが、この日は猛烈に暑かったので、流石にやめました・・・
寒い季節に行ってリベンジしたいです。
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