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「ニキビ」(漫才)

こんばんは。たかはしです。

さっそくですが以前書いてみた漫才のネタを載せます。

寒いなどは一旦置いておいていただけますと幸いです。

もし暇な人がいたら見てやってください。

よろしくお願いします。

◆「ニキビ」◆

○●どうも〇〇です、よろしくお願いします
●こんにちは~
○こんにちは~
●お元気ですか~
○ね~
●今日もね、いいお天気ですね~
○ね~ほんとに
●あ、髪切ったんじゃないですか~?
○あ~そうなんですよ~よく気づきましたね~
●…あ!見てみて蟻さんだ!(指さしながら)
○そんなわけあるか!しかも長いわ挨拶が、話進めさせてよ
●なにをおっしゃいます、最初の印象は大事ですよ、いきなり本題から入らないっていうね、営業マンの基本ですからね
○なんの話なのよ
●え、今日ってできる営業マンとはって言う講習会じゃないの
○どういうスタンスでここに立ってたの今、そんなわけないでしょ、どこからの情報なんだよ。もういい、まあね、こんな感じでやってますけども、いきなりなんですけど私最近新しい趣味がほしいな~なんて思ってまして
●あら新しい趣味いいじゃないですか
○あなたはなんか趣味とかある?
●私はね、散歩とか映画見たりとか~あとは本読んだりもするな~あとは…
○(顔のニキビいじりながら話聞き出す)
●ちょっと
○え、何?
●今何してたの
○何って?なにもしてないよ、話聞いてただけじゃないの
●信じられない
○何が
●その右手は何?
○え?右手?何にもないけど?
●今、ニキビいじってたよね?
○え?ああ、ごめんごめんつい無意識に…
●一体なに考えてるの!!!(ヒステリック)
○びっくりした、なにそんな急に、そんな怒らんでもいいじゃない
●私がせっかく趣味の話をしてるって時にあろうことかニキビをいじりだすなんて…
○たいした中身もなかったけどあなたの話
●え、私とニキビ、どっちが大事なの?
○ちょっと面倒くさい彼女みたいなこと言ってくるな!なんなんだその質問は
●いいから答えなさいよ
○いやいや
●いいから答えなさいって言ってんの!
○何を怒られてんのこれ…まあそれはもちろんニキビよりあなたに決まってるでしょ
●…どうせそう言っておけばいいと思ってるんでしょ?
○面倒くせぇ!なんなんだこいつ
●もういいわかった、私なんて所詮ニキビ以下の存在なんでしょ!
○面倒くさいわ~…そんなことないってそんなこと…
●いや、ニキビよりももっとひどい…私なんて、吹き出物以下の存在ってことだもんね
○ニキビも吹き出物も一緒やろ!どっちでもええやんけ
●どっちでもよくないの!25歳を過ぎた女にとっては、ニキビか吹き出物かは重要な問題なの!「ニキビできちゃったわ~」って言っただけで半笑いで「いや、吹き出物でしょ」って言われる、若い子ぶってるって思われる可能性がある危険な言葉なの!
○いや言われることあるけど!なんの話!今その話いらないでしょ!
●もういい、あなたの気持ちはわかった、さよなら(目ひんむいて走り去る)
○ちょちょちょちょどこ行く、おい!何がわかった、面倒くさいなもう、ね、本当にすみませんね
●(3秒くらいして戻ってくる)なんで追いかけてきてくれないの!!
○いちいち面倒くさい女だな!さっきから一人で何をしてんのよ!
●こういう時はすぐ追いかけてきて、「そんな不安な気持ちにさせてごめんな」って言って優しく後ろからあすなろ抱きするのが筋ってもんでしょ!
○ニキビごときでなんの話をしてんだこいつ!何で怒られてんのかよくわからないわもう
●もういい私決めた
○何をや!
●これからはニキビじゃなくて吹き出物ってことちゃんと認めて生きていく
○結局なんの話してんだよ!いい加減にして!
●○どうもありがとうございました

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