サンプル公開! <録画版>ヒューマンビートボックス入門レクチャー&ワークショップby AFRA!!
で、それによって色んなスタイルが生まれて、
ものスゴイ勢いで、テクニックが進化していきました。
ワタシは20年以上、特殊な発声を研究して、自分でもやってきたので、大概の声では驚かないんですが、ここ数年のヒューマンビートボックスは、マヂでヤバい。
どうやって音を出してるか良く分からない。
まあでも、いろいろな声を出した方が、普通の声が良くなるし、
それ以前に、人間てナチュラルに色んな声出せるよ!面白いぜ!
っていうメッセージを長年出してきた人間としては、
この流れはとても嬉しい。
(と同時に、超絶テクを持つビートボクサーたちが続々と生まれてるので、ちょっと焦ってもいますw)
◆
ただ、広まると薄れるものもある。
様々な伝統的な民族音楽も研究してきた人間からすると、
最近のヒューマンビートボクサー達からは、
ヒューマンビートボックスのルーツである
ニューヨークの黒人音楽の”色”は感じられなくなっている
それは良し悪しじゃない。
文化が広まると、そのルーツとは違うスタイルに変質していく。
これは有史以来そうなんだよね。
現代では、それが恐ろしい速さで起きている、ってだけのことでね。
めっちゃ興味ふかい。
◆
なので、ニューヨークのルーツをまだ体現するビートボクサーもまだ生きていて、
そういう人たちは、ニューヨークの”ある時代の空気”を感じさせる。
そして、そういう空気は、
面白い、スゴイ
を超えた、ニューヨークの黒人音楽の
そういう表現を生み出さざるを得なかった
必然性を感じさせてくれる。
◆
そういう意味で、
日本人ヒューマンビートボックスのパイオニアで
今尚、現役のビートボクサーとして活躍してるAFRAは、
ニューヨークの空気をあの時代を醸し出すレジェンドだ。
先日企画した入門レクチャーワークショップでは、
デモ演奏してくれたんだけど、
それがメッチャ良かった。
AFRAが影響を受けたDigable Planetsや
その時代の空気を感じさせながらも、
自分の色もあって、とても良い「音楽」だった。
◆
そう、も一つヒューマンビートボックスには
不満があって、それは技術主義なところ。
技術はスゴイけど、
正直、音楽自体はあまり面白くない。
でもAFRAの「音楽」は好きだ。
◆
ヒューマンビートボックスの入門として、
音楽をつくるツールとして
AFRAのレクチャーワークショップはオススメです。
詳細・お申込みこちら
https://resast.jp/events/684517