猫背が原因?アゴが上がった写真うつり防止!顎を引く癖をつける方法 寝ても覚めてもボイトレ思考ー第28夜ー
アゴが…!話している時に上を向く癖、どうにかなる?
「講座中の写真を見ると、すごくアゴが上がってるんです。」 講師業の方に特に多いお悩みです。今日はそんなアゴが上がる・アゴが前に出るクセと、おまけに○○背もスッキリ解消するコツをお教えします! そもそも、どうして顎が上がってしまうのでしょう?
声を遠くに飛ばそうとして上を向いてしまう
会場の大きさにもよりますが、声を届けたい…!という思いが顎の上りに出てしまうことがあります。なんとなく上を向くと、向こうの方まで声が届くような気がするんですよね。 これは実はものすごく逆効果。 顎をあげて話すと、声が届くどころか、喉を傷める原因にもなってしまいます! 以前のブログ 会議で声が出ないことにお悩みの新人社員のためのノウハウ 寝ても覚めてもボイトレ思考ー第23夜ー でお伝えした「マイクの持ち方」。 顎を上げて上を向いてしまうと、このマイクの位置までとんでもない状態になります。マイクを持たない講座・セミナーであったとしても、マイクを持っているつもりで顎や顔の位置の調整が必要です。
猫背だから下を向いていると思っていました
猫背の自覚があるかたは、全体に肩が丸くなってしまっているので、下を向きがち。だから上を向いていました!という方が多いんです。 ところが!この画像をご覧いただくと
左側の猫背の方。 この状態で少しでも上を見ると、顎が突き出てしまうのが分かりますか? そう「猫背だから下を向いている」のではなく「猫背だから顎を出して上を向いてしまっている」んです。
例えばこの状況。 横に人が来て「〇〇さん」と呼ばれた場合、顔を上げる(上を向く)際は顎から…となってしまいますよね。
顎だし姿勢は首のシワを増やす原因
講師たるもの、見た目も大事。 いつでもスッキリとした姿で受講者の前に立ちたいところです。 ところが、この顎を上げる癖が続くと首の皮膚が伸び、シワが増える原因になります。 一度伸びた皮膚はほぼ戻りません。よく、ダイエットをした結果、お腹の皮膚だけがたくさん余ったという話を聞きます。運動を一緒にすればお腹のたるみは最小限に…!という記事もありますが、首の運動はなかなか大変。 まずは、猫背を治し首が上がる癖を治すことがとても大事なんです!
あなたの猫背はどこから?猫背度合いを確認してみる
猫背って全部一緒でしょ?いえいえ、人の体型や動きのクセ、筋肉の付き方によって少しずつ違います。 まずは、どのくらいの猫背か自覚してみましょう。 その方法は… 壁にピッタリと背中を付けて立つ(両手の平も壁につけましょう)
題して忍者チェック。 この時、お尻だけが出ていないか気を付けて、両肩をしっかりと壁につけるのがコツです。 いかがですか? この状態だと、上を向くと頭のてっぺんを壁につけなくてはいけなくなります。ということは、必然的に顔はまっすぐ向いていますね。 このピッタリ背中がついた状態で。(腰のあたりが浮く方もいるかもしれませんが、無理に背中を曲げなくて構いません) あなたは今どこがツライですか?
ふくらはぎがめっちゃ痛い!
腰がかなり…!
背中が張ってキツイ…!
太ももの前がつりそう…!
そこです! そこが、普段力が入っていないところなんです。
姿勢(猫背)を治し、顎を引く方法
さきほどの忍者(壁ピッタリ)姿勢。講座で実際にしていただくと汗だくになる方もいらっしゃいます。 いかに、まっすぐ立つというのが大変か分かりますよね。 人間は重力に逆らって立っています。なので、無意識に楽な姿勢(重力に流される姿勢)を取ろうとしてしまうんです。 24時間美しい姿勢!というのは物理的に無理。ですから気が付いたときに先ほどのチェックで痛かった、辛かった場所を意識して姿勢を正してみましょう。 その時に… 意識するのは肩の位置 肩が丸くなっていないか鏡で確認しましょう。 どうしても、肩をまっすぐできない!もしくは変に反ってしまう! そんな場合はこちら!題してかかしポーズ。
このように、手を真横に広げてみてください。真横ですよ、真横。前や後ろにならず、1本の棒のようにまっすぐ真横に腕を伸ばす。 そのままゆっくり腕をおろせば、肩の位置が整います。
正しい姿勢だと呼吸がしやすい=声が届く
セミナー中、正しい姿勢を保つことが出来れば、それだけ呼吸がしやすくなります。 呼吸がしやすいと喉の負担が減り、2時間話した後に喉が痛い・声が枯れる・声がかすれるといったことが起こりにくくなります。