ナレーターになるのにお金はどのくらいかかる?
フリーランスでナレーションを中心に声優、ナレーターをしております有野優樹(ありのひろき)です!
僕がいうのもなんですが、フリーで声優・ナレーターをやられる方が増えたような気がしています。
事務所に長年所属してフリーになる人、養成所や学校を卒業してどこにも所属が決まらなかったフリーになるしかなかった人、子役からやっていて業界の人と繋がりがあるからフリーでもやっていける人、フリーランスと言ってもさまざま。
今回は「フリーランスで(とまで言わなくても)ナレーションの勉強をするにはどこへ行ったらいいの?どのくらいお金はかかるものなの?」を専門学校、養成所、ワークショップに通ってきた体験談を含めながらお話ししていきます!
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【組織の規模によって違う】
と言ってしまうと、元も子もないんですが専門学校・養成所・個人のワークショップとそれぞれの規模の大きさで費用は大きく変わります。
まずは専門学校。大学ほどではないですが、まぁ学校なのでそれなりにかかりますよね。だいたい200〜300万くらいの間。養成所は入所オーディションの時の結果によって費用が変わってきます。特待生なら入所金、レッスン費無料など待遇は様々。個人のワークショップは本当にそれぞれですね。
高いと思えば通わない方がいいですし、いくら払ってもいいからこの人に習いたい!という気持ちがあれば通った方がいいです。
個人ワークショップを選ぶとき、注意しなければならないのは「安いからなんとなくここに通おう」という基準で選んでしまうこと。
ワークショップは安心材料ではありません。心を落ち着かせるために通うのではなく、“上手くなるための手段”として通うんです。僕も教えさせて頂くことはありますが、通い続けて頂くことを目的にしていません。(組織からしたら通い続けてほしいんでしょうけど)
個人ワークショップに通う場合は「ここで何を学びたくて、どうなりたいか?」を明確にしましょう。しつこいくらいに言っていますが「なんでもやります!」はダメです。
声優ではアニメ、吹き替え、ゲーム、ナレーションではバラエティ、CM(落ち着いた雰囲気、ハリのある読みなどの読み)などの方向性を決めて学んでいく。そうしないとレッスン費用のカモにされて終わってしまいますから。
【お金をかけたらからなれるわけではない】
ナレーションは極論、読めれば誰でもできてしまいます。滑舌のトレーニングをしていなくても元から滑舌が良い人もいますし、良いわけではなくとも聞き取る分に問題がなければとりあえずOK。
‥と、思いながら勉強している人がいるんじゃないのかなーって感じているんですよね。やっていることは確かに“読んでいるだけ”です。
それは“やっていることを知らないから”そう見えているだけなんです。料理人に「野菜を切ってるだけじゃん」とか作家さんに「文字書いてるだけじゃん」とかサッカー選手に「球蹴ってるだけじゃん」とは言いませんよね。
おそらくそれは“練習しないとできないこと”だと思っているから。料理の練習をしなくとも、文字を書く練習をしなくとも、敵を抜いてサッカーボールをゴールに入れる練習をしなくとも生きていけます。練習もする必要もない。
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正直に言います。話を上手くするため、映画を見たり本を読んだりのお金に当てます。直近、島に暫く住む予定なのでそちらの生活費に。