【ボイトレとzoomの相性は意外と良い】
ボイトレの場合、業界的に、リアルとオンラインでは、リアルに価値を置かれることが多い。
確かに、音量や質感など、リアルでしか分からない点はある。
が、逆にzoomでしか得られない効果も多い
1つは講師も生徒も顔を常に見える状態にできることだ。
鏡がある部屋だとそれは出来るかもしれないが、それでも2人の顔を同時に認識するのはなかなか難しい。というのは、結構な至近距離出ないと出来ないからだ。
が、zoomであればそれは容易に出来る。
その状態で記録が取れるのも貴重だ。
これもリアルで記録を取ろうとすると、手間を考えただけで頭がこんがらがる。
その他にも、ネット上の情報の共有が簡単、
そもそも場所と時間を問わない、
ということも大きい。
もちろん、無理にオンラインだけで完結させる必要は無い。
お互いのメリットを組み合わせて、生徒がもっとも効果が取れる方法を取るべきだ。
zoomはメリットもデメリットもある、あくまで手段でしかない。
ちなみにzoomのデメリットは、
いや、zoomに限らず、全ての録音物のデメリットは「音量が分かりにくい」点だ。
合唱では使えない、と一般的には思われてるかもしれない。
確かに、同時に多人数が発声するには向いていない。
が、zoomでしか出来ない練習も沢山ある。
普通の合唱団では、あまりされない個々人への指摘は、むしろzoomの方がやりやすい。
我々の脳は物凄く高機能だ。
なので、その能力やエネルギーを、「出来ない点」にフォーカスして、出来ない理由を挙げるのではなく、
どうしたら出来るのか、という創造性に集中させた方が良い。
そしてそういう思考をしている人は、この時代でも(いやこの時代ならではの)面白い企画を実行している