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VOICES FROM HOODを通して

(written by KEN MAKABE)

VOICES FROM HOODの活動を始めて、半年が経過しました。

VOICES FROM HOODのインタビューではよりその人の、パーソナルな部分に焦点を当てた内容をテーマとしています。自分自身、バンドマンでありますが、また同時にハードコアシーン・コミュニティのファンであります。ほじくればほじくるほど、奥深い。

改めて私自身がライブハウスの空間、コミュニティ、その背景にある「人」「生き方」「歴史」「感性」が好きなんだと、思うようになりました。

ライブ、サウンド、歌詞、フライヤー、マーチなどの全てが、人の人生を変えてしまうような、エネルギーを与えるものであると思うし、自分自身も、10代のころ、最も影響を受けたカウンターカルチャーはSENDAI CITY HARDCOREであります。

地元、学校、バイト先とは違う、特別なコミュニティでありました。

私は今現在36歳ですが、20年位前は今ほどネット環境が発達していなかったので、情報入手先は、ライブハウスに張っていたフライヤー、スケジュール表、レコード屋(GLOBE RECORD、DISK NOTE)から教えてもらったり、DOLLを初めとした雑誌/ZINE、CDのサンクスリストから調べたり、ライブハウスで人に聞いたり、そんな感じでしたが、何も知らないからこそ、入ってくる情報の全てが、新鮮でした。

たまにCDや手元にあるフライヤーを見返したりすると、不思議とその時の心情や光景を鮮明に覚えていることに、自分自身驚きます。自分で体験したことって、忘れないんですね。

その位、「アナログ」なものは人へ与えるエネルギーやインパクトが強いのだと改めて感じてますし、人それぞれの記憶の中に残っていて、それは決してお金では買うことができない、貴重な体験であると思います。

SNSをはじめとした現代テクノロジーの恩恵を受けつつ、情報が何でも入りやすいが故、大事な情報が通りすぎていったり、知っているつもりのまま終わってしまっていたことが、個人的にですが多くなってきたように感じます。

コロナ以降、忘れかけていた大事なことを、自分自身がVOICES FROM HOODを通して、取り戻しているのだと思う。
今のタイミングだからこそ、改めて出来ることが沢山あるような気がする。

自分の出来るインディペンデントな活動範囲内のことで、文化的な側面からも音楽に携わり、世代間やジャンルを超えて、改めて自分がリスペクトしている仙台ハードコアそのものを知る・思い出す。そこから次への発展へつなげれるヒントがあるのではないのかと思っておりまして。アーカイブ展の企画趣旨は、ここにあります。(あとは自分自身が沢山知りたい。)

8.27-28のイベントが「過去」と「今」と「未来」を共有する場所となり、記憶に残る2日間になると嬉しいです。

SENDAI CITY HARDCORE ARCHIVE EXHIBITION

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私自身も、たまたまの、たまたまが重なり、ハードコアのライブに足を運ぶようになったので、それが今に繋がり、こうしてブログを書いているのが、大変不思議に思うときがあります。全てがマジカル。

自分自身も現在、BREAKOFCHAINの活動を通し、地元のハードコアシーンのコミュニュティに携わって活動できることに、大変誇りに思います。

全てひっくるめて、好きであること。これが結局のところの、原動力。


ライブ企画の度、フライヤー持ってスタジオ、知り合いのお店などに持っていきは、「こんなことをやります!」という、アナログなコミュニケーションの取り方に、こだわっている訳ではないですが、一番しっくりきます。

SNSをはじめとしたテクノロジーの恩恵は沢山受けていますし、その一方で20年前、30年前の人たちと同じよう、フライヤー片手に街を回る行動そのものが、いつしかライフワークになっているような気がします。

自分自身はバンドマンという言葉が一番しっくりきます。自分が好きなことを継続するために、日々働く。ここが生活の軸の根本にありますし、自分自身で出来ることは、自分自身でやるスタイルだからこそ、意義があると。

沢山の人たちに、東北・仙台の素晴らしいハードコアシーンがあることを知って頂きたい。ネットで出てくることが全てではなく、現場にある。VOICES FROM HOODの活動を通して、自分自身もまた一歩前身していきたい。


PS
"SENDAI CITY HARDCORE ARCHIVE EXHIBITION"の企画に関して、自分のアイデアを具体化、サポート頂いているSOUL AGE RECORDS坂井さん、ギャラリーの貸出了承を頂いたSLANT WORKSさん、フライヤーデザインのKOYA、リソグラフでのフライヤー印刷を引き受けて頂いたanalogキクチさん、VOICES FROM HOODメンバーのトッチ君、企画開催の背中を押ししてくれたNO MATTER氏、フライヤー掲示をご協力いただきました店舗様へ、まずは感謝申し上げます。

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Drawn by TENKI

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