大きな声を出すコツ
大きな声を出すと声が枯れやすい。
ある程度の人数を超えると、声が届かない。
そんな悩みを解決するにはどうすれば良いだろうか?
身体は一人一人違うし、
同じ人間でも刻一刻とココロとカラダは変化するので、
本当は一般化するのは難しい。
が、ヒトとしての共通点もあるので、そこから話していこう
詳しくはあとがきで
■■おススメ動画
https://youtu.be/0XQTIpg6qZs?t=12s
ウクライナ(?)のオーディション番組のYoutube動画。
グルジア人(?)ボイスパフォーマーがなかなか凄い声を出しています。
特に高い声が見事。
長年の謎である「マイケルウィンズロー」のギターの声真似のヒントが得られそうです。
(マイケルウィンズローは、アメリカのコメディ映画「ポリスアカデミー」に出てくる“声真似ポリス”)
余談ですが、動画の中の謎の文字はグルジア語だそうです。
グルジア語、初めて見ました。
■■あとがき
大きな声を出すには、
1.沢山の息で声帯を震わせ、
2.全身を響かせるコト
が重要だ。
それぞれを分解して解説していこう。
まずは沢山の息。
呼吸は、呼吸筋で行う。
肺には筋肉は無い。
プロのアスレチックトレーナーの浅井隆之先生が提唱している
「呼吸筋ストレッチ」では、
主に「肋間筋」、
つまり肋骨の間の筋肉を伸ばす。
すると驚くほど呼吸が楽になる。
いや、楽を超えて「実感が無くなる」。
身体の中を風が入って出ていくような感じになる。
緊張すると、もしくは無意識に緊張する癖がある人は、
沢山吸えないケースが多い。
その場合は、「まず吐ききる」ことからはじめよう。
すると勝手に息が沢山入る。
沢山入れば沢山出る。
次は声帯を震わせる。
沢山の息でもって、
声帯をちゃんと震わせる。
ウィスパーのように、
息を漏らしてはいけない。
息を一滴たりとも漏らさないようなつもりで、
しっかりと声帯を震わせる。
しかし、繊細なつくりの声帯をコントロールしようとするのは、
実は大変に難しい。
なので、「息」と次の「身体の響き」を意識する方が簡単だ。
身体の響きには3種類ある。
1.骨伝導
2.空気振動。
3.身体の表面を伝う振動。
声のプロと素人の違いも、この響きの違いだ。
正確に言うと「響きの範囲」の違いだ。
極端な言い方をすれば、素人は喉や口周りだけが響く。
プロはほぼ全身が鳴り響く。
自分の身体を、こういった特殊な形をしたスピーカーだとイメージしよう。
全身で、360度に声は響くのだ。
これはイメージや喩えではなく、身体の持っている機能の話だ
では、どうすれば「全身が鳴るのか」。
人は、意識した身体の箇所が活発化する。
だから、全身を感じてみる。
そして声を出す。
まずはそれだけでも良いだろう。
全身を感じて見る、最も手っ取り早い方法は、
素っ裸に近い状態で、
自然の中に入っていくことだ。
海、山、川。
露天風呂でも良いかもしれないw
面白いコトに
勝手に全身に意識がいくことに
気付くだろう。
すると勝手に声も良くなる
大事なのは、
この時の体験を五感で良く覚えておくことだ。
山や海など、大声を出した経験を思い出すと良
い。ただし、イメージだけを思い出しても仕方がない。
身体の感覚を思い出すコトが重要だ。
脳はリアルとバーチャルの区別がつかない。
なので、出来るだけ五感のディティールを思い出す。
まとめ。
大声を出すには、息と共鳴を大事にすること。
息は吐ききると沢山吸える。
また、呼吸筋ストレッチはとても有効。
共鳴は全身に意識を向けること。
その際、
自然の中で大声を出した経験を、
五感で思い出すことは大きな助けとなる。
以上、「大きな声を出すコツ」でした。
如何だったでしょうか?
感想を聞かせてもらえたら嬉しいです。
また声に関する相談も気軽にどうぞ。
★ホーミー・ホーメイ・倍音唱法 体験クラスの予定こちら
https://t-william.net/l/tenrai_comp1.c.html
★声の大学のメルマガこちら
https://t-william.net/l/kdmm1.d.html
メルマガ登録で、Kindle本をプレゼント!
★LINEはこちら
https://lin.ee/ufyEPGB