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チップの思い出

先日、noteからこんなお知らせが届きました。

サポート→チップ、に名称変更

名称をチップにしてテストしてみたら、
およそ2倍も支援が増えることがわかった、とのこと。
直感的でわかりやすいのでしょうね。

確かに、チップで応援、としたほうが、
ストレートに意味合いが伝わる気がします。
このnoteでもそうだし、
最近だとウーバーの配達員さんへ、とか、
YoutubeのSuper Chat、Super Thanks、などでも、

応援や感謝の気持ちをポチッとする

という行為が、
最近のチップのようなものかもしれません。


さてここで、私の大昔の思い出話をしますね。
昔のチップのお話です。
私が故郷の札幌で
バスガイドをしていた頃のお話😆

観光団のお客様をバスに乗せて、
4泊5日、3泊4日などなど、
そのコースによって違いはあれど、
北海道中を観光して周り、
そろそろ旅行も終盤になると、
誰からと言うでもなく、
お客さんの中から声がかかり、

『ドライバーさんとガイドさんに
感謝の気持ちを』と、

誰かが被っていた帽子を逆さにして、
その中にそれぞれお金を入れながら、
席から席へと、
帽子が回る、ということがありました。
つまりチップ、ですね。
当時は心付け、などとも言われました。
北海道は広いですから、
観光地の案内だけではもたないので😅
時にはクイズ大会をして大笑いしたり、
時には涙するような歴史をご紹介したり、
数日間でも一緒に旅をしていると
連帯感や楽しさが生まれます。
旅行会社が募った、
それぞれ初めて会った人たちが
集まった団体さんですから、
この旅が終わったら、
もう二度と会うことがないかもしれない、と、
別れ難く、思い出も多く、
観光バスという密室で繋がった
不思議なご縁を感じて
この旅の感謝を、と、
お客さんが率先して回してくださるのです。
この、帽子が回る、という現象は、
観光案内に対する一定の評価をいただいた、と受け止め
本当にありがたく、感謝の気持ちでいっぱいになるのでした。

バスの走行中に、
席から席へと回っていた帽子は、最終的に
添乗員さんやガイドの私のところへ到着します。
その帽子の中には、
硬貨やお札が、ふぁさぁ〜っと入っていました。
当時のバスの乗客は、50人ほど。
今ではもうないことかもしれませんが、
こんなことが、その昔は本当にあったのです。
それも割と頻繁に!
この時のチップは、
言うなれば、現ナマです😆
封筒に入れて渡してくださるお客さんも
中にはいらっしゃいました。
(封筒を準備されて乗車しているのです。
昔はそんな方がいらしたのです。)
あの頃のお客さんたちは、
今どのようにお過ごしなのかな、と
たまに思い出すことがあります。

チップ、というのは、
強制的でなく、
相手の気持ちから生まれるものだけに、
いただいたら計り知れなく嬉しいものです。
私はそれを知っています。
そして渡す方も、これまた嬉しい。
ウーバーさんに、タクシーのドライバーさんに、
旅館の仲居さんに、これまで渡した経験もあります。
ほんとに気持ちだけ、ですけれど。😅
それは感謝であり、応援だったりもします。
現金でも、ポチッと、でも、
相手に伝わる良い気持ちの表れ、だと思うのです。



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十和言(とわ いえ)
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