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ワークショップの闇~声優・ナレーター募集~

 この壺を20万で買えば幸せになると言う言葉は信じないのに、必ず食える〇〇な方法!は信じてしまう。

 物事を教えるとき、こんなことを言っている人はいないと思いますが、たまーに聞いてしまうんですよね。似たようなセリフを。

 『ここ以外の教えは聞かなくていいよ』

 習いたての人ほど、最初の言葉を信じ“そうなんだ!”となってしまいます。今まで勉強してこなかった分、全部新鮮に聞こえますからね。

 ナレーションに限ってですが、たまに教えてさせていただくこともあります。でも僕は、ある程度基礎的な部分をお伝えしたら、いろんな人のところへ学びにいってくださいと言います

 1人1人にお時間をいただいてお伝えするのは難しいので、今回は「声のお仕事に役だった、演劇・読みの技術以外の本」をご紹介します!

・成長のためにやったこと

・noteメンバーシップ“声と喋り研究所”


【個人ワークショップへ誘ってくる心理】

 普通だったら、自分のもとで教えます!来てください!と勧誘(?)するかもしれませんが、僕はしたくないんですよね。過去、フリーで声のお仕事をやっていますという方から

 「ワークショップやってるんですけど来ませんか?」

 と、声をかけられたことがあります。この文言だけ聞くと、その声をかけてきた人が先生をやっているもんだと思いますよね。そうやって質問したら

 「いやいや(笑)僕が受けているんですよ。〇〇さんのワークショップで〜」

 もちろん行きませんでした。全部が全部そうじゃないですが、そのワークショップに生徒を呼べば(生徒が生徒を呼んだから)一人当たり〇円紹介料をお支払いするみたいなシステムだったそうです。

 『〇人呼べば、ワークショップの元とれるんですよ!』

 と、言われましたが何を目的にワークショップに通うんでしょうか?

 物事をやるのに基本はあります。それは誰かに教えてもらわないといけません。できているかできていないか自己判断ができないならば、確認してもらう必要があるからです。それが分かれば、あとは反復の自己練習あるのみ。

 お仕事の擬似体験(実際僕が担当させていただいた原稿を使ってのレッスン)をして頂いたら、あとはお仕事をやっていくやり方を説明して、援護に回ります。僕ができることはそれだけです。

 ここにい続けてもらっても、お仕事が生まれるわけではないですし、ワークショップやレッスン=安心できる時間と捉えられてしまっては困るからです。勉強はずっとやり続けることであって、今一時的に頑張ったからって“勉強した!”とおわるものではないんです。

 では、どんなものが勉強になっているのか?まず欠かせないのは、本です。結果論ですが、お仕事の役に立った3冊の本があります。読書をし始めた頃に読んで、今でもめちゃくちゃ役に立っている本をご紹介します!


【1.プロの姿勢になれた本】


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正直に言います。話を上手くするため、映画を見たり本を読んだりのお金に当てます。直近、島に暫く住む予定なのでそちらの生活費に。