言語聴覚士としてのキャリアパス〜仕事の魅力とやりがい〜
皆さんこんにちは!こえとかおのトレーニングモイこえのおぜきです。
今日は言語聴覚士という職業の魅力と、そのやりがいについてお話ししたいと思います。
言語聴覚士は、言葉やコミュニケーションに問題を抱える人々の生活を支援する専門職です。
この仕事に就いた理由や、日々感じるやりがいについて、私自身の経験を交えながらご紹介します。
言語聴覚士の仕事は、言語や発音、飲み込みに問題を抱える患者さんをサポートすることです。
具体的には、以下のような業務があります。
1.言語訓練
脳血管障害によって、読む書く聞く話すといったコミュニケーションが難しくなった方に単語や文法、語彙の訓練を通じて、患者さんの言語能力を向上を行います。
2.発音矯正
生まれつき、もしくは病気により滑舌が上手く行えない方に、話しやすくかつ聞き取りやすい発音を習得するためのトレーニングを行います。
3.嚥下訓練
加齢や病気によって飲み込みの機能が低下した方に対し、訓練や環境調整を行います。
『言語聴覚士を選んだ理由』
私は幼い頃は、人見知りでいつも姉の後ろに隠れつつも、なにか面白いことがあれば前に出てやりたいという気持ちだけはありました。が、出来ずにいました。
また、人見知りに加えて、父の仕事の都合で転校することが多く、なかなか友達を作ることが苦手でした。
そういう中で、自身も中学生の頃、病気で半年ほど入院し、医療に触れる機会を得たこと、そして様々な病気によって、言葉やコミュニケーションに問題を抱える人々がどれほど困難な状況に置かれているかを知りました。
その際に、様々な職種を調べた中で、自分の体調面ややりたいことを考えていたときに言語聴覚士を見つけました。
この仕事を通じて、多くの人々の生活を前向きにできるのではと感じたため、言語聴覚士の道を選びました。
『実際のやりがいや達成感を感じる瞬間』
この仕事のやりがいを感じる瞬間はたくさんありますが、特に印象に残っているのは以下のようなエピソードです。
1.患者さんの回復
初めてお会いしたときは体調も不安定で、会話もままならなかった方が、徐リハビリを通じて言葉が徐々にスムーズに話せるようになっていく姿を見た時は家族のように嬉しく、何よりもやりがいを感じる瞬間です。
2.家族の笑顔
コロナ前では、よく入院患者様のご家族がリハビリを見学して下さることが多くありました。
その際に、患者さんが初めはミキサー食のみ食べることが出来ていたところから、段々と形のわかる食べ物を食べられるようになったこと、そしてご自身の好きな物を再び食べられるようになったときの家族の驚きと笑顔。
これを見るたびに、自分の仕事がどれほど大きな影響を与えているかを実感します。
3.自信の回復
発音や言葉の問題が改善されることで、患者さんが自信を取り戻し、自分らしく生き生きと過ごされる姿や、家族や社会に積極的に参加する姿を見ることができるのは非常に感動的です。
言語聴覚士として働く中で、たくさんのやりがいを感じる瞬間があります。
この仕事を通じて、言葉やコミュニケーションに問題を抱える人々の生活を支援することができるのは、本当に素晴らしい経験です。
次回は、新人時代に直面した困難や壁についてお話ししたいと思います。
お楽しみに!
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