「彼氏にするなら」(漫才)
こんばんは。たかはしです。
今日も以前書いてみた漫才を載せたいと思います。
改めて見返すとずっと何を言っているんだろうと思いました。
お暇な方は見ていっていただけると幸いです。
よろしくお願いします。
◆「彼氏にするなら」◆
○どうも〇〇です、よろしくお願いします
●よろしくお願いします
○いやいきなりなんですけどね、私最近料理にはまってまして
●へぇ
○将来結婚した時のためにもね、やっぱり料理ができるようになっておきたいななんて思うんですよね~…(以降気にせず喋り続ける)
●…(真顔で見つめる)
○でね、最近作ったのが…
●はい、この中でこの話に興味ある人ー?
○いやちょっと(驚いた顔で見る)
●ゼロですね、はい、終了でーす
○なんだよ!傷つくんですけど!好きに話させてよ
●誰っ一人として(力強く手振りもしながら)興味ないそうです
○悲しいこと言うなや!誰かしらは興味あ…
●まあ料理といえばね、やっぱり食材が大事ですよね…
○自分の話勝手に進めんなよ!
●食材が本当に大事ですよ!料理は!やっぱり食材が!
○うるさいな、だから勝手に話進めんなよ
●まあだからあれですね、たまねぎとにんじんとじゃがいも買っといたらなんとかなるよ(声のトーン低め)
○さっきの熱はどこにいった!その3つへの信頼感が強すぎるだろ
●それ買っとけばほら困ったときはカレー作れるからね
○そりゃそうだけど
●そこで私はある時ふと思ったわけです
○なにが
●結婚するならその中のどれかな~って
○は?
●ん?
○は?
●え?
○は?
○は?●え?(同時に顔合わせて)
○もうなんだ邪魔くさい、結婚って急に何を言い出したんだよ
●え?だから、もし私が結婚するとしたら、じゃがいもとにんじんとたまねぎの内どれかな~って思って…(うきうきしながら想像してる風に話続ける)
○彼氏おらんすぎてついに頭わいたんかこいつ
●頭はわいてないよ(早口)
○聞こえてたんだ
●頭いかれてるだけだよ
○意味一緒だろ!だから野菜と結婚の意味がわかんないって言ってんの!
●だから、もし人間だとしたらどの子と結婚するかって話よ!
○人間で妄想せえよそんなん!
●じゃがいもだったら~(早口)、肉じゃがとかメインでもいけるし、でもマッシュポテトみたいにサブでもいける、頼りになるというか、やっぱり困った時はじゃがいもみたいなね!(超笑顔)
○みたいなねって言われても!よくわからんわ
●肉と肩を並べるのはそう簡単にはできないよね!…ね!
○ね!って言われても
●んーでもにんじんだったら~派手さはないけど優しい甘さで包み込んでくれるし
○うまいこと言ってる見たいやけどそれただの味の感想なんだよな、ただの食レポなんだよな
●玉ねぎは…たまに泣かされるような厳しさもあるけど
○泣かされるの意味違うし
●甘さも持ち合わせてて、好きになっちゃうんだよね…
○ずっと何言ってんだこいつ
●いや~私には…選べないよ!!
○私のこと見えてないのかな
●私にはとても選べない!
○手に負えないなあ
●ねえ!どうしたらいいの(急に向き直って揺さぶりながら)!!!ねえってば!!
○うわなに急に、やめて!ちょっとやめて(揺れながら)
●毎日毎日こんなことを考えて
○なにこいつ疲れてんのか
●私は、私は…!
○なんだ
●恋する乙女か私は!ええ!
○ええって言われても
●もうどうしたらいいっていうの!ねえ!どうしたらいいの!
○知らないわ!さっきからなんだってんだ!
●あ!
○なんだ!
●わかった、もうあなたが決めて
○は?
●いいから決めてください、私にはとても選べない
○なんでだよ!なんで私が決めなきゃいけないんだよ
●それがあなたにできる唯一のことでしょ!
○もっと他にできることあるわ!馬鹿にしてんのか!
●いいから!いいから早く!
○何を急かされてんだこれは、じゃあやっぱり頼りになるじゃがいも?
●…えー?うーん(にやにや)、どうかな~
○んん面倒くさい!なんなんだこれは、何を言わされてんだこれ!
●いや~ちょっと違うかな~
○じゃあにんじんでしょ!優しいって言ってたし!
●優しいだけじゃだめ
○うっとうしい!自分で決めたらいいだろもう!ん-じゃあもうあれだ、玉ねぎ!それしかないし!
●あー玉ねぎね~
○うん
●…でも、たまに泣かされるんだよ?
○お、おおまあそうやな…それはだめだな、泣かすようなやつ選んだらいかん、じゃないわ!もうなんなんだよ、じゃあ誰もいないじゃん
●よし決めた!
○結局なに
●私人間と結婚する!
○最初からそれしかできないわ!もういいよ!
○●どうもありがとうございました
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