世界石巡礼ブログ ポルトガル
🔴2009/09/04
ポルトガル、エヴォラ・巨石三点セットの迫力
8月31日
スイスからポルトガルのリスボンへ飛ぶ。物価高のスイスからポルトガルに来ると、かなり物価 も安く旅人には助かる。ラテン系のポルトガル人は、どこかいいかげん(良い加減)で面白い。 リスボンから東へバスで一時間半、かつてポルトガルの王宮があった街エヴォラに到着する。 我々は石畳の町を歩きシティーセンターにある観光案内所へ向かった。エヴォラの巨石情報を尋ねると、15㎞くらい離れた郊外にあるという。その上、バスなどの公共機関では行くことが出来なかった。レンタカー、レンタルバイクなどを調べ何軒か連絡するが、空車は無かった。仕方なく、片道だけタクシーで行くことにする。 案内所でもらった巨石パンフレットによれば、エヴォラには三つの代表的な石の遺跡があった。それらの遺跡は先史時代(紀元前4000~3500年)に造られたものだという。 我々を乗せたタクシーは15分あまりで、アルメンドレスのクロムレック(環状列石)へ運んでくれた。 駐車場には数台の車が停まっていて、クロムレックイの周りを10人くらいの人々が見学している。人々は興味深そうに石の周りを散策したり、石の上に乗ったりしていた。
クロムレックは、周りを木々に囲まれ見晴らしの良い丘に立っていた。石の高さ1~2mくらいあり、それぞれが個性的な形をしている。直径56mもの環状と内部に95個の石が立ち並んでいた。かつては100個あっいたという。ある石には、丸い模様が彫られていて宗教的な意味合いを暗示させる。楕円状に並べられた石は、どのような目的で造られたのだろう。
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