キャリアの中間地点での選択肢
皆さんこんにちは!
こえとかおのトレーニングモイこえのおぜきです。
今回は中堅言語聴覚士になるにあたって私が経験したことをお話しますね。
言語聴覚士としてのキャリアの中間地点に立つと、これまで見えなかった新たな選択肢や挑戦が待っています。
私自身、大学病院に非常勤職員として勤務していたところから療養型病院に移ったST3年目の頃が、その一例です。
この時期の経験が、私のキャリアに大きな影響を与えました。
ST3年目の頃、私は大学病院で非常勤職員としてはたらいていました。そこでは常に最新の治療や稀有な疾患の方と出会い、また覚醒下手術での言語評価といったなかなか経験のできないことをさせていただきました。
その中、大学病院での常勤職員の試験に挑戦しましたが、残念ながら結果は不合格でした。
しかし、その挫折が新たな扉を開くきっかけとなりました。実習時代のスーパーバイザーから声をかけてもらい、療養型病院への転職を考え始めました。
その病院は、摂食・嚥下リハビリテーションに力を入れており、私自身もその分野に興味があったため、移ることを決心しました。
療養型病院では、それまで知っていたと思っていた摂食・嚥下リハビリテーションの専門的な知識と技術が全く足りなく、勉強し深めて行かなければならないことが多くありました。
毎日新しい症例に触れ、実践的なスキルを磨くことができたのは、この環境があったからこそです。この時期の経験が、私の専門性を高め、後のキャリアにおいて大いに役立ちました。
中堅言語聴覚士としての役割は、ますます重要になります。
専門的知識の他に、病棟とのやり取りやリハチームのお手本になるよう仕事に励みつつ、責任を持ち、後輩の指導や教育もおこないました。
もし、皆さんの中でキャリアパスの分岐点に立ったとき、転職や独立といった選択肢も考えることになるでしょう。
以下に、キャリアの中間地点で考慮すべきポイントをいくつか挙げますね。
1. 専門性の深化:特定の分野での専門知識を深めることで、他のSTとの差別化を図ることができます。
2. 後輩の指導:後輩の育成を通じて、自分自身のスキルや知識を再確認し、さらに発展させる機会となります。
3. キャリアチェンジ:新しい環境や役割に挑戦することで、自分の可能性を広げることができます。
4. リーダーシップ:チームのマネジメントやプロジェクトのリーダーとしての経験を積むことで、次のステップへの準備が整います。
正直言いますと、私はなかなか上に立つこと教えることは苦手で、リーダーシップは10年越えてやっと自分にもできるのかも、なにか役に立つことが出来るのではと思い始めました。
最後に
キャリアの中間地点での選択は、自分の将来を大きく左右します。自分の興味や強みを見極め、次のステップに向けて計画を立てることが大切です。
私の経験が、皆さんのキャリアパスの参考になれば幸いです。
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