屋久島の自然2 環境と植物
縄文杉トレッキングの間、ガイドさんから屋久島の自然について沢山のことを教わった。
その時初めて屋久杉が他の杉と比べ樹齢が長い理由がわかった。
屋久島はマグマだまりが隆起してできた島のため、他の土地と比べ土が非常に少なく、植物の成長速度は遅くなる。その結果樹齢が長い屋久杉が育ったらしい。
「土がない」という植物にとって一見不利な状況が、却って有利に働いたいうことだ。なんだか人生みたいで励みになるなと思った。
屋久杉の他にヤマグルマという木も印象に残った。この木は他の木に絡みついて養分を吸い取り、もとの木を絞め殺してしまう。
屋久島では怖い奥さんのことを冗談でヤマグルマというらしい。こんな人が近くいたらたまったもんじゃない。
他にもヤクシカに食べられないように植物たちが毒性を強くしたり、虫に受粉を伝ってもらえるようにきれいな飾り花をつけたり、植物たちは生きるために色々な工夫を凝らしていることを教えてもらった。
山を歩きながら、自然の中の摂理や植物たちの生き様から多くのことを学んだトレッキングだった。
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