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新人言語聴覚士のスタートダッシュ

こんにちは!こえとかおのトレーニングモイこえのおぜきです。

今日は私の15年ほど前の新人言語聴覚士として過ごした1年についてお話しします。

新人時代には多くの期待と不安を抱えていましたが、実際には多くの困難に直面しました。

そんな一年を振り返りながら、皆さんに私の経験から学んだことを共有したいと思います。


新人としてのスタートは、希望と期待に満ちていました。

就職活動がなかなか上手くいかなかった私は、国家資格を取得後、5月になってやっと就職が決まりほっとした所でした。

実家から離れ、誰も知らないところでの生活。
就職したのは通所リハビリテーション。

言語聴覚士として、利用者様の生活の質を向上させるために全力を尽くすことを夢見ていました。

しかし、現実は想像以上に厳しいものでした。

というのも、通所リハでの勤務は朝早くから送迎補助として動き、機能訓練士として業務を行ったあと、送迎にもいき掃除まで行っていました。
気づけば夜遅くまで続き、身体的にも精神的にも大きな負担がかかりました。

特に、言語聴覚士の業務だけでなく、入浴介助や移乗、移動といった多岐にわたる仕事をこなすことが求められました。

最初は戸惑いや不安がありました。何も知らない私が教えていただいているとはいえ、新人がやっていいのかなど思ったこともありました。

しかし、これらの経験は今の私にとっては価値のあるものでした。

入浴介助では患者さんとの距離が近くなり、コミュニケーションの重要性を学びましたし、移乗や移動の業務を通じて、チームワークの大切さを実感しました。

利用者様一人ひとりに寄り添い、信頼関係を築くことで、言語聴覚士としての役割の重要性を再認識することができました。

言語聴覚士としては、基礎的なことかもしれませんが、初めはどうやってフリートークをしたら良いかも困りました。それまで自身の親よりも年上の方と話す機会が少なく、話題を提供したら良いか分からなかったためです。

また、初めての移乗介助で患者さんをうまくサポートできず、不安を抱えさせてしまうといった失敗があります。
この時は先輩や同僚に助けを求め、アドバイスを受けながら改善していきました。

この他、長時間勤務による疲労感やストレスも大きな課題でした。

そんな時には、自己管理やストレス解消の方法を工夫しました。

例えば、休みの日にはひとり遠出をすることや休憩時間にストレッチするといったリフレッシュするように心がけました。


新人としてスタートしている皆さんに向けて、いくつかのアドバイスをお伝えします。

①困った時は遠慮せずに助けを求めることが大切です。

言いづらいこともあるかもしれませんが、今聞いておくと後々楽になりますし、先輩や同僚は気兼ねなくサポートしてくれる存在です。

②自己成長のために新しいことに挑戦する姿勢を持つことが重要です。

リスク管理は勿論しつつ、それでも失敗を恐れず、常に学び続けることが成長への道です。

③利用者様、患者様への思いやりと丁寧な対応を忘れないことが挙げられます。

信頼関係を築くことで、時には親戚や親子のように人生の進むべき道を教えてくださったりします。

一年間を振り返ってみると、多くの困難がありましたが、それ以上に成長を感じることができました。

新人言語聴覚士の皆さんも、最初の一年を乗り越えて、自分自身の成長を実感できるよう頑張ってください!

応援しています!

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