いってらっしゃい と お帰り

授業中のお話

先生！トイレ

私はトイレではありません…。
文は最後まで言ってください⤴

あ！すみません。
先生、トイレに行ってもいいですか。

はい、どうぞ。いってらっしゃい。

気温が下がってくるとこのやり取りが増える。

休み時間に行っておいてほしいものだけれども、彼らはお構いなし。
眠気を覚ましにトイレに行く人も…。

先生、教科書忘れました。

はい、じゃあコピーしてきてください。

何ページですか。

○ページと○ページです。いってらっしゃい。

1週間に1回しか使わない教科書の担当曜日だと、この会話をすることも多い。

失礼します。戻りました。（←「戻りました」は言わない人も）

はい。お帰りなさ～い。
今、○ページをやっていますよー。

先生、それ、なんて言っていますか？

ん？
あぁ。
お帰りなさい のことね。

「いってらっしゃい」 と「おかえりなさい」
板書しながら、説明
「ただいま」 の説明をする時間がなかった
今度機会があったらしよう

語彙の時間も文法の時間も一切メモを取っていなかった学生が、熱心にメモをしている。そっか。知りたいのは、こっちだったのね。ふー。まぁ。いいか。（本当はよくないけど）一つでも持ち帰るものがあるなら、それで。

「お帰りなさい」は、あったかい言葉だね。
家でも、会社でも、バイト先でも使える。出て行った人が無事に戻ってきたら、「お帰りなさい」だ。待っていてくれる人がいるのは、嬉しいよね。

日本語の授業のはなし

最後まで読んでくださってありがとうございます
また次のnoteでお会いしましょう！

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