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新刊『安諸定男の作庭記』(石文社)

 この度、庭師・安諸定男氏の作庭記録と安諸親方へのインタビューを収録した作庭写真集を石文社より出版しました。

 私が安諸親方と初めて出会ったのは、2017年に島根県安来市で開催された日本庭園協会島根鳥取支部が主催した安諸定男親方「水琴窟・瓦土塀」講習会でした。友人の庭師に作庭風景の記録を頼まれたのです。

 その後、安諸親方からこれまで作庭した庭の撮影依頼を受け、ここ5年あまり島根、東京、神奈川、広島などで撮影を続けてきました。今回、ご縁ある石文社より出版の話をいいただき、安諸親方の作庭記に関わることができましたことを光栄に思っています。

 この本は、作庭写真、安諸親方のインタビュー、作庭風景、親方のスナップ写真、作庭年表などを盛り込んだ英訳付きの作りとなっています。若い庭師はもとより、国内外で日本庭園に関心を持つ多くの方々にご覧いただけますことを願っています。  

 日本庭園には、磐座・石神に通じる世界観があり、日本人にとって大切な石の聖地であると実感しています。    

 この機会に、安諸親方の世界に触れていただければと願っています。 

安諸定男+須田郡司 著                                          『日本庭園は夢と心 安諸定男の作庭記』(石文社)                                                  2022年3月31日刊行 定価5,500円(税込)                            B5判・並製 260頁 英訳付き

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                                       帯文:中村ヒロキ(「visvim 」クリエイティブデイレクター)                             寄稿文:豊藏均(隔月刊『庭』前編集長)                            岡和生(日本庭園協会島根県支部前支部長)                            浜本規子(はまもとガーデンデザイン)                                ブックデザイナー:石川陽春                                      写真:須田郡司 

安諸定男氏のプロフィール
1940年 東京都町田市生まれ。 日本庭園の研究者として知られる 丹羽鼎三(にわ・ていぞう)教授へ15歳から師事。 日本の庭を構成するさまざまな手法・技法・技能・ 技巧を継承した最後の庭師といわれている。 これまで培ったすべてを未来へ繋げようと今、 若者たちへの継承の道を拓している。海外での作庭も 多く、フランス エックスレヴァン市の名誉市民の 称号を持つ。
<代表作> 湯島天神(文京区) 箱根・翠松園(箱根町) 本田宗一郎邸(新宿区) 藤井総四郎邸(横浜市) 妙定院(港区)宜しければ、ぜひご購入ください。      


ご注文頂けるようでしたら、一冊あたり送料200円で発送致します。        お申し込みは、下記フォームメラーよりお願い致します。
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須田郡司プロフィール
群馬生まれ、出雲市在住。巨石ハンター・巨石写真家・石の語りべ。国内や世界50カ国以上を訪ね、聖なる石を撮影。日本石巡礼(2003〜2006)、世界石巡礼(2009〜2010)を行う。「石の語りべ」として全国を巡り、その魅力を伝える活動をつづける。「石の聖地」研究、巨石マップ制作、巨石ツアーのコーディネートを行っている。


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