Teenage Solution雑感
下書きのまま保存していた記事があった。
北川莉央さん推しの私としては、当時の期待を込めての記事だったが、今こそ、彼女がモーニング娘。の一員として活動継続するという決断をした覚悟と今後の益々の活躍に期待して公開しようと思う。
(以下、3年前に書いた記事となります。)
佐藤優樹というモーニング娘。の現メンバー中、最高の人気を誇る象徴的な存在が卒業することになり、在籍中、最後のトリプルA面シングル発売となる作品の一発目の公開がこの曲だった。
全員が青を基調とした衣装に身を包み、これまでになかったほどに、15期がフィーチャーされている。
要所のサビを任される佐藤優樹は、さすがの貫禄。
独特の声、リズムの気持ち良さ、表情管理の素晴らしさなど、唯一無二の存在感を放っている。
15期については、歌で存在感を放っているのは山﨑愛生。
「したい。」と呟く岡村ほまれ、「語りたい。」と、呟く北川莉央が良いアクセントになっているが、やはり、北川莉央の隠しきれない「やってやる!」というギラギラとした野心がここでも見られてゾクゾクする。
この人は、どこまで行ってしまうのか。
加入して2年。
「2年目は勝負の年。15期メンバーの中でも格差が出てきちゃう。」と語っていた北川莉央は、その剥き出しの野心を隠そうともせず、貪欲に先輩たちから学べるものを着実に身に付けてきた。
研修生というアドバンテージのある山﨑愛生に注目が集まる裏で、ここ一番での表情の見せ方やダンスのキレなど、努力を怠らなかった成果が溢れ出ている。
突発性難聴で戦線離脱していた時期のある岡村ほまれだが、同期の2人に出遅れてしまった感があるとは言え、ここに来て、彼女の持ち味である「可愛らしさ」が、前面に出てきているのは良い傾向だ。
野中美希が、ソロフェス2でMVPを獲得したご褒美特番で見せたプロデュース能力の高さもあり、特定のメンバーだけではなく、各メンバーにスポットライトが当たり始めている現状は、道重さゆみが理想としたモーニング娘。像が、佐藤優樹の卒業というターニングポイントを迎え、ふくむらみず期の最終形態として、一つの完成形を迎えようとしているようにも思える。