iOSのアクセシビリティ機能「音声コントロール」 - iOS 15.4から日本語でも操作できていたんですね!
iOSアクセシビリティ機能の一つである音声コントロール、
iOS 13で加わった機能です。
タッチパネルに触れなくても、音声コマンド、声で指示することで、
iOSデバイスを操作する機能です。
長らく日本語には対応していませんでした。
システム言語が日本語であっても、
たとえば英語などの対応言語でコマンドを伝えることで操作はできていました。
てっきり日本語に対応するのはテキスト認識と同じくiOS 16からなのかと思い込んでいました。
実は2022年3月にリリースされたiOS 15.4で日本語対応していたのですね。
まったく気づいていませんでした。
何をいまさらと言われそうですが…
私はSiriをあまり当てにしていないので「Hey Siri」機能はオフにしたままですが、
iOS 13で登場した音声コントロールには興味がありました。
画面に触れなくてもスワイプやタップができるので、
手の不自由な人でも操作できてしまうこの機能は未来的だなぁと感じていました。
最近では視線入力も注目されているでしょうが、
視覚と上肢に障害のある人にとっては
音声コントロールができるというのは大いに意義があります。
音声コマンドはVoiceOver環境でも認識されます。
用意されている音声コマンドの一覧を確認するには、
設定アプリを開いて、アクセシビリティ、音声コントロール、コマンドをカスタマイ
ズの中です。
「アクセシビリティ」のカテゴリ内ではVoiceOver関連のコマンドも並んでいます。
たとえば1本指ダブルタップの音声コマンドはは、
「VoiceOverで有効にする」です。
一般的な音声コマンドとしては、
「コントロールセンターを開く」など。
気を着けておくこととしては、
テキストフィールドを開いて文字入力できる場面です。
マイクで聞き取った音声のすべてが文字に変換されてしまいます。
日本語に対応していなかったころは、日本語を聞き取って、それをむりやり英語に変換していました。
意図せずに音声コントロールをオンにしてしまったユーザはけっこういたのかもしれません。
「何も文字入力していないのに変な文字がどんどん入り込んでしまう」
そんなミステリー減少に遭遇した人の話を何度か聞いたことがあります。
テキスト編集状態では、
「コマンドモード」と指示すれば文字入力は停止して、音声コマンドだけを受け付けるモードに切り替わります。
「音声入力モード」と指示すれば、文字入力するモードに切り替わります。
カスタムコマンドの作成もできるので、使い方次第ではかなり便利になることでしょう
ハンズフリー、ごろ寝しながら操作したい人にとっても都合のよい機能です。
いちいち音声コマンドを覚える必要があり、それを口にするのが手間でなければですけども。
ところで、こちらもまったく知らなかったのですが、
Mac OSでも音声コントロールを利用できるのですね。
そして、カスタムコマンドはエクスポートとインポートに対応しているようです。
Macで音声コントロールのカスタムコマンドを作成する/読み込む/書き出す - Apple
サポート (日本)
https://support.apple.com/ja-jp/guide/mac-help/mchl0b5965e5/mac
iPad・iPhone設定【手を使わずに声でページめくり】電子書籍閲覧時に - 大福日記
https://daifuku-diary.com/ipad%E3%83%BBiphone-page-turning/