そういうこと。

少し前に、息子からLineが来まして。
「原付で穂高に行ってきたけど、８時間かかった涙」

穂高、とな？　どこ？　長野？　スキーのイメージ。寒いとこか？
とりあえず「遠い」ということはわかる、くらいの方向音痴です

「なんで８時間？」
「ナビでは４時間って出たで、行けると思ったら８時間」
「高速使わんかったの？」
「原付は高速使えん」

ここですでに、私の、というか、母としてのバカさ加減が出てますが。
まあ、えらい遠くまで旅したんだねえ、ウンウン、くらいに思っていたら、まだ続きがありました。

「そこで原付の鍵落として」
「えええ！？」
「１８万かかった涙」
「ええええええ！？」

なんで１８万もかかる？　生活費くらいじゃん？どうやって払ったの？？　原付どうしたん？　そもそもなんっっっで鍵を落とす・・・！？
ぐるぐると疑問が頭を回ってあれこれ聞きたいけど、いっぺんに聞いても答えられんよね・・・。
「何に１８万かかったの？」
「JAF」
そんな高いんだね・・・涙。

JAFに鍵を壊してもらったのか？　家まで運んでもらったのか？
ツッコミたいところは山のようにあるけど・・・。
「まあ、怪我がなくて良かったね」

息子の事が本当に「大丈夫なのか！？」って思うところばっかりだけど、振り返れば私だって大概だ。
他人から見れば「ちょっとちょっとなんでそんなことになるの！？」
ってことも、本人にしてみれば「まあ、いいネタになったな」と結構飄々としてる。
そう。
息子もきっと、そういうことだよね。
多分・・・!!
だからこれからは、もしまたこんなLineが来たら
「やったね、ネタができたね」
って笑い飛ばしてあげよう。

息子、二十二歳。一人暮らしして2年。大学中退して、今は介護職員。

頑張れよ〜。